712 薮塚温泉 [Apr 13, 2006]

薮塚温泉は首都圏から最も近い温泉地のひとつとして知られている。現在は群馬県太田市となったが、昔は薮塚本町という町だった。電車なら東武伊勢崎線(~桐生線)、東北道なら佐野藤岡、関越道なら本庄児玉(あるいは北関東道伊勢崎)で下りる。

お察しのとおり、伊勢崎オートにほど近い温泉場であるので、オートレースの行き帰りによく行っている。また、ここの近く(というより、温泉付属のレジャー施設)として「三日月村」があり、木枯し紋次郎ファンだったこともあり、子供の小さい頃連れて行ったことがある。久しぶりに、先週の日曜日に行ってきた。

温泉は炭酸水素泉。成分表をみると陽イオンとしてナトリウムイオンが含まれているので、炭酸水素ナトリウム即ち重曹泉ということになる。メタ珪酸も若干含まれている。湧出時には17度くらいというからつまり鉱泉で、加温・加水して供用している。そのせいというわけでもないだろうが、無色透明で特に匂いや肌への刺激があるわけではなく、ゆっくり入ることができる。

ここの最大のセールスポイントは、そうした温泉そのものの効用というよりも、露天風呂から望む関東平野の雄大な景色であり、その意味では日帰り・宿泊とも「ホテルふせじま」を選ぶべきである。6階屋上にある露天風呂からの眺めはまさに絶景で、何度来ても胸がすく思いである。だから、目が悪い人はメガネを持って風呂に入る必要がある。一度、「ホテルふせじま」以外の宿をとったことがあり、非常にがっかりしたことを覚えている(設備も大分違う。なんといっても皇室御用達)。

三日月村は温泉の裏山にあって、江戸時代の宿場町の風景と笹沢左保の記念館をメインとしたきわめて小規模なテーマパークである。ただし、ここにあるアトラクションは値段の割に楽しめることは保証する。特に「不可思議土蔵」は、日本で最も足もとのふらつくアトラクションといっていいのではないか。内耳(三半規管)の弱い方には絶対にお奨めしない。

近くには「日本スネークセンター」「蛇研究所」という、それぞれわが国随一のへび研究施設(毒蛇用の血清生産も含む)もあるが、蛇はあまり得意ではないので行ったことはない。


首都圏より北にあるため、薮塚温泉は桜が満開でした。後方に見えるのが「ホテルふせじま」。

[Apr 13, 2006]