007 2009年の成田高速鉄道・千葉北道路 [Jan 7, 2009]

昨年前半に2度お送りした成田高速鉄道・千葉北道路について、年も改まったので現状を。実は、記事を書いたときの撮影スポットのあたりが立入禁止になってしまい、しばらく行くことができなかった。

年末になれば工事もお休みになるはずなので、ちょっとくらい工事中のところに入っても大丈夫だろうと行ってみたのだけれど(実際には立入禁止区域には入ってませんが)、意外な展開になっていた。というのは、昨年写真をとった地点は、すでに存在しないことが判明したのである。

前回前々回の写真を見ていただくとお分かりのとおり、前後に工事区間を望む高台から写真を撮っている。ここを通過するのは上に橋をかけるのか、それともトンネルを掘るのかのどちらかだろうと思っていたら、そのどちらでもなかった。高台そのものを削って平らにしてしまったのである。

その高台からは、田んぼを突っ切って前方の林まで道が伸びていたのだけれど、その道ごと高台が削られてしまった。下の写真をよく見ると、工事中の橋桁の向こうに高さ20mくらいの丘があって、こちら側にはわずかに残された土の塊がある。この両地点を結ぶ空間に、昨年の撮影スポットが存在したのである。

なるほど、橋をかけたりトンネルを掘ることに比べれば、進路に立ちはだかっている高台をなくしてしまう方が安上がりだろう。考えてみれば高速道路の工事でも、山の斜面を切り崩しているのはかなり見慣れた景色である。それでも、歩いて行けるほど近いところで、一年前にはあった土地がきれいさっぱりなくなっているのは、かなりショッキングであった。

この、国道464号との交差地点から印旛沼捷水路までの工事区域は「吉高(よしたか)区間」というのだが、こうして山や丘を切り崩した結果、ほぼ上り下りのない、なだらかな曲線上を鉄道線路が走ることになった。以前は農家と田畑しかなかったあたりを鉄道線路の工事が進んでいる図は、結構シュールである。

一つ疑問だったのは、橋脚だけみるとこの上に通るのは鉄道だけのように思えることで、そうなると千葉北道路はこの下を走ることになるのかどうか、ということである。見た感じでは、片側2車線+歩道を作るにしては、やや幅が狭いような気もする。

工事予定の看板をみると、いよいよ今年前半には鉄道部分の土木工事が完成するようだ。来年に予定される開業に向けてこれからどのように工事が進められるのか、また並行して通るはずの千葉北道路はどうなるのか、今年も工事現場通いは続くことになりそうである。


前回撮影地点を下から見上げる。シートのあるあたりが、削られてしまった高台のあった地点。


この写真は、2008年4月の同地点。


印旛捷水路の渡河地点。なんかちょっと貧弱。


この写真は、2008年1月の同地点。橋桁も何もない。


民家の前を走る成田高速鉄道。

[Jan 7, 2009]