002 ギリヤーク2012新宿公演 [Oct 8, 2012]

釧路公演を見て、個人的に注目度が赤丸急上昇中のギリヤーク尼ヶ崎。秋は恒例となっている(模様の)新宿公演。体育の日の午後、西口・三井ビルまで出かけてみた。

ファンサイトには2時半からと書いてあったのだが、2時過ぎに到着してみるとすでにギリヤークは着替え中であった。この人の場合は踊り始めるまでがすでにパフォーマンスなので、見逃す訳にはいかない。釧路よりも人が多いのは、さすが新宿新都心。前の方のビニールシートが敷いてある所は満席。いす席も前の方は埋まっている。すでに200人近い観客である。

「大道芸人・青空舞踊公演・公演時間15分」の立て看板も、「贈・近藤正臣”じょんがら一代”」の幟も釧路と同じ。着替えから化粧に続く動きも全く同じである。唯一、着替えを入れる袋がトランクからサンタクロースの袋になっていた。旅先と自宅近くの違いだろうか。ちなみに演目は、「じょんがら一代」「よされ節」「念仏じょんがら」で、これも同様であった。

釧路よりも随分と空間が広いので、小さい声だとなかなか通らない。おなじみのカセットデッキも自力ではボリュームが不十分なのか、これまた廃品級のメガホンみたいなスピーカーを接続していた。まあ2度目なので、雰囲気で何を言っているか分かるのはおもしろい。

さて、今回楽しみだったのは、常連の方々がどのような掛け声をかけ、投げ銭を投げるかということであった。思ったより掛け声はかからなかったが(次回は私でもできそうだ)、投げ銭のタイミングと投げ方は参考になった。七色のキャンデー包装紙のようなおひねりを投げている人がいて、なるほど見栄えがして面白い。

ギリヤーク氏は相変わらずお元気で、釧路で見た時より足のむくみは取れていたが(疲れていたんだろうか?)、手首からひじにかけて黒くなっているのが気になった。練習中に転ぶか打つかしたんだろうか。

”念仏じょんがら”では、55広場へ入ってくるらせん階段を駅から続く歩道まで激走、数珠を振り回してやんやの喝采を浴びた。観客のほとんどが何度も見ているようで、拍手のタイミングもばっちりである。本人いわく「上まで行けるとは思わなかったけど、みなさんの声で元気が出た。」そうである。

北海道では10人くらいしかお客さんがいない時があって、しかも雨が降ってきて3人になった。でも、一生懸命踊って心が通じたのはうれしかった。」「体は椎間板ヘルニアだし半月板ないしペースメーカー入ってるし、手が震えるんで”白鳥の湖”や”うかれおわら”が踊れない。でも、どうやると大丈夫か分かってきたんで、来年はまたがんばるよ。」とのことです。

ギリヤーク尼ヶ崎、見ようと思ったら現地で現物を見るしかない。齢八十を越えており、見れるうちに見るのが正解だろう。客の中からも、「大滝秀治が・・・」なんて声も出てたことだし。


新宿三井ビル前55ひろば。都庁はじめ高層ビル群に囲まれたこの場所で、ギリヤーク新宿公演が行われました。


よされ節で盛り上がる場内。一段上はレストランの客席。次回はあそこが特等席だなあ。


花束をもらって喜ぶギリヤーク。この日もバケツの水をかぶってずぶ濡れ。風邪ひかないように、早く着替えてください。

[Oct 9, 2012]