715 神山(みやま)温泉; [Aug 21, 2006]

先週末は賭け事もポーカーも抜きで温泉に充電に行ってきた。土曜日の朝早くに家を出て東北道佐野PAのレストランでバイキングの朝食(これが安くてお値打)をとった後、日光宇都宮道路の今市で下りて、そこから車でそれぞれ20分以内にある神山(みやま)温泉、かご岩温泉、鬼怒川温泉と3ヵ所はしごしたのだが、ネットで調べて評判が良かった神山温泉が特に印象深かった。

ここは今市から日光方面に少し入ったところにあるのだが、にぎやかな日光・鬼怒川とは打って変わってひと気のない田園地帯を走っていく。そして関東の人なら名前だけは聞いたことのある「日光猿軍団」のやっているオートキャンプ場に、この温泉はある。露天は300円、内湯は500円(サウナ付きらしい)で、もちろん露天風呂へ。男女別にはなっているのだが、簡単な脱衣所があるだけでいきなり湯船がある。そこそこ広くて10人くらいは入れそうだが、朝早いので誰もいなかった。

泉質はアルカリ性単純泉となっているのだが、かなり硫黄の匂いがする。ここのお湯は地下1500メートルからくみ上げたものをそのまま引いている、いわゆる「源泉かけ流し」である。湧出温度が46度くらいなので、お湯の出口では熱いのだが、湯船にたまっているうちに冷えていくらしくて少しぬるく感じる。お湯の出るあたりにいると温かいのだが、硫黄の匂いはこちらの方が濃い。

だから長く入っていられるような気がするのだが、これが結構効いて湯上りには体がほてってちょっとのぼせるくらいである。本館の2階に畳敷きの休憩所があるのでここで休める。

「源泉かけ流し」というと湯量が少なくてすむ高級温泉旅館や山奥の秘湯に行かないとなかなか体験できないが、それほど値段も高くないここは、「源泉かけ流し」がどんなものか経験するにはいいところだと思う。ただし、オートキャンプ場なので設備はそれほど整っていないし、特に露天風呂では虫とかが飛んでいるので、そういうのが苦手な人には内湯の方がいいかもしれない。

その後、前にも書いたかご岩温泉に行って、再び温泉に入って天然あゆの塩焼きを味わい、さらに鬼怒川温泉に泊まって温泉に入り地酒を堪能したのだが、今回の旅でもう一つ印象深かったのは翌日の昼に寄った「小百(こひゃく)田舎そば」である。

ここは、さきほどの神山温泉から鬼怒川に抜ける道からちょっと入ったところにある小百公民館に併設されており、想像するに最初は野菜とか売っている普通の農産物産直センターのようなものだったと思うのだが、いまではいす席とテーブル席で3、40人は楽に入れるそば屋さんになっている。そして、本当に田舎道を入っていく辺鄙なところにあるにもかかわらず、ほとんど一杯になってしまったのだから評判の店なのだろう。

ざるそばは550円、大ざるそばは750円。地元産の玉ねぎ・にんじんを使ったかきあげが100円。まさにここで打ったに違いないそばは、ほとんど(全く?)つなぎを使っていないのであまり長くはないのだが、まぜもののないそば本来の味がする。そして、普通盛りでも大盛り並み、大盛りだと超盛りといっていいほどの分量がある。

奥の調理場で地元のおばさん達が揚げているかきあげも、そのまま何もつけないで食べてもおいしい。なるほど地元で評判になるのもうなづける味で、本当の手打ちそばを食べてみたいという人にお奨めの店である。秋の新そばの季節になったら、もう一度来てみたいところである。


神山温泉露天風呂。暖簾のすぐ先が脱衣所。


小百田舎そば外観。周囲は森と田んぼなのだが、これが結構混んでいたりする。

[Aug 21, 2006]