622 大原漁港で伊勢海老 [Oct 25, 2008]

お祝い事といえば定番の伊勢海老、全国で最大の水揚げを誇るのは意外にも伊勢ではなくて、わが郷土・千葉の大原漁港である。そして、伊勢海老の最盛期は8~10月であり、この時期を過ぎると海水温の低下によって漁獲高が減少するということである。10月最後の週末、伊勢海老を求めて外房へと車を走らせた。

あちこちにサーファーの姿を見かける九十九里浜からさらに南へ進むと、大原である。昔の地名でいうと、長生(ちょうせい)郡から夷隅(いすみ)郡に入るあたり。大原からは第三セクターであるいすみ鉄道(昔の国鉄木原線)が養老渓谷近くの上総中野まで走っている。有名な赤字路線で、最近、経営建て直しのため社長を公募していた。

めざすは漁協直営の販売店「いさばや」。インターネットでは8時半開店となっているので10時過ぎに到着する。思ったよりずいぶん小さいお店だが、伊勢海老やあわびの入った生簀(いけす)、冷凍ものの商品が入ったショーケースがあり、隣には食堂スペースがある。料理は11時半からということなので、市内の商店街を見て時間をつぶす。

生簀から伊勢海老を選び、その場で調理してくれる。お刺身の場合は頭は味噌汁になり、焼く場合は頭から真っ二つに割りその場で炭火で焼く。ごはんはさざえの炊き込みごはん。伊勢海老の他に、あわびも同じように買ったものをその場で調理してくれる。隣の人たちはバター焼きを注文していた。

奥さんと二人なので、2尾をそれぞれお刺身と炭火焼にして半分こすることにした。伊勢海老の値段は1kg7000円。中くらいのもので1尾400~500gくらい。さざえごはんが300円、味噌汁が200円。

まず最初は炭火焼。アルミホイルを載せて蒸し焼き風にする。出来上がりは中の方がちょっとレアーくらいがいいそうである。しょうゆは少なめにして、頭の部分にあるみそをつけて食べる。焼いてすぐなので、殻が熱くて持てないくらい。なかなか香ばしくておいしい。ただ、こうして焼いてしまうと、伊勢海老も普通の海老もそんなに違わないような気がする。

続いてお刺身。これはまさに産地直送(というか産地で食べているのだが)、少しこりこりするくらい身がしっかりしていて、口に入れると甘い。これぞ伊勢海老という味わいである。惜しむらくは、車で来ているので酒が飲めないのであった。

頭の味噌汁は見た目立派なのだけれど、その場で調理しているせいか出汁があまり出ていなかったのが残念(うちの奥さんにいわせると、味噌汁にしておいしいのは甘エビとワタリガニだそうである)。それと、「さざえごはん、いっぱいありますからね」と言われて正直におかわりしたら、しっかり追加料金をとられていたのが悲しかった。

それでも、漁協直営店というと思い出す内房にある有名店(これはちょっとひどい)とは比較にならないくらい、こじんまりしてなかなかいいお店であった。なにしろ、自分で選んだ海老を料理してくれるのがいい。少人数でやっているので、できれば早目に行った方がいいかもしれない。もちろん、家で調理できる人には、直売や宅配も行っているそうである。

p.s.昨日(10月26日・日曜日)のTBS「噂の東京マガジン」でこのお店を紹介していたが、全くの偶然である。


伊勢海老は重さを量って値段が決まります。


下の子が・・・炭火焼に!


上の子は、お刺身と味噌汁に。

[Oct 25, 2008]