114 競馬 [Mar 3,2005]

競馬をはじめとする公営競技では、周知のように賭けると同時にその25%は自動的に控除されて開催経費その他に宛てられる。したがって、賭ける側にとっては、フィフティ・フィフティの確率であっても配当は賭け金の半分しかもらえないという、マカオの強制チップをはるかに越えた恐るべきハウスアドバンテージとなっている。

もちろん、ギャンブルをする人の動機はそれぞれであって、収支はともかく的中した爽快感を味わいたい人もいれば、競馬を通じて畜産振興や社会福祉に寄与したいという人もいる。だから決して競馬ないし公営競技を否定するものではないのだが、ギャンブルを長く続けるためにはそれらを「買わない」ことが最高の戦略と言わざるを得ない。

しかし、公営競技で勝つ方法が全くないのかというと、そうではない。一つはカシノゲームが基本的に確信の有無と結果にあまり関係がないのに対し、競馬等においては確信のあるレースはそうでないレースより確実に的中率が高いこと。もう一つはオッズが賭けに参加する者の意識に左右され、結果として確率を正当に反映したものとはなっていないこと。これらの要因を最大限活用すれば、25%の控除率を克服することが全く不可能という訳ではない。

具体的には、以下の条件で的中する確信があるレースのみ参加し、そうでないレースはすべて見送る、ということである。

1. 軸馬(ここでの軸馬とは、自分の買い目の軸となる馬のことで、人気馬か穴馬かに拘らない)が人気馬の場合、何らかの理由で勝つ確率より低く評価されている場合。
2. 軸馬の人気がない場合。

買い方についても条件がある。買ったとたんに25%負けるのだから、買い目は極力少なくする必要がある。したがって、元取りといわれる、当っても元金にしかならない目は買わないようにしている。そうするとほとんどのレースが見送りとなるが、見るだけでも競馬は十分に楽しい。

ちなみに、私が競馬場その他公営競技場に行って1日に最大のマイナスとなったのは、もう25年前のことになるが中京競馬の2万円である。以降、それ以下のマイナスにしかなっていない(カシノではその20倍[涙])。それでも、年に何度かは数万円、十数万円のプラスという日もある。現時点において、競馬で損をしないためにはこのやり方しかないのではないかと思っている。

[Mar 3,2005]