210 栗林公園前 上原屋本店(爆) [Aug 17, 2015]

手打ちうどんの店に閉店間近に行くのが間違いだというのは分かっている。でも、出張で行っている以上一日中時間が自由になる訳ではないし、おなかが空いているかどうかという問題もある。

この頃TVで言うことには、「丸亀製麺」では、いつ行っても打ち立てのうどんが食べられるというし、なんと言っても香川県は「うどん県」と県をあげて宣伝に努めている、まさに地元なのである。

上原屋本店は、高松の名所・栗林公園から通りをはさんで反対側になる。とはいっても、ことでん「栗林公園前」の駅からはちょっと歩く。真夏日の炎天下、暑い盛りである。店をみつけてほっとした。

冷たくしたぶっかけうどんでも食べさせてもらおうと張り切って店に入ると、私の前に入った体育会系の若者6人連れが店の人と話している。この時間は冷やしはできない。かけうどんだけだと言われている。3人前だって楽に食べられそうな彼らが、「じゃあかけの”小”」「おれも”小”で」と言っている。確かにこの暑い中やってきて、熱いうどんの大盛りはつらいものがある。

私の番になった。「小、お願いします」。店の人はだまになったうどんをひと玉、丼に入れた。あとは配膳場の前にあるお湯を使って自分でゆで、回転寿司によくある蛇口からだしを入れ、好みで薬味を足して食べる。値段は250円だから、けっして高くはない。高くはないのだが、わざわざ高松に来て、それも栗林公園まで歩いて来て食べるようなものかと思う。

笊に入れて沸騰しているお湯を通すけれども、だまになったうどんはなかなかほぐれない。ようやくほぐれたところでお湯を切って、蛇口からだしを注ぐ。薬味はたいしたものがない。ネギと七味くらい。生姜もあったが熱いうどんには合いそうもない。削り節とか天かすがあってもよさそうなものだが、見当たらない。

まあ、麺とつゆさえよければ言うことはないので、席について食べてみる。一口食べてみて、麺に腰がないのが分かる。打ってから時間のたった麺を、セルフで茹でさせているからに違いない。だしには味がない。おそらくあごだし系と思うのだが、やはり時間が経つのか香りが飛んでいる上に、醤油や味醂の味が薄くて七味の味しかしない。これでは、スーパーで売っている麺つゆの方がおいしい。

もちろん、閉店間際に来る方が悪いと言われればそのとおりだが、仮にも店を開けている以上、これはなるほど自家製麺と人を納得させるようなうどんを提供すべきだというのは、要求レベルが高すぎるのだろうか。蛇口から出てくるだし汁だって、いまどき珍しくもない。おいしくなければ、人件費節約のためにやっているのかと思われても否定できないだろう。

あるいは、250円で提供しているうどんに、ぜいたく言うんじゃないということかもしれない。でも、そんなことを言ったら、ドラッグストアなら150円で買えるカロリーメイトだって、十分にお昼になる。コンビニのおにぎりなら120円、ジャスコのカップうどんは80円くらいで買える。

率直に言えば、ジャスコの80円うどんの方がおいしかった。WEB情報はこの店をほめ過ぎである。


さぬきうどん・上原屋本店。3時過ぎに行ったのだけれど、お客さんはかなり来ていました。でもね。

[Aug 17, 2015]