910 ポーカールール編1 テキサスホールデムのルール

このページのトランプ絵柄につきましては、Ugetsu Company ”HOMEPAGE MATERIALS”の素材集を使用しました。ありがとうございました。

1.役の強弱

テキサスホールデムの役の強弱は普通のポーカーと同じです。弱い方から、ワンペア<ツーペア<スリーカード<ストレート<フラッシュ<フルハウス<フォーカード<ストレートフラッシュとなります。ストレートフラッシュの中でAハイ、つまり最強の組み合わせであるTJQKAをロイヤル・(ストレート・)フラッシュというのはご存知のとおりです。席や周り順を決める際にはスートの強弱を便宜上つけますが(クラブ<ダイヤ<ハート<スペード)、役の強弱にはスートは関係ありません。

カードの強さはAが最も強く、以下K、Q、…、2の順となります。同じ役同士の勝負となった場合、強いカードを持った方の勝ちとなります。ストレートはAのみがTJQKA、A2345と高い方と低い方の両方に使うことができますが、QKA23のようにAを越えて続くものはストレートとは認められません。フルハウスの場合は、スリーカードの方の数字が優先されます。ストレートは並びの最後の数字で決定されるので、A2345が最弱、TJQKAが最強となります。

同じ役でかつそれが同じ数字で構成されている場合、勝負はキッカーと呼ばれるそれ以外の構成カードによって決められることになります。つまり、「AAK65」と「AAQJ8」の勝負となった場合、キッカーが最も強い数字(この場合K)である前者の勝ちとなります。同様に、何の役もない場合、最も強い数字を持っている人の勝ちとなります。そこでも同点の場合、さらに次のカードの強弱の勝負となります。

例1:役が違う場合、役の強弱により勝負が決まる。
Aさん AJ2ペア

Bさん 2スリーカード =勝ち

例2:役が同じ場合、カードの強弱により勝負が決まる。
Cさん フラッシュKハイ

Dさん フラッシュAハイ =勝ち

例3:役も数字も同じ場合、キッカー(残りのカード)の強弱により勝負が決まる。
Eさん Aスリーカード T、9キッカー

Fさん Aスリーカード K、8キッカー =勝ち

同じカードが使われているじゃないかといわれるかもしれません。いいところに気がつきましたね。テキサスホールデムでは手札2枚の他は共通の持ち札(コミュニティカードという)となるので、少なくとも1枚、最大で5枚同じカードが使われることになるのです。

また、手の強弱は7枚のうち5枚で決まるので、あとの2枚は勝敗に影響しません。まれに、コミュニティカードの5枚が最強の手ということがありますが、この場合手札がAAでも、23でも残っている人は全て勝ちということになります。

例4:手札の強弱に関係なく、両者勝ちの場合。
コミュニティカード(ボードともいう)

Tさん手札AA =勝ち

Uさん手札23 =勝ち

例5:手札は違うけれども、両者勝ちの場合。

Vさん手札AQ A7ツーペアKキッカー =勝ち

Wさん手札A2 A7ツーペアKキッカー =勝ち

2.ゲームの進め方

テーブルの割当てと席順が決まると、各自にカードが配られ、最大のカードを引いた人がボタンの位置をとります。ボタンには目印となるもの(本当に、ボタンであったりする)が置かれ、時計回りに1人ずつ交代となります。

ボタンの次(左隣)の人がスモールブラインド(SB)、そのまた次(左隣)がビッグブラインド(BB)と呼ばれ、それぞれゲームの開始前に決められた量のチップをブラインド(強制的に)ベットさせられることになります。[厳密にいうと、一人ずつ回っていくのはBBなのであるが、ボタンが回っていくと考えた方が初級者のうちは混乱しない。]

ブラインドベットがそろうと、ディーラーはSBから時計回りに1枚ずつ、2周でひとり2枚のカードを配ります。ここで、第1回目のベッティング・ラウンド(賭けるか賭けないかの意思表示)となります。意思表示の仕方はそれぞれの場面ごとに次のうちから選択します。

