016 日向和田から日の出山 [Mar 17, 2013]


この図表はカシミール3Dにより作成しています。

さて、ようやく山も雪が解けてきたようで、そろそろ始動の季節である。久しぶりの足慣らしも兼ねて、奥さんを連れて日の出山に行くことにした。

今回のコースは、青梅線の日向和田をスタートして三室山経由で日の出山に登り、つるつる温泉に下りるコースである。標高差は約700m、このくらいの高さでも千葉の山だと2つ分である。つるつる温泉には前も御岳山から下っている。広くて気持ちのいい温泉である。

日向和田の駅で下りる人は結構多く、駅にはJRの人や観光協会の人が看板を立てたり、いろいろ忙しそうにしている。ちょうど梅が見ごろで、かなりの人出が予想されているようだ。普段この駅には止まらない青梅ライナーも、この日は臨時停車するらしい。下の写真にみられるように、まさに紅梅・白梅が満開となっている。

神代橋で多摩川を渡ると、吉野梅郷である。通りには出店がたくさん出ていて狭いし、町内放送は大音量で大変さわがしい。逃げるように細い通りへ、人通りの少ない方に進む。普通の家も庭が広く、ほとんどの家に梅が植わっていてきれいに咲いている。30分ほど歩いて登山口に着く。人通りの多かった「梅の公園」方面にも登山口があり、途中で合流する。

舗装道路から登山道に入ると、道は急になるのだが下が柔らかくて歩きやすい。奥多摩はどこもそうだが、整備されていて道標も多くほとんど迷いようがない。30分ちょっと登ると、金毘羅神社の鳥居のところに出る。ここでダウンジャケットを脱いで長袖シャツ姿になる。奥さんはちょっと遅れ気味だが、この先の急坂では逆に私が置いて行かれるのである。

金毘羅神社の本殿(といっても小さい)まで少し登り、さらに巻き道を分けてひと登りすると標高646mの三室山の頂上。ここまで1時間ちょっとで、標高差の約3分の2をあっさり登り切ってしまった。WEBでは展望がないと書いてあったが、北側に風景が開けて多摩川が方向を変えるあたりが見える。木々の葉がそろわないこの時期だからかもしれない。


日向和田の駅を下りると吉野梅郷。白梅・紅梅が見ごろを迎えていました。


三室山からは北方向、軍畑(いくさばた)方面の展望が開けています。

三室山からはちょっと下って梅の木峠。ここは、舗装道路の林道と交差していて、舗装区間を伸ばす工事中のようだ。2時間ほど歩いてきたので、ここでカロリー補給。カロリーメイトと玄米ブランの行動食が何とも言えずおいしい。山で食べればこそのおいしさである。風か出てきたので、再びダウンを着込んだ。

梅の木峠から日の出山までは、だらだらと続く登り坂である。大した勾配ではないのだけれど、やたらとたくさんの人達が日の出山方面から下ってきて、すれ違いに難儀する。200人以上とすれ違ったのではないだろうか。挨拶を返すのも大変だ。下りの方が楽だし、すれ違う人数も全然違うので、登りの人にとっては非常に不利である。

御岳山でケーブルで登って吉野梅郷に下りるコースはガイドブックによく紹介されているし、ケーブルカーのWEBにも載っている。それにしても、こんなに大人数で騒がしく山を歩いて楽しいのだろうか。

この分だと日の出山頂上は大変な人だろうなと心配していたら、それ以前に頂上直下の急坂が大変だった。これまで御岳山方向からしか登ったことがなかったのだけれど、こちらから登ると相当きつい。かえって奥さんの方が平気で、先に行ってもらう。(ちなみに、下りでは私の方が全然早くて、何度も待ってあげた)

一息入れて服装を整え、再び急階段に挑む。自分のペースで歩けばまあ大丈夫だが、かなりの急勾配である。汗が噴き出してくる。標高は低いけれど、これだけの急坂をこなせればもっと高い山でも大丈夫なような気がする。そういえば孤高の人・加藤文太郎が、北アルプスも六甲山も大して変わらないと言っていた(本人が書いたのか新田次郎が書いたか覚えてないが)。

息を切らせて頂上にたどり着く。登山口から2時間半。心配していたとおり、黒山の人だかりである。先に登った奥さんが、場所を確保しておいてくれた。この日はPM2.5の影響もあまりなくいい景色だったが、とにかく人が多いので早々に頂上を後にする。見ているとみなさん日向和田方面に下って行く。逆コースをとった方が、ゆっくり自然が楽しめますよ(登りはきついけど)。

つるつる温泉に下るグループも結構あり、帰りのバスは臨時便も出たくらい。それでもお風呂も施設も広いので、ゆっくりすることができた。お昼はこちらの名物「つるつる御膳」。岩魚の塩焼きから山菜天ぷら、地物のとうふ、茸ごはんをおいしくいただき、奥さんはご満悦の山歩きでした。


日の出山の頂上はすごい人!ほとんどの人が御岳からきて日向和田に下って行くのは、ガイドブックのせいかも。つるつる温泉に下って行く人はそれほど多くありませんでした。

この日の経過
JR日向和田駅 8:45
9:20 登山口 9:22
10:00 金毘羅神社 10:05
10:30 三室山 10:32
10:55 梅の木峠 11:05
12:00 日の出山 12:20
13:45 つるつる温泉

[Apr 1, 2013]