013 開通!成田スカイアクセス [Jul 23, 2010]

先週の土曜日、17日から成田スカイアクセスが開業した。ここまでの工事状況をウォッチしてきた当プログとしても、感慨ひとしおである。成田空港から都心への大動脈が、私の印象ではあっという間にできてしまったという感覚である。

昭和40年代に東京・千葉間で開通した鉄道には営団地下鉄東西線とかJR(当時の国鉄)総武快速線があるが、それらの鉄道も作り始めてから実際に走るまでそれほど時間がかからなかったような記憶がある。計画がなかなか進まなくなったのは高度成長期の後半以降、地価がずっと上がり続けると思われた頃からである。

特に第二常磐線と成田新幹線は、永遠に完成しないと思われたが、ご存知のとおり第二常磐線はつくばエクスプレスとして開通したし、成田新幹線は何回かの計画変更を経て、このたび成田スカイアクセスとして開通の運びとなった。計画時期が同じ東北・上越新幹線では、大宮開業の頃を覚えている人も少なくなった現在、本当に感慨深いものがある。

さて、成田空港から都心(といっても日暮里・上野)まで40分以内というのが売りのスカイアクセスだが、第二ビルからわずか3駅目にあたるわが最寄り駅からも30分以上かかってしまう上、スカイライナーより本数が少ないアクセス特急という便の悪さはつらいところ。とはいえ、まず乗ってみなければということで海外に行く訳でもないのに行ってみたのでありました。

最寄駅の印西牧の原はアクセス特急が止まらないので、各駅停車に乗って1駅先の印旛日本医大まで。ここで成田空港直通のアクセス特急を待つ。実は、印旛日本医大から先に行くのは、日暮里まで直通のスカイライナーと、約40分に1本しか走っていないアクセス特急しかないのである。適当に行くと30分以上待つことになりかねないので、時刻表を確認する必要がある。

印旛日本医大から、新しく開通した部分となる。並行して千葉北道路の工事が行われているが、まだ橋脚しかできていないところがほとんどで、開通は数年先になりそうだ。工事中は下からばかり見ていたが、上から見ると本当にいい景色である。

次の駅である成田湯川までは結構長い。時刻表によると8.4kmだから、中間にもう一駅あってもおかしくはない。ただ、真ん中あたりからは印旛沼に沿って走るので、駅を作っても乗る人はあまりいないだろう。成田湯川から先は単線となるので、ここでスカイライナーの通過待合せがある。

成田湯川を過ぎると、いよいよ成田市街である。成田山新勝寺の塔が見える。そして成田イオンの先で、JR成田エクスプレスとの合流地点。赤白の成田エクスプレスと並んで走るのは、なかなか乙なものである。

意外だったのは、空港自動車道をくぐるあたりに上下線のすれ違い区間があり、ここで数分間停車しての通過待合せがあったことである。さきほど成田湯川ではスカイライナーとのすれ違い、今度はアクセス特急とのすれ違いであった。ここを過ぎると間もなく空港第二ビル、そして終点成田空港となる。

ここまでの運賃は730円。けっこう高い。正味電車が動いていたのは20分ほどだが、この日は時刻表を見て行ったにもかかわらず、乗換えと通過待合せで40分以上かかってしまった。うまく乗り継げなければ、さらに時間がかかる。出発時には少々の待ち時間は苦にならないが、到着時にはちょっといらいらするかもしれない。まあ、一度使ってみないことには何ともいえないが。


印旛日本医大を過ぎてしばらく走ると、印旛沼に出る。いい景色である。


成田湯川駅では、スカイライナーの通過待合せ。都心まで直通36分は、なかなか魅力的。


成田空港駅構内の表示。左のオレンジが成田スカイアクセス、右のグリーンが従来の京成線。スカイライナーは原則スカイアクセス経由となった。

[Jul 23, 2010]