810 青森古川市場・のっけ丼 [Nov 14, 2011]

相変わらず仕事ばっかしで毎日を過ごしている。.パッキャオvsマルケスⅢが相当論議を呼んでいるようなのだが、家に帰らないと見られない(涙)。

いま来ているのは青森。新幹線が新青森まで通って市内は再開発でにぎわっているが、新幹線の通らない青森の駅前は、東横インやルートインがどーんと登場する一方で、古くからあるホテルが休廃業してなくなっていたりする。

若かりし頃、世の中には「カニ族」という人々がいた。巨大なリュックを背に鉄道を乗り継いで旅をする学生たちのことで、宿といえばユースホステルが定番。夜行列車の中で寝る車中泊や、駅の前で寝る駅中泊も珍しくなかった。カニなので、本場はやはり北。本州から北海道に渡るカニが多かった。

青森駅は青函連絡船の発着駅なので、札幌駅や函館駅と並んでカニ族が終結する駅の一つであり、夜行の連絡船での船中泊やホーム待合所での駅中泊をする人がきわめて多かった。ちなみに、後ろから見るとリュックから手足が生えたカニのように見えるから、カニ族なのである。

当時のことを思うと、実際の年月以上に昔のことのように思える。急行を乗り継いで青森まで来て、長いホームを歩いて連絡船に乗ったのは夢だったように思えるけれど、せいぜい35年くらい前のことである。いまや青函トンネルさえ目新しいとはいえず、次にくるのは北海道新幹線ということになるだろう。

当時のカニ族にとって、青森は北海道への通過点であって泊まったり観光したりするところではなかったので、その頃の青森のことはほとんど知らない。もちろん港町であるので、市場は大きいしいろいろな物産が集まる。ただこれから北海道まで新幹線が延びると、終着駅から通過駅になるので、また人の流れが変わってくるのだろう。

こうした中で、駅から5分ほど街中に入ったところにある古川市場は、「のっけ丼(どん)」で集客を図っている。聞いた訳ではないが、ごはんに具を「のっけ」るのでのっけ丼というはずである。

さて、のっけ丼は釧路・和商市場の勝手丼と同じコンセプトで、まず丼飯を買ってその上に市場内のお店から具を勝って乗せてもらう。大きな違いは釧路の勝手丼がたらばがにとかまぐろの中トロとか、結構お高いのに対し、青森ののっけ丼はエビとかまぐろの中おちとか、庶民的でリーズナブルなところである。

青森の市場は「のっけ丼」のある古川市場の他に、駅前の複合施設「アウガ」の地下にある新鮮市場がそこそこ規模があって品物も多い。少しゆっくり見て歩きたいところではあるが、何といっても仕事で来ているのであった。

ちなみに、明日(11/15)は雪の予報である。いつまでも暑いと思っていたら、もう冬になる。


青森・古川市場の「のっけ丼」。左の黄色いのは菊の花のおひたし100円。丼飯が200円で、具が大間の本マグロが入って合計900円、全部合わせて1200円というのはリーズナブル。


市場の中に休憩所があって、のっけ丼を食べる場所になっています。目の前はお店です。

[Nov 14, 2011]