(1) そのベッティング・ラウンドで、自分の前にベットされている場合

コール ベット額と同額のベットをして、賭けを受け入れることを意思表示するものです。

フォールド ダウンともいいます。ベットをせずに、賭けから下りることを意思表示するものです。手札2枚は誰にも見えないように伏せてディーラーに返します。

レイズ ひとのベット額以上のベットをすること、つまり賭け金をつり上げることを意思表示するものです。

特に初級者のうちは、どの意思表示でも発声してからアクションを起こすよう心がけましょう。発声しないでただチップを置くだけだと、自分の意図したものではない方に解釈されるおそれがあります。最初のベッティング・ラウンド(プリフロップ)においては、すでにブラインドベットがありますから、意思表示は上の3つのうちいずれかとなります。

(2) そのベッティング・ラウンドで、自分の前にベットされていない場合

チェック 賭け金を積み増ししないで、現状維持することを意思表示するものです。

ベット 現状の賭け金にプラスして、賭け金を支払うことを意思表示するものです。ゲーム全体の流れの中ではレイズと同様の効果となりますが、そのベッティング・ラウンドでの最初の積み増しをこう呼んで区別します。

そのベッティング・ラウンドで最初のベットがなされると、あとは(1)と同じになります。全員がチェックするか、最後にベットまたはレイズした人から1周回ると、そのベッティング・ラウンドは終了となります。

 

最初のベッティング・ラウンドが終ると、ディーラーは残ったカードの最初の1枚を捨てて(バーンカード)、次の3枚を共通の場のカード(コミュニティカード)としてテーブル中央で裏返します。この3枚のカードのことをフロップといいます。フロップが配られると、2回目のベッティング・ラウンドとなります。

2回目のベッティング・ラウンドが終ると、ディーラーは残ったカードの最初の1枚を捨てて、次のカードをコミュニティカードとしてテーブル中央で裏返します。このカードのことをターンといいます。ターンが配られると、3回目のベッティング・ラウンドとなります。

3回目のベッティング・ラウンドが終ると、ディーラーは残ったカードの最初の1枚を捨てて、次のカードをコミュニティカードとしてテーブル中央で裏返します。このカードのことをリバーといいます。リバーが配られると、4回目のベッティング・ラウンドとなります。

4回目のベッティング・ラウンドが全員チェックで回るか、誰かのベットまたはレイズにコールして1周回り終えると、全員チェックの場合ボタンから遠い人、最後にベットまたはレイズした人がいる場合はその人から、手札をオープンします。その結果、最も強い組み合わせの人が勝ちになります。初級者のうちは、ここまできたら、勝っても負けても手札を手元でオープンしましょう。役を見逃している場合があるからです。上級者のように伏せたままディーラーに返すことはもちろん、表にしてもカードを投げてしまうと、囲碁・将棋でいう「投了」とみなされて、自動的に負けとなってしまうことがあります。

3.賭け金の配分

ゲーム終了時に最強の手を作った人か、ゲーム途中のベッティング・ラウンドで自分以外のすべての人をフォールドさせた人がそのゲームの勝者となり、賭け金のすべて(ポットという)を手に入れることができます。ただし、後者の場合には勝者は常に1人ですが、前者の場合は勝者が2人以上となる場合があります。その場合、ポットは勝った人たちで山分けされ、チップの最小単位より小さい額については位置が悪い人(ボタンから遠い人)に配当されます。

また、ライブゲームの場合、ハウス(カシノ)の取り分として、ポットの一定割合がディーラーによって天引きされます。これをレーキといいます。レーキはハウスに支払われる金額ですので、リアルマネーの場合はこれとは別に、勝った人がディーラーにチップを払うのが普通です。その金額はそれほど大きなものである必要はなく、ポットの1%前後、金額にして最低1US$くらいを目処にすれば、それほど変な目でみられることはないと思われます。

 [2005年]