078 暑い時はじっとしている~せいうち日記78 [Aug 25, 2014]

8月も終わりに近づいている。今年の夏は6月から9月までエンドレスに暑さが続くということはなくてよかったが、週末には休日勤務や出張が多く、やっと休みが取れてどこかに行こうとすると台風が来たり猛暑が来たりした。結局、スズメバチ大発生の昨年に引き続き、夏の間はほとんど山に行けなかった。

これは本当にタイミングで、行ける時にはスケジュールも資金繰りも驚くほどスムーズに運ぶのである。忙しい日が続くし、時間がある時はいろいろ支障があって出かけられないというのは、そういうタイミングなのである。じたばたせずに、暑い時はじっとしている方がいいという天の声かもしれないと思って家でじっとしていた。

外に出ると35度だ36度だという日に、どこかに行くというのは体力的にも経済的にも得策でない。移動に要する経費に、夜間・休日等オフピークに安くなるものはあるが、暑いからとか混んでいるから安くなるというものはない。同じ費用がかかるのなら気候のいいとき、すいている時に出かけるのが費用対効果が高いに決まっている。

人生にとって動くのと動かないのとどちらがいいかというテーマに関しては、賛否両論ある。毎日同じルートを行き帰りした方が些細な変化を感知できていいという考え方もあるし、常に違うルートをとることが脳にも刺激となり行動パターンが読まれないので危機管理上望ましいという考え方もある。個人的にはそれぞれ組み合わせるのがいいと思っていて、動かない時は動かないのがいいと決めている。

昔はかなりバブリーだったので、引退後は暑くなったら1ヵ月くらい北海道にいようと思ったこともあったのだが、引退が目前に迫った今ではそんな余裕資金はないし、そもそも北海道がそれほど涼しくなくなってしまった。結局のところ、家でじっとしているというのが一番節約になるというのは悲しいけれど実情である。電気代の増加は避けられないが、外出するよりも安い。

数少ない自衛策として、クールシェアがある。公共施設やショッピングセンターなど冷房完備のところで、日中気温の高い時間をやり過ごすという方法である。ただしこれにも課題があって、公共施設の場合は節電のため冷房をゆるく設定しているところが多いのと、みんな同じことを考えるので混んでしまい、それほど快適とはいえない場合もある点である。

北京の地下鉄ではみんな階段で団子のように涼んでいるというから、わがままを言うのはぜいたくとは分かってはいるものの、もう少し低い温度で設定してくれと思う場合が結構ある。そして、夏休みだから仕方ないのだが、結構子供がうるさいのである。わが家近くの公民館にはシルバールームというのがあって、60過ぎると入れるらしいからもう少しの辛抱である。

ショッピングセンターのクールシェアの場合は設定温度の問題はない。逆に、冷え過ぎと感じる場合が少なくない。問題は、ただ座っているだけではすまなくて、どうしてもおカネを使う状況になってしまうということである。この間も、子供連れでクールシェアに来ていた若いお母さんを見たのだが、近くにある自動販売機に目を付けた子供に、欲しい欲しいとせがまれていた。

もちろんショッピンクセンターも商売なので、そうやって購買意欲を刺激するのは正当なマーケティングというべきだろう。しかし、涼みに来るたびにペットボトルを買っていては、電気代とどちらが高いか分かったものではない。それに、地球環境的には、広いショッピングセンターを一日中冷やしていたら環境負荷は半端なものではないと思う。

かれこれ考えあわせると、家でじっとしているという選択肢は、それほどよくないものとは思えない。夏の暑い時期は、なるべくじっとして来るべき秋に備えて体力を温存するのがよかろうと思っている今日この頃である。

[Aug 25, 2014]