016 西岡、ついに世界奪取 [Sep 15, 2008]

WBC暫定世界スーパーバンタム級タイトルマッチ展望(2008/9/15、パシフィコ横浜)
O 西岡 利晃(帝拳、31勝19KO4敗3引分け)
ナパポーン・キャットサクサーチョイ(タイ、46勝39KO2敗1引分け)

正規タイトルがバスケスvsマルケス間で1年半以上続いており、あまりの消耗戦にWBCが両選手に休養を命じたことによる暫定王座戦。西岡にとって4年半ぶり、そしておそらく最後のチャンスである。

ウィラポン第4戦以降はスーパーバンタムに上げて、現在8連勝5KOの西岡だが、正直なところ中島吉謙以降はたいした相手と戦っていない。

そのことは2003年にオスカー・ラリオスにTKO負けして以来連勝を続けているナパポーンも同様で、そもそもちゃんと計量した試合自体があまりないのである。ナパポーンが挑戦者決定戦を戦った相手は、同じタイのセーンヒラン・ルークバンヤイ(10回TKO)だが、このセーンヒランは最近武本在樹と引き分けている選手である。

またナパポーンは次の試合で、ジャック・アシスというフィリピン選手相手に8R引分けである。このアシスは、ルークバンヤイやムゾンケ・ファナ(WBOスーパーフェザー)とも戦っているそこそこの選手ではあるが、地元タイで戦って引分けということは、かなり分が悪かったと想像できる。

タイのこの手の選手はそうとうタフだと思われるが、決め手の争いになれば西岡の方が上なのではないか。なんとかここを勝ちあがって、バスケスvsマルケスの勝者と戦うことになれば、それだけで日本ボクシング界にとって快挙となるはずである。

 

WBC暫定世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(9/15、横浜)
西岡 利晃 O 判定(3-0) X ナパポーン・キャットサクサーチョイ

西岡は暫定王座とはいいながら、悲願のタイトル奪取。相手のナパポーンは見たところ減量の影響が出てしまっていて(タイは普段きちんと計量しないので、タイトルマッチでは時々こういうことがある)、西岡の動きに付いて行けなかった。

中盤で余裕が出た西岡が打ち合ってしまったのと、8ラウンド後の採点で差がつまっていたせいで残り4Rが妙にエキサイティングになってしまったが、スピードと技術の差はかなり明らかなように見えた。

西岡な年齢的な限界もあるので、防衛戦などやろうとせず、早くイスラエル・バスケス(正王者)と戦ってほしい。セミでも何でもラスベガスのリングに登場できれば日本ボクシング界にとって快挙である。