085 結構よくあるエアトラブル~せいうち日記85 [Jul 12, 2015]

今年の北海道は、新千歳イン旭川アウトの四泊五日で行って来たのだけれど、直前にギリヤーク尼ヶ崎の公演中止、行く先々で中国人旅行客に遭遇するなど予想外の展開に巻き込まれたのだが、なんと最後に、羽田に帰る飛行機が機体の不具合で欠航となり、次の便に強制振り替えとなってしまうという極め付けのトラブルで締めることになってしまった。

うちの夫婦はしょっぱなの新婚旅行でサンフランシスコに飛ぶはずの飛行機が欠航になり、ロサンゼルスに飛んで国内線経由でサンフランシスコに入った結果、翌日からのスケジュールがめちゃくちゃになってしまった。青森に行った時は危うく着陸できないところだったし、伊豆大島に行くのに飛行機が飛ばなくて、あわてて熱海に回って東海汽船に乗るなんてこともあった。

一人で行った時も、テニアンでは11時間ディレイでトーナメントに遅れるということもあり、数時間遅れは珍しくもない。つまり、この種のトラブルに遭う確率は決して低くはないのだが、昔、大阪にいたときによく使っていたJAL123便にあの週は乗らなくてすんだ分、エア絡みの運は使ってしまったということかもしれない。

予約していたJAL552便は10時15分出発予定の旭川発羽田行きのエア。ほぼ予定どおりに到着したのに搭乗開始は時間ぎりぎり。すぐにドアが閉められて滑走路に進んだと思ったら、「空調に異常を示すランプが点灯いたしましたので、いったん搭乗口に戻ります」とアナウンスがあった。

搭乗口に戻ると、ドアを開けて整備士が二人入る。しばらくして機長からの説明によると、上空で計器に霜が付くことを防ぐ装置に異常があり、まず現在の装置を再度動かしてみて、それで正常に戻れば30分で出発できるが、戻らない場合は装置の入れ替えが必要なので最低2時間かかるということであった。

まあ予想通り30分では終わらずに、乗客はいったん機外に出される。この時点ですでに11時過ぎ。空港ビルに戻る時に1人1000円のお食事券が渡されたので、レストランに行くことにした。今回の北海道ではラーメンを食べていなかったので、1150円のみそチャーシューメンを150円負担でいただく。ラーメン店は思わぬ特需で満員になってしまった。

2時間ということは、次の便といい勝負だなあと思いながら、私はタブレットでネットを見ながら時間をつぶし、奥さんは再びお土産店を見に行く。そうこうしていると12時少し前、「552便をご利用の皆様に申し上げます。故障した装置の整備に長時間を要しますので、13時15分発の554便にお振替えいただくようお願いします」とのアナウンスが入る。

急いでカウンターに向かうが、すでに長蛇の列であった(当り前だ)。それでも「554便には十分な空席がございます」と言っていたくらいで、実際普通席には若干の空席があったようだから、予約段階ではそれぞれ定員の40%程度だったということである。

さて、それでは旭川周辺はどこも空いていたのかというとそんなことは全然なくて、ホテルも観光地も観光バスに乗った中国人で一杯で、うんざりしたくらいなのである。つまり、観光バスで大挙して乗り込んでくるような人達は、おそらく新千歳あたりまで直行便で日本に来るので、JALとかANAの羽田便なんか使わないということなのである。

今回の北海道では、成田から新千歳までジェットスター。新千歳から旭川までJR、ここでまずどでかいトランクで席を占領しスマホで大声で会話する上に、大音量で映画を見ている中国人グループと一緒。旭川から網走へ車で走って一泊、網走から帯広を経て然別湖で一泊、然別湖から富良野、美瑛を回って旭川に戻ってきたのだけれど、網走とか然別湖とか、全くメジャーでないところまで中国人の団体が来ていたのでびっくりした。

もちろん、日本人だろうが中国人だろうが、常識人もいるし非常識なのもいるし、団体で行動すると傍若無人になるのはどっちだって同じようなものだけれど、せっかく遠くまで来て静かにいい景色を見ていたいのに、どこでも中国の長距離バスの中にしてしまう人達には、正直なところ閉口してしまった。しかし、宿泊客の半分が中国・韓国の団体客ともなると、ホテル側だっていないと困るということなのだろう。

北海道は広いので、そういう団体客がいないようなところだって探せばまだまだある。今回も、どこまでもまっすぐな道路や、手つかずの原生林や、麦畑や牧草地を見て、とてもリフレッシュできた。次に来るときには団体客に会わないように、もっと奥の方に行かなければならないが、中国人がいないところにはヒグマがいるというところが、ちょっと困るところである。

 


この日は飛ばなかったJAL552便。3時間後の554便に振替となりましたが、それでも十分な空席があったそうで。


こういう道路を走っていると、やっぱり北海道っていいなあと思います。電柱なし。ガードレールなし。


美瑛の高台からみた大雪山。中央は旭岳あたり、右端はトムラウシ。頂上付近にはまだ雪渓が見える。

[Jul 12, 2015]