614 和楽の湯(鋸南町老人福祉センター) [Mar 17, 2014]

津森山・人骨山を歩いた時、車を駐めた佐久間ダムの駐車場に、「町営・和楽の湯→3km」の小さな看板があった。聞いたことのない名前だけれど、町営というからにはそれほど悲惨なことはないだろうと思って帰りに寄ってみた。佐久間ダムから鋸南富山インターに戻る途中、上佐久間集落の中に少し入ったところにある。

行って見ると鉄筋の立派な建物で、ちゃんと暖簾もかかっている。ちょっと心配だったのは入口右に書かれている「鋸南町老人福祉センター」の文字であるが、別に高齢者ご用達という訳ではなく、ハイキング帰りのお客さんも入ってくる普通の立ち寄り湯である。

受付で住所・氏名を書かされる。町民とそうでない人とでは料金が違うからである。本館は福祉センターの施設らしく、少し奥に入った別館まで案内される。本館に大きな畳敷きの休憩室があり、別館の浴室入口にも休憩スペースがある。

浴室の入口に、温泉効果のある石を使っているという表示がある(光明石だっただろうか?)ので、天然の温泉ではない。とはいえ、設備が整っていてお湯がきれいであれば、本当の温泉かどうかにはそれほどの意味はないのではないだろうか。

房総の温泉のほとんどは基本的に鉱泉(低温で湧出したものを加温している)であり、井戸水を沸かしているのと大差ない。以前、かけ流しにこだわって入れないほど熱い温泉があったことと比べると、ずいぶん顧客志向である。

浴槽はそれほど大きくなく、4~5人入ると一杯である。窓から外を見ると、遠くに山が見える。天然温泉でない割には、温まるいいお湯である。長く入りすぎてのぼせてしまったくらいである。福祉センターらしいと思ったのは、15分に一度くらい、係の人が「お湯加減はどうですか?」と見まわってきたこと。高齢者がのぼせて倒れたりするのを防ぐためだろう。

浴室の入り口に、電動マッサージ椅子が2台置いてある。しかも無料である。立ち寄り温泉には100円入れないと動かない機械が多いのだけれど、これも老人福祉センターであるせいだろうか。いずれにしてもありがたいことである。せっかくだから、制限時間の15分間使わせてもらった。


笑楽(わらく)の湯、正面入り口。右手奥に駐車場があります。「老人福祉センター」と書いてあるのでちょっと戸惑うけど、普通の立ち寄り湯です。

[Mar 17, 2014]