013 チーイリチャー [Feb 10, 2010]

今回の沖縄ではレンタカーを使ったので(もともと、バスで移動しようというのが無謀という話である)、目についたところに気軽に寄ることができる。3日目に今帰仁城(なきじん・ぐすく)、海洋博記念公園に行った帰り、名護市の農産物直売所「やんばる市場」に寄ってみた。

ここは現地のJA(農協)が経営しているマーケットで、こちらで生産した野菜だけでなく、加工食品や乾物、惣菜などの一般食品や、お菓子も売っている。現地で買うと爆発的に安い島らっきょうを買うつもりだったのだが、中は結構広くて、見て回る間にいろいろ買いたくなってしまった。

特に、海ぶどうやジーマミー豆腐、ジューシー(沖縄風まぜごはん)、野菜の炊き合わせ、天ぷら盛り合わせなどがすごく安いので(150~300円くらい)、これを買って帰って夕ごはんにすることにした。泡盛の蔵元を回ったときにもらったミニボトルもあるし、初日に仕入れたオリオンビールもまだ残っている。おいしそうだし、わざわざ外に食べに行くより安上がりである。

さて、お惣菜を選んでいるときに、興味を引かれるものがあった。見た目には、レバーと野菜を炊き込んでいる料理で、ミミガーらしきものも入っている。ひき肉も入っていて、醤油か何かで味付けしているのだろうか。結構な量があるのに、値段は150円である。品名を見ると「チーイリチャー」と書いてある。

沖縄の飲み屋には何回も行ったけれど、これは知らない名前である。名前が付いている以上はオーソドックスな料理なのであろう。ひょっとして変わった原料なのかもしれないが、私のこれまでの経験では豆腐ようもイラブーも大丈夫だった。まあ、豚のレバー、内臓、耳足系であろうと思い、とにかく夕ごはんのおかずとして並ぶこととなった。

さて、泡盛のつまみに食べてみる。妙な匂いがする。ちょっと生臭いように思われる。もしかすると、モツとレバーだけの味付けなのかな、と思うくらいである。がんばって食べたのだけれど、結局半分ほど残してしまった。

後から調べてみると、この料理、文字通り豚の「血」で「炒った」料理なのだそうである。どうりで、生臭いはずである。われわれの口にはなかなかなじまないものなのだが、調べたところによると、沖縄では、正月料理にも並ぶほどのポピュラーな料理だということである。沖縄はまだまだ奥が深いのであった。


名護市のJA農産物直売所「やんばる市場」。農産物はもちろん、お惣菜は多彩です。

[Feb 10, 2010]