071 月20万円で豊かに暮らす~せいうち日記71 [Nov 4, 2013]

今日はちょっと不景気な話。表題はイギリス生活に詳しい井形慶子さんの本の題名からパクリであるが、間近に迫った年金生活に備え、わが家にとって切実なテーマとなりつつある。

年金生活に関する本を読むと、「老後に必要なおカネは月30万円」と書いてあるものが多いが、その根拠は、食費等の生活費が夫婦で10万円とか、交際費・教養費に5万円とか、どこのバブル生活かと思われるものがほとんどである。あげくの果てはFPが書いているにもかかわらず、年金保険料等で5万円などと書いてある。60過ぎてまだ積み立ててどうするんだ。

とはいっても、月15万円でのやり繰りというのは現実的でない。前にも書いたが、月15万で生活できる人達は、食料がタダで手に入ったり、年金以外の収入があったりする。現実的かつ達成可能な収入としては月20万というのが妥当な水準ではないかと思う。私の年齢だと年金支給開始が遅れるのだが、これなら何とかなるかもしれない。

さて、ここからまず引かれるのは税金と保険料である。市のサイトでいろいろ調べると、約3万円くらいになる。年金生活本ではもっと大きな数字が書いてあるが、最低限の収入ならそんなものである。(最も大きいのは健康保険料。ますます高くなりそうだ)

次に公共料金。これは若いときからずっと、年60万円、月にすると5万円という実績数字が出ている。昔より電話代は減ったが携帯や光Flezが増え、省エネの電気製品が増えた分、部屋数も増えた。あと、準公共料金と言うべき、医者や新聞、灯油・ガソリンなどが月平均2万円かかる。ここまでで10万円、残りは10万円である。

忘れてはならないのは修繕積立金。家や車の急な修理に備えて積み立てが必要だ。これは現在より減らして月2万円。教養文化費としてスポーツクラブの会費も2万円かかる。家の場合、クールシェアや水道・ガス代の節約にも役立っている。残りは6万円。これで生活費と小遣いをやりくりしなければならない。

サンキュなどの奥さま雑誌をみると、生活費3万円でやり繰りしている現役世代もいるようだから、年金世代であればこれも仕方がない。それにしても、小遣いとして使える金額は確実に何分の1かに減ってしまう。月に5千円か、せいぜい1万円。高校生に逆戻りといった感じだろうか。

そうなるとできないことは何かというと、まず海外旅行やカシノは無理だ。節約すれば年に何回か山や旅行に行くことは可能かもしれないが、日帰り、キャンプが中心になる。いま年にン十万円使っているお酒も買えない。ただ、最近は週に1日か2日しか飲めない体質になってきているので、こちらは思ったよりも辛くない可能性もある。

これを読んだ人の多くは「じゃあ働けばいいのに」と指摘するかもしれないが、仮に働いたとしても20万円が30万40万に増える訳ではない。ならばあきらめて、おカネをかけない豊かな生活を早めに始めた方がいいと思ったりする。いずれにせよ、目の前に迫った年金生活に向けて、生活の取捨選択をしなければならないと考えている今日この頃である。

[Nov 4, 2013]