104 2015AJPC東京予選(ポーカーの奥深い世界第104話) [Apr 18, 2015]

1年は早いもので、もうAJPC(全日本ポーカー選手権)の季節である。第一回の予選会で有馬温泉やカジノスクールへ行ったり、羽田のセガに行ったりしたのも今は昔、今年の予選会は東京都立産業貿易センター台東館である。場所は浅草だから、コナポケ(コーナーポケット)や浅草ビューホテル(昔、何かの会をやった)のすぐ近くである。

すでに2週間前に大阪予選が行われていて、予選突破者の写真をみるとmakkooさんとか全裸の会会長が写っている。これは私としてもがんばらなくてはならないが、昨年通っているので今年は難しいかもしれない。もちろん確率的には独立事象なので、どの年だろうが昨年の結果がどうであろうが、10分の1である(スキル的に、もう少しは高いと言いたいところだ)。

ただし、今年は一つ選べるところがある。sit & goトーナメント(最大50人)にするか、最大数十テーブルになりそうなスーパーサテライトを選ぶかである。予選突破は両方とも10分の1、ストラクチャーも一緒なら同じと思われるかもしれないが、実は違う。人数が少ないほど、ショートハンドのゲームが多くなる。つまり、ブラインドが早く回ってくるのだ。

今回の私の最大の弱点は、最近のプレイヤーとの対戦経験がないことである。したがって、相手のハンドの読みが重要となるショートハンドは、必ずしも得策ではない。頻繁にテーブルが変わって対戦相手の打ち方が分からないデメリットはあるとしても、常時8~10人でプレイできるスーパーサテライトの方が上策ではないかという結論に達した。

という訳で当日、30分くらい前に会場入りする。すでにテーブルは用意されており受付も始まっているのだが、受付エリアは大混雑で列がどこに続いているのかよく分からない。それらしきところに10分くらい並んでいたら、そこは違う列だということが判明してくじけた。もう少し空いてから並べばよかろうと後ろの方で待機していたら、なつかしいあんがーさんがいた。

あんがーさんとは上野ルーム以来のお付き合いで、AJPCでもシニアを中心に何度かお手合わせしている。「ぼくは8時半くらいに来たんだけど、待ってたらこんな調子で訳分からない。あっちで座って待っていようよ。」とおっしゃる。幸いこの日は肌寒くて、山登り用の上下を着て来たので、フロアに座り込むのは平気である。

昔の人をだんだん見なくなりますねえ、なんて話をしながら時間をつぶす。AJPCの第一回なんてほとんど顔見知りだったのに、いまでは知らない方が大部分である。そうは言いつつも、はたらくさん(第2回のシニアチャンプ)、まりさん(いつかのレディースチャンプ)、スナイパーさんや、運営サイドではリゾカジマスターやハッターさん、てしさんの姿も見える。

結局、受付が終わるまで1時間15分ほどかかってしまい、10時開始予定のトーナメントも開始が大幅にずれ込み、指定されたテーブルが始まったのは1ラウンドの10分過ぎくらいからだった。後から聞いたところによるとスーパーサテライトの開始テーブル数は40を超えていたというから、混雑するのもやむなしということなのかもしれない。

1ラウンド、2ラウンドともほとんど手が入らずに見。3ラウンドくらいからスチールをかけて、3000点の原点を何とか確保する。それはいいのだが、せっかくブラインドが終わったと思ったらテーブルブレイクで、移動したらUTG。様子が分からないし手も入らないのでブラインドを払って回したら、またテーブルブレイク。

テーブルを移動して行った先には、またもやなつかしい、め社長がいた。「久しぶりー、4年振りくらい?」なんてご挨拶はいいのだが、ここでもまたすぐにBBが回ってきた。あっという間に持ち点は2500点を割り込んでしまう。

 


2015AJPC東京予選の会場は、浅草・東京都立産業貿易センターでした。この日、5階のイベントが「きものの会」、6階がAJPC東京予選。

テーブルブレイク後すぐのブラインドはそのまま回ってしまい、残るチップは2000点と少しになってしまった。せっかくめ社長とご一緒したのだから少しはご一緒したいのだけれど、なかなか厳しい状況となった。すでに5ラウンドの150-300、レイズをコーられたらやばいチップ量である。

(ちなみに、め社長とは2005年9月、テニアンで優勝したときのファイナルテーブルでもご一緒している。もう10年前というのがすごい。こちら。

1周回って、BB。ボタンまで全員下りでSBコール、オールインスチールで何とかBBを守る。続くSB、ミドルからレイズが入って、ハンドを見るとAK。これもオールインすると、相手はあっさりコール、出てきたのはAA

さすがにこれはまずいだろうなーと思って見ていたら、フロップでKが出て、リバーでまたKが出た。逆転である。そういえば、昔ミラージュでAKvsAAを逆転したことがあった。もう何年も前のことなのに、よく覚えているもんだなあ。とりあえずダブルアップ。そしてその2、3ハンド後だったか、ショートスタックからレイズが入って、ハンドを見るとKKである。

メイク3000点でリレイズしたところ