920 函館山の手温泉 [Aug 21, 2016]

前日に昭和温泉を制覇したので、谷地頭系列であと残すのは山の手温泉である。この温泉、大体の場所は分かるのだがバスでどう行くのかがはっきりしない。路線図に「山の手団地」という停留所があるので、そのあたりだろうと見当をつける(実際は違った)。

この日の昼間には千代台公園に用事があったので、行きがけにバスの時刻表を見る。山の手方面行きは60番系統で、2、3時間に1本しかない。時間的に都合がよさそうなのは3時20分というバスだが、それでもイベントが終わる1時半から2時間近くある。そこで、前に出張の時に来たことがある千代台公園のプールで泳ぐことにした。

何しろ、場所がざいだんフェスティバルの会場である陸上競技場の隣りであり、料金が安くて広い。今回は台風が来るかもしれないというので、念のため水着を持ってきた。1時間ほどプールで過ごせば、時間的にもちょうどいい。残念なのはジャグジーやお風呂がないことだが、これから温泉に行くのだから問題はなかろう。

という訳で3時近くまでプールで過ごす。その後、バス停まで行く途中の弓道場で、高校生の弓道大会をちょっとだけ見学。味方の選手の矢が的に当たると、「OK!」とか「やった!」とか、「It’s Good!」とか言うのではなくて、「よーし」という何とも間延びしたリズムの声援が送られるのが面白かった。

さて、60番系統東山ニュータウン行きのバスが来たので乗り込む。路線図では深堀町から北に入るように書いてあったのだが、五稜郭の西の通り、前日に私が通ったあたりを北上し、五稜郭の裏手を東に向かう。よく分からない道を行ったり来たりして、やがて太い通りを突っ切る。「世界救世教前」というバス停があり、そこに「山の手温泉→」という看板があった。

あわてて次のバス停で下りて引き返す。看板に従って右折する。右折してもそれらしき建物はなく、住宅街が続いている。そして、バス停を2つ3つと過ぎてゆく。しかも登り坂である。停留所の時刻表をみると「日吉営業所前」行きと書いてある。1時間に1本ずつバスがあるので、こちらで来るのが正解だったようだ。

いくつめかの坂を登りきったあたりで、左手が大きな駐車場になっている。黄土色の2階屋の壁に、大きく「山の手温泉」と書いてある。おお、なんとか着くことができた。

料金は昭和温泉と同じ420円。更衣室の造りもよく似ていて、100円入れて戻ってくるロッカーも同じ。ただ、設備はこちらの方がかなり新しい。これで420円で採算が取れるのだろうかと心配になるくらいである。もっとも、駐車場はほぼ満杯なので心配することはないのだろうが。

浴室に入る。カランは縦型で、これも谷地頭温泉、昭和温泉と同じ。お湯の出も強烈で、相当に豊富な湯量があるのだろう。体を洗って浴槽へ。いくつか浴槽があるので、函館市内の経験則にしたがって、「低温」と書いてある浴槽に入る。しかし、それでもたいへんに熱い。

そういえば、谷地頭もそうだったと思い出す。前日の昭和温泉はそれほどでもなかったのに、この熱さは格別である。しばらく浸かった後、せっかくなので露天風呂に行ってみた。露天の方も熱いので、入っている人よりも脇で休んでいる人の方が多い。いよいよ台風が近づいてきたのか雲が多く、外気はやや涼しかったので内風呂よりも適温に感じた。

この日はお昼を軽くすませたので、温泉に入った後で夕飯を食べるのをたいへん楽しみにしてきた。昭和温泉にも生ビールはあったので、当然こちらにもあるのだろうと疑いもしなかった。ところが、ここにはビールが置いていないのである。

夕食メニューが始まる5時まで、あと15分ほどあったのだが、ビールが置いていないのでは仕方がない。方針変更で、ソフトクリームを注文して自販機でコーラを買う。

風呂上りに生ビがないなんて、こんな温泉があっていいのかと思う一方、お客さんがほぼ全員自動車を運転して来るのだから、アルコールが出せないのもやむなしとも思う。いずれにしても、ここに長居するよりホテルに戻ってビールを飲もうと、来た時に使った60番系統のバスに乗るため、歩いて10分ほどの世界救世教前まで再び戻ったのでありました。


山の手温泉は、函館競馬場あたりから山側に入った山の手地区にある。でも、バスは「山の手団地」ではなく「日吉営業所」行きに乗らないとけっこう遠い。

[Oct 31, 2016]