111 別府温泉 [Jun 16, 2008]

出張のついでに、別府温泉に行ってきた。

源泉数・湧出量ともに日本一とされる温泉で、「別府八湯」と呼ばれる大きな温泉街もあれば、路地裏に忽然と現れる温泉もある。市立図書館(元・別府町役場)前には「桜町の飲み湯」という温泉もあり、道端の自動販売機の裏からお湯が出ていたりする。

今回泊まったのは、海岸沿いの温泉街にあるビジネスホテルで、もちろん温泉大浴場がついている。温泉街には多くの旅館があるが、それほどの人通りはない。関東でいうと熱海の旅館街と似たところがあって、かつてはたいへんな賑わいをみせたのであろうと想像された(聞いたところによると、観光客の多くは湯布院温泉の方に行ってしまうようだ)。

国道をJR別府駅方面に渡り、大通りから細い道に入ると、おそらく数百軒はあるのではないかと思われる飲食店街が広がっている。地方都市ではおなじみの、4階建てくらいのビルにそれぞれ20~30軒の飲み屋の看板が掲げられていて、そういうビルが通りごとに何棟もある。もしかすると、ここに泊まっている観光客の数よりも飲み屋の数の方が多いのではないかと思うほどであった。

温泉の泉質は、湧出量が多いだけあってさまざまである。海も近いし、山も近い。路地裏からほんのりと硫黄の匂いもする。宿の泉質表をみると、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、塩素、炭酸水素などのイオンの含有量が多い。食塩泉と重曹泉の特徴を持った温泉のようだ。

入ってみると、特に匂いや刺激は感じられないが、重曹泉特有のしっとり感がある。お湯に手を浸した後こすり合わせると、きゅっきゅっ、というあの感じである。衛生面から循環・加温しているのは大規模なホテルでは仕方ない。個人的には、源泉かけ流しと清潔感のどちらか選べと言われれば、清潔感がある方がいい。露天風呂でしばしの間くつろぐ。

ちなみに当地の名物は、関さば、関あじ、城下かれいなどの魚と、とり天と呼ばれる鶏肉の天ぷらである。関さばは入っていなかったので、城下かれいのお刺身でビール。鶏は、関東人からするとやっぱりから揚げやマリネの方が好みかもしれない。


夜の別府温泉。国道沿いからタワー方面。

[Jun 16, 2008]