716 川治温泉(爆) [Jun 11, 2007]

思い立って温泉に行こうという場合、東北道沿いに行くことが多い。特に日光宇都宮道路から鬼怒川近辺を回るコースは何度となく行くのだが、その場合なぜか素通りしてしまっていたのが川治温泉である。かつては「鬼怒川・川治」と並び称された温泉観光の名所であり、一度は行ってみるものだろうと今回入ってみた。

いつも素通りしてしまうのが、この温泉は狭い道路沿いに展開していて駐車場がほとんどなく、車だと行きづらいということがあった。現にwebで調べてなかなかいいと評判だった某旅館(立ち寄りで入らせてくれる)はたった5、6台が止まっているだけで駐車場が一杯で入れない。駐車場の大きい某旅館に行くと日帰りは午後1時からというのでここも断念(まだ10時過ぎだった)。結局、露天風呂で知られている薬師の湯へ行くことにしたのであるが、じつは事前に調べただけでもやや不安が残り、できれば避けたいと思っていたのであった。

国道からわき道に入り、すれ違いが困難な道を川沿いへと下っていく。幸いすれ違う車もなく、広い駐車場があったのでここはひと安心。入浴券売り場へ行くと発売機があるのだが、もぎりのおばさんが早口で話しかけてきて落ち着かない。露天風呂だけなら300円、休憩所を使うなら500円で、危うく300円の露天風呂だけを買わされそうになる。500円のを買うと休憩所のワッペンを取りに10mほど先の事務所に戻らなければならなかったので、それが嫌だったらしい。

男の露天風呂は川沿いにしばらく行った先にあり、雨が吹き込んできそうな脱衣所と、透明なポリで簡単に囲った露天風呂があった。洗い場はなく湯船だけ。そして向こう岸や橋を歩いている散歩の人からまる見えである。風呂の底はとがった岩や砂利がしいてあって油断していると怪我をする(した)。

温泉はかけ流しと書いてあるが、源泉は35度前後ということで奥の方の機械が温めているらしく、そこから熱いお湯が出てくる。湯船は20人くらいは楽に入れるくらい広いが、そんな具合だから適温になっているのはお湯を温めているそのあたりだけである。

単純泉で特ににおいやすべすべ感は感じられない。何より散歩をしている人に見られている中で入るのは落ち着かないことこの上ない。10分ほど入っただけで出たが、肌寒い天気もあって湯冷めした。休憩所の切符を買わなければ大変なことになるところだった。ちなみに女性専用は休憩所から直接入れて、囲いや天井もちゃんとあって、シャワーや簡単な洗い場もあったそうだから、これで同じ値段というのは納得できない。というより、カネ取るなよこんな温泉!

また、さらに川沿いにほんとの囲いも何もない源泉だけの露天風呂もあって、底もきれいで入りやすそうなのだがさらに丸見えである。35度でもがまんできるが、何十分も衆人環視の下で漬かっている勇気のある人はいないらしく無人だった。しかしそれより嫌だったのは、「犬猫洗うな」という注意書きである。控えめに言って、一度来たら十分である。


誰も見ていなくて犬猫を洗う人がいなければ、入りたくなる完全露天風呂。

[Jun 11, 2007]