058 石田 負傷TKO 虎辰 [Dec 27,2014]

ヘビー級8回戦(12/27,住吉区民センター)
石田順裕  O  TKO4R終了  X   竹原虎辰

先週の終わりは大阪に出張していて、27日土曜日は夜の予定が空いた。そういえば石田vs虎辰の試合があったと思って調べたら、会場の住吉区役所はホテルから駅3つだった。仕事が終わったので行って来た。

昔大阪に勤めていた時期もあるし、出張では山ほど行っている大阪であるが、難波より南、堺より北にはほとんど足を踏み入れたことはなかった。今回はじめて住吉区役所(区民センター)に向かったのだけれど、この試合がなかったら行くことはなかったかもしれない。

南海沢ノ町駅から東に歩く。大通りを一つ渡って住宅街を進むと、周囲を圧する大きくて新しい建築物が現われる。住吉区役所である。同じ大阪の区役所でも、その昔仕事をさぼって図書館で本を読んでいた西区役所とはえらい違いである。そういえば新大阪の勤労者センター(ココプラザ、ユースホステルのあるビル)もこんな感じだった。30年前とは大分違うのかもしれない。

興味深く見たのは場内の掲示で、「施設内禁煙!守ってください。以後借りられなくなります」と書いてあったこと。大阪というと、使う方も使わせる方もそんなことに無頓着だったような気がするが、きちんと整理整頓・分煙しなければならないのは当節では当り前とはいえ、今昔の感があった。いまに通天閣周辺も、スカイツリーのようになるのだろうか。

さて、仕事が終わって会場に着いたのは第三試合。当日券3000円を買ってホールの扉を開ける。下の写真のように入るとリングサイドのすぐそばである。けっこう人がいる。1000人収容と書いてあったが、4~500人は集まっているだろう。さすが関西大手のグリーンツダジム主催興行である。当日席は2階のいちばん後ろ。とはいえ、狭い会場なので観戦には全く差し支えない。

第3試合は判定、第4試合は9勝16敗の選手が1RではKO寸前まで追い込まれていたのに、負傷TKOで逆転勝ちし会場は大喜び。第5試合のセミファイナルは東洋ランカーがタイ選手を1RスリーノックダウンでKO。いずれもグリーンツダの選手が勝った。メインイベントは石田順裕のヘビー級3戦目、相手は名古屋緑ジムの竹原虎辰(こたつ)である。

会場のライトが落とされ、演歌のBGMに乗って虎辰登場。あいかわらずがっちりしていて少々のパンチでは応えないという感じ。続いて石田登場。185cmと日本人離れした体格を持ち、オケロ・ピーターほどではないがでかい。リングで虎辰と並ぶと、10cm近く違うように見えた。ということは、虎辰は私と身長体重とも同じくらいということだろうか。

1R、開始早々石田の小気味いいジャブ、ストレートが決まる。軽いヒットのようだがスナップが利いていて、これで虎辰は目の上をカットした。射程外からパンチを当てられて、虎辰は厳しい。とはいえ持ち前のタフネスで打たれながらも前進して、ラウンド終盤には左右フックを当てた。ラウンド全般は石田。

2R、虎辰はさらに前進し、頭を付けての打ち合いに持ち込もうとする。接近するまで被弾はあるが、近づいてしまうとパンチはみるからに重い。石田は足を使って捌こうとするが、見方によっては重いパンチにひるんでいるようにも見える。クリーンヒットは石田の方に多い。

3R、虎辰の前進は止まらないが、レフェリーが傷口を気にするようになる。接近戦では石田のパンチに距離を置いた時のようなキレがない。体自体の強さも虎辰の方があるのか、石田の足が地に着いていないように見えた。虎辰の重い左右フックが当たるけれども、石田もヘビー級慣れしてきたのか極端に足に来たりはしない。ひいき目に見て虎辰のラウンド。

4R、はじめは前のラウンドの流れを引き継いで虎辰のペース。しかし1分過ぎに石田のボディがクリーンヒットして、これが効いてしまった。虎辰は後退して手が出ない。石田はコンビネーションで攻める。打ち合いが一段落したところでレフェリーが入って傷のドクターチェック。ここでコーナーも呼ばれ、再開はされたもののこのラウンド終了で石田のTKO勝ちとなった。

試合後の石田のコメント「虎辰選手の気合いがすごくて、いっぱいいっぱいの試合でした。来年はチャンピオンカーニバルで京太郎選手と戦うので、応援してください。」

虎辰はこれで2連続KO負けとなった。選手層の薄いヘビー級で、戦う相手がいないというのが残念なところ。これで虎辰が引退ということになると、日本ランカーは京太郎と石田だけということになる。せっかく再開された日本ヘビー級だが、このまましりすぼみにおわってしまうのだろうか。


会場の様子。奥はステージになっていて、袖から選手が登場します。携帯のカメラだし、会場が暗いため休憩時間しか写りませんでした。


試合終了後、子供達とリングで記念写真の石田選手。