010 内藤やった!3度目の正直で世界チャンプ [Jul 18, 2007]

WBC世界フライ級タイトルマッチ(2007/7/18、後楽園ホール)
内藤 大助 O 判定(3-0) X ポンサクレック・ウォンジョンカム

全国ネットの中継がつかず、東京メトロポリタンTVの中継。ちらっと徳山が勝った時のことを思い出して何か今日はやるのではないかという気がしていた。内藤自身が2度負け(内藤の2敗はいずれもポンサクレックで、他の選手には負けていない)ているにもかかわらず、序盤からほとんど腰が引けずによく戦った。これでWBA、WBCとも日本人チャンピオンである。

内藤のガードが低くて打つ姿勢も良くないのはいつものことだが、今夜の試合なぜかポンサクレックが前に出てきたので、かみ合ってカウンターが再三決まった。なぜカウンターパンチャーのポンサクが最初から出てきたのだろうか。報道されたように減量の失敗があったのかもしれない。

3Rにポンサクが目を切ったのはパンチという判定で、確かにこの回内藤の右がクリーンヒットしたが、傷を見た感じではバッティングの可能性も高い。いずれにせよこの負傷でさらにポンサクがあせって空振りが目立つようになる。そしてオープンスコアリングシステムで途中採点が内藤有利ということになれば、ポンサクも出るしかなくなってしまった。

圧巻は9ラウンド。おそらく8ラウンドまでのポイント発表を聞いたのであろうポンサクが勝負をかけてきた。この回前半は打ちまくられた内藤が危ない場面もあったのだが、開き直って打ち合いに応じたら逆にポンサクの方が効いてしまった。10Rポンサクが休まざるを得なかった時点で、内藤の番狂わせがほぼ決定的となった。

試合を通じて見栄えが良くなかったのは、オーソドックス(内藤)対サウスポー(ポンサク)で足の踏み合いになったことと、内藤がなりふり構わず勝ちに行ったからで、本来内藤はちゃんとしたボクシングもできる選手である。逆にきれいなボクシングをしていたら、百戦錬磨のポンサクに細かいパンチを当てられていただろうから今夜はあれが正解だろう。

さて、これでフライ級のビッグマッチが日本で行えることになった。この試合では内藤に実入りほとんどなかったようなので、次はファイトマネー1億円の試合を用意してあげてほしい。私が期待したいのは、内藤対亀田興毅、坂田対亀田大毅のダブルタイトルマッチ。内藤・坂田とも弟とやりたいだろうな。楽勝だから。