122 三公百家楽(さんこうバカラ) [Apr 13,2005]

きっと正しくは、「サームコン・パッカッロッ」と発音するのであろう。マカオにしかないバカラのローカル版である。

1卓のテーブルには、最大で14人のプレイヤー+ディーラーが並ぶ。カードはジョーカーを含まない1組。各自に3枚ずつのカードが配られる。この3枚のカードの和(絵札は10、10になったら0に戻るところはバカラと同じ)が9に近い方が強いのだが、一つだけ例外がある。9より強いのが、絵札3枚イコール三公の0なのである。

また、同じ数字であっても、絵札の数が多い方が強い。したがって、2+3+4の9より、J+Q+9の9の方が強い。このルールにより、普通のバカラより引き分け(和)が起こりにくくなっている(全く起こらないという訳ではない)。各プレイヤーとディーラーの相対関係のみの勝負であるので、隣の人との強弱は関わりがない。

カードがすべてのプレイヤーに配られて、ディーラーが開けていいというまで、カードに触れてはいけない。カードはスクイーズしてはダメで、BJのように少しずつずらして見る形になる。開いたカードは目の前のカード3枚分の枠に置いて、ディーラーのオープンを待つ。ディーラーに勝てば5%のコミッションを差し引いた額が配当され、ディーラーが勝てば賭け金は没収である。自分の勝ち負け、和だけでなく、ディーラーの出目を賭ける枠もある。

このゲームの良さは、ゲームの進行がゆっくりしていて、しかもそれほど熱くならずに勝負できることから、時間をつぶすのに最適ということである。ただし、卓はリスボアとサンズくらいにしかない。席もたいていは空いている。ミニマムはリスボアで200HK$、サンズで300HK$。

実は私はこのゲームが結構好きでよくやるのだが、あと1時間で帰らなくてはならないといったタイミングなら、ミニマムの10倍の資金があれば十分楽しめる(BJなどはこの資金量だと厳しい)。他のゲームと同様、流れが偏ることがあるので、そのときはいったん席を立てば良い。うれしいのは、2とか3で勝ったり、絵札の差で勝てたとき。おもしろいのは、普通のバカラであれほど出現する三公が、このゲームではほとんど出ないことである。

[Apr 13,2005]