020 県道本埜線 [Sep 29, 2016]


この図表はカシミール3Dにより作成しています。

今年(2016年)の秋は雨が多い。9月に入って涼しくなったのはいいが、毎週台風が来て大変である。おまけに秋雨前線が停滞して、3日と晴れ間が続かない。気が付くと10月は目の前、お遍路の第五回区切り打ちまであと2週間を切っている。

前回の区切り打ちは2月だったので、8ヵ月振りのお遍路である。しかも、春に天城山に行ったきり山歩きもしていない。ジムのトレーニングには週3~4回は通っているものの、実際に地面を歩くのと疲れ方が違うし、CW-Xやウォーキングシューズの感触、GPSの動作も確認しておきたい。

しばらく前から山に行くチャンスをうかがっていたのだけれど、この空模様ではちょっと難しい。かといってあまり日にちが近づいてから試し歩きをするのも疲れが残って不安である。そんなこんなで昨日9月28日、午前中なら天気がもちそうなので本埜村の奥まで歩いてみることにした。目標はとりあえず15km、お遍路で午前中に歩くくらいの距離である。

昔の本埜村役場まで40分ほど。歩き始めはいつもながら体が重い。お遍路で歩くときでも、朝のうちはあまり調子が出ない。湿度が高くて息苦しいのが気になる。この日は湿度が90%以上あって、歩くのにいいコンディションとはいえなかった。それでも、一汗かいて少し体が軽くなってきた。本番もぜひこういう感じでお願いしたいものである。

役場からは印旛沼に向けて直線道路を行く。このあたりは区画整理されているところで、直角に道路が交差して一区画の田んぼも広い。基本的には舗装道路なので、お遍路と同じである。ただ道が狭いので、ときどき自動車が通るときには道路の端に寄って待たなければならない。

本埜村の一番奥は栄町の安食(あじき)というところで、JR成田線の安食駅がある。市町の境界は利根川と印旛沼を結んで流れている長門川で、長門川と並行して通っているのが県道・本埜線である。ここまで旧・本埜村役場から1時間の道のりで、家から7、8kmというところ。ちょうど目標の半分歩いたので、ここから県道・本埜線を通って戻ることにした。

県道・本埜線はいわゆる尾根道のようなところを通っている。とはいっても標高差は10mもないくらいなのだが、右を見ても左を見ても水田に向かって切れ落ちている。ところどころに池や沼が残っているのは、江戸時代に田沼意次が印旛沼を干拓した名残りだろうか。しばらくすると、遅い稲刈りをしている田んぼを見つけてうれしくなる。

このあたりの田んぼにはハクチョウが何百羽も来て越冬するので、白鳥米というブランドで売り出している。冬になると、わざわざ長方形の田んぼ1枚に水を張って、ハクチョウが滞在しやすいようにしているのである。上から見ると印旛沼もあるし他に池もあるのに、わざわざ人工の池に来るのはなぜだろうか。やっぱり餌付けかなあ。

さて、県道・本埜線をわが家の方向へと戻ってくるが、行きは直線道路だったのに帰りは曲がりくねった道でなかなか距離が出ない。そして朝の内は曇りだったのに、日が出てきて日差しが強烈である。もう10月間近だというのに、気温は30度近い。今日はあくまで試し歩きなので無理することはない。旧・本埜村役場まで奥さんに迎えに来てもらって40分ほど短縮した。

あとからGPSを確認したところ、この日歩いたのは3時間8分で13.3km。時速は4.2kmほどだから、まずまずのペースであった。それでもウェアは汗だく、CW-Xを脱ぐときに腹筋やらふくらはぎが軽く痙攣してしまったのだから、試し歩きは大正解であった。そして、少しだけでもお遍路本番に向けて不安要素が減ったのは何よりであった。なにせ、今回は9日連続という長丁場なのである。


印旛沼に近づくと、どこまでも真っ平らな直線道路が続きます。


もう10月が目前ですが、遅い稲刈りをしている田んぼがありました。

[Sep 29, 2016]