414 松田町健康福祉センター 健楽の湯 [Jan 4, 2016]

一富士二鷹三茄子といって、新年を彩るおめでたいものといえば富士山である。というわけで、新年はじめての月曜日である1月4日の記事は、富士山を目の前に大きな湯船に漬かることのできる松田町健康福祉センター「健楽の湯」についてお届けしたい。

新松田駅には西丹沢方面や寄(やどりき)からのバスが走っているが、「健楽の湯」は駅から歩いて十分ちょっと、川を渡った南側にある。この川は丹沢から流れている四十八瀬川で、この先で酒匂川と合流する。

実は初めて行った時に道順がよく分からなかったので、新松田からタクシーを使った。「健康福祉センターまで」とお願いしたところ、「どこの町の健康福祉センターだ」と言われたのにはちょっとびっくりした。地図を持っていたので見せた。帰ってから調べたが、このあたりはしばらく先まで松田町なので、わざわざ御殿場市や秦野市の健康福祉センターに行くならそう言うだろう。

あるいは、1000円以下で着いてしまうので嫌がらせをされたのかもしれない(リュック姿で山から下りてきたので、それも嫌だったか。それほど汚れてはいなかったと思うが)。地元の人には申し訳ない言い方だが、さすが雲助の本場である。タクシー会社も記憶しているが、新年早々気分が悪いことを書いても仕方ないのでここまでにしておく。

ともあれ健康福祉センターに着くと、入口のところに「健楽の湯は3階です」と大きく書いてあって、登山客ウェルカムである。入ってすぐのエレベーターで3階まで上がると、ワンフロアすべてが「健楽の湯」であった。受付横に入浴券販売機がある。500円と格安である。入って左右に廊下が通っていて、右に進むと休憩室、左が浴室である。

入浴券を受付の女性に渡すと、「貴重品がありましたら、鍵付きロッカーに入れてください。100円は戻ります」とのことなので、財布や携帯はいったん右に進んでロッカーに置かせてもらう。その後に逆方向へ廊下を進んで脱衣所へ。鍵付きロッカーはなくすべて脱衣篭である。隅に空きスペースがあったので、リュックを置かせてもらう。

施設はまだ新しく、掃除も行き届いていてきれいである。お風呂も温泉ではなさそうだが、広い湯船にジャグジーが付いていて、快適である。入浴料は安いのに、シャンプーやボディソープも備え付けてあるのはありがたい。

丹沢の山小屋は水場がなく、風呂などとんでもない話なので、麓に下りて入るお風呂はたまらなくうれしい。2日分の汗を流し、広い湯船に漬かる。目の前には富士山がそびえる。五合目あたりから下を遮っている山塊は、箱根山だろうか。そこから右手に続く山並みが西丹沢。富士山の上の方は、前の週に積もった新雪で真っ白である。

湯船の中でゆっくり両足をもみほぐす。前日の大倉尾根では大バテしてしまい、金冷しから尊仏山荘まで登るのに1時間かかってしまったくらいだし、この日は鍋割山からバスの時刻を気にしながら大急ぎで下りてきたものだから、すでに両足に疲れがたまっていた。でも、こちらのお風呂でゆっくりさせてもらったので、家に帰るまで何とか持ちこたえることができた(翌日以降、太ももがしんどかったが)。

富士山は、浴室から反対側にある休憩室からもよく見える。この施設には食堂や売店はないのだけれど、自動販売機が置いてあるので飲み物は調達することができる。見ていると、松田町の方達は自宅から何か持ってきて、こちらの休憩室で飲食していたようである。公共施設なのでそうしたことが可能なのであろう。

私も、残った非常食と自動販売機の飲み物で、お昼とさせてもらったのでありました。

健楽の湯エントランス。終了時間がやや早いので、山小屋泊まりの翌日昼間に行くのがよろしいかと思います。


健康福祉センター全景。3階ワンフロアが健楽の湯。浴室・休憩室からはどーんと富士山が見えます。

[Jan 4, 2016]