311 有馬温泉(金の湯) [Apr 27, 2007]

有馬温泉のお湯は、遠く太平洋のフィリピン海プレートから地層に入り込んだ水が、六甲山の地層とぶつかったところで噴出しているものだそうである。共同源泉である金の湯(含鉄強食塩泉)、銀の湯(炭酸泉、ラジウム泉)の他、大きな宿では自分の源泉を持っているらしい。今思うと昔来たときの兵衛紅葉閣は銀泉か自分の源泉でも炭酸泉系のお湯だったような気がする。

今回訪れたのは公衆浴場の「金の湯」。有馬温泉のど真ん中にある天神源泉その他から引かれている含鉄強食塩泉である。源泉の周りがまっ茶色に染まっているように、鉄分が非常に多い。観光客が非常に多い温泉だが、湯船も広いので問題はない。湯船は茶色の鉄分でもちろん足元は見えない。

資料によると湧出温度が98度と非常に高く、これでは加水せざるを得ないが、他の細工はしておらずかけ流しにかなり近い。普通湯の花は浮かんでいるのだが、鉄分なので沈んでいて、歩くと水面近くまで上がってくる。金の湯とはいうが実際はさびのような色だと思ったがまさにさびと同じ酸化第二鉄のはずである。高温・高圧であるため湧出した時点では透明であり、空気と反応してあっという間に茶色になるということである。

炭酸泉やラジウム泉である銀泉が高血圧や糖尿病、関節痛などいわゆる成人病関連に適応するのに対し、金泉は殺菌作用があるため皮膚病や傷・手術後のリハビリ、リウマチ等に効くらしい。硫黄泉のように特ににおいがある訳ではなく、ぬめぬめも際立ってはいない。しかしこの風呂は非常に効いたようで、みんなが寒いという中で温泉上がりの私は2時間は楽に体がぽかぽかの状態が続いた。

有馬温泉は金の湯・銀の湯に両方入ってみてはじめてその効果が実感できる・・・ような気がした。


金の湯玄関。中は観光客でいっぱいである。

[Apr 27, 2007]