514 大菩薩の湯(少し爆) [Dec 13, 2014]

笠取山にテント泊に行った帰りに、大菩薩の湯で汗を流してきた。

大菩薩の湯は柳沢峠から塩山に向かう途中にある。すぐ近くに大菩薩峠に向かう裂石(さけいし)登山口があり、それで大菩薩の湯と名付けられているのだが、正式には甲州市交流保養センターといって、入口にもそう書いてある。立ち寄り温泉の多くは入口で入場券を買うけれど、ここは入ってすぐに産地直売所や食堂があるので、入場券は奥にある浴室入口で買う。ちょっと分かりにくい。

入口を入る前に、「登山者は靴の泥をおとして下さい」と書かれている。おまけに、市外者の利用は1080円と大きく書かれていて、のっけから登山客の利用を歓迎していない雰囲気である。3時間以内であれば640円なのだが、山歩きの帰りに3時間以上風呂に入る人がいるのだろうか。また、登山客が売り上げに寄与するところは小さくないだろうに、「ここは原則として地元だけ」なんて強調しなくてもよさそうなものだ。

入場券を買って浴室に入る。脱衣所の作りがちょっと古い。この地域の立ち寄り温泉は、小菅の湯にしてものめこい湯にしても、山梨県とは思えないくらいしゃれていて今風なのだが、ここはひと昔前の銭湯のようである。また、洗い場がとても狭い。この日はすいていたからよかったけれど、満員になったら背中がぶつかってしまいそうな配置であった。

泉質はアルカリ性単純泉の沸かし湯。確かにアルカリ性泉特有の肌にやさしいぬるぬる感のあるお湯であるが、ちょっとぬるい。外にある露天風呂は少しは違うかなと思ったら、もっとぬるかった。体感温度で、内湯は40℃、露天は38℃くらいしかなかったのではないだろうか。

源泉かけ流しなら仕方ないが、加温でこれはちょっといただけない。内湯は20人くらいは入れそうな大きなものだが、半分で区切って高温と低温にするくらいしてもいいような気がした。温泉の濃度も、のめこい湯とかつるつる温泉と比べると、ちょっと薄いような気がした。

それでも、前日はテント泊で風呂に入れなかったものだから、手足をもみほぐしゆっくりすることができた。マッサージ機が3台置いてあって10分100円。新しくてなかなかもみ心地のいい機械であった。休憩所は畳敷きでかなり広く、座布団を持ってきて横になって休んでいる人が多い。ただ、「座布団は1人1枚」(大量に余っているのに)、「使ったら戻すこと」など貼り紙があるのはおしつけがましい。

ある意味、公営の堅苦しさが前面に出た温泉施設といえそうで、少なくとも登山者や非居住者ウェルカムという姿勢はあまりみられなかった。もしかしたら、地元以外の人は来なくてもいいと思っているのかもしれないが、だったら「大菩薩の湯」なんて言わずに「交流保養センター」一本でいけばいいのにと思う。


大菩薩の湯エントランス。向かって左の棟が農産物直売所、右の棟が大浴場になります。

[Dec 13, 2014]