098 年末に向けて諸々のこと~せいうち日記98 [Dec 21, 2016]

2016年も残すところあと10日、リタイア後はじめての正月がもうすぐやってくる。最近は、リタイアしてから何ヵ月とは思わずに、前回山に行ってから何週間とか、お遍路に行ってから何ヵ月とか思うようになった。どうやら新しい生活に頭と体がフィットしてきたようである。うれしいことである。

一方で、暮れになってリビングの一番使うエアコンと1階トイレの具合が悪くなった。現役時代であれば何も考えずに新しいのを買っていたのだけれど、リタイアすると収入が限られる。おカネがない訳ではないのだけれど、貯金が減るのが嫌でなんとかならないかと思うのは情けない。トイレは2つあるので来年また考えることにして、エアコンは年内に工事をお願いしたところである。

さて、年末といえば、例年恒例となっていることがいくつかある。来年のカレンダー手配、年賀状の印刷、年末年始に向けての酒その他の手配などだが、それらに加えて、4、5年前から、社会福祉協議会への寄付をさせていただいている。今年もわずかではあるが協力させていただいた。

年末の募金は自治会でも取りまとめているし、ネットでも可能ではあるが、せっかくなので地元の社会福祉協議会を直接訪問して募金している。共同募金会にしろNHKにしろ、集めた募金は最終的には地域の社会福祉協議会に還元されるので、直接募金した方が中間マージンがないだけより役立ててもらえるのではないかと思うからである。

世の中に「こうすると△△円お得です」という情報はあふれかえっているけれども、1年を振り返って、無事に過ごすことができたという感謝の気持ちを何かの形にしましょうというアドバイスはほとんど見ることがない。大きな災害ともなればマスコミが大騒ぎして多額の募金が集まるのだから、普段からみんなが心がけていればいいのにと思う。

昔子供に読んだ「かさじぞう」という昔話に、正月買い物という言葉があって、以来わが家では年末年始に向けた買い物のことを「正月買い物」と呼んでいる。その「かさじぞう」は、正月買い物をする資金を稼ぐために笠を売りに行ったおじいさんが全く売れず、お地蔵さんに笠をかぶせて帰ってきたという物語である。

自分たち(おじいさんとおばあさん。いまのわが家と同じ)の正月はともあれ、見えないところで自分たちを支えてくれているお地蔵さんに感謝したいというこの物語は、結構深いところで私の意思決定に影響しているから、昔話というものは馬鹿にできないものである。来年以降、収入が乏しくなる中でどうなるか分からないけれど、そういう気持ちは大切にしたいものである。

その他にも、せっかく一年の区切りだから片付けようと考えていたこともある。今年の場合は歯の治療であった。

リタイア前から歯茎が腫れていたのは気になっていたのだが、ばたばたしていたので後回しにしていた。一方、健康保険は任意継続にして、月約4万円という多額の保険料を納めている。見込んであったとはいえ、かなりきつい負担である。もとを取ろうとしている訳ではないのだが、この際年末までにはやってしまおうと思い立って、11月になって歯医者に行った。

ということで診てもらったところ、昔治療した歯が何本かおかしくなっていて、そこが歯周病になっているということであった。腫れてはいるものの痛くないので先送りにしておいたのだが、歯周病とは尋常でない。さっそく治療を始めたのだが、これがまたなかなか進まない。

最初に直すことになった上の奥歯は、就職してすぐに直したものだから、もう三十五年も前のものである。よくこれまで持ってくれたと思うけれど、先生が言うことには、昔の治療なのでいま使わないやり方や材料を使っていて、直すのが大変ということである。なるほど、歯科治療も日進月歩ということなのであった。

結局、最初の1本すら年末までには終わらない(20日現在、まだ型をとっていない)ので、必然的に年越しということになる。今年中に片付けようとしていたのだが、残念なことである。もっとも、早く始めなければもっと遅くなったと思われるので、仕方のないことではある。

[Dec 20, 2016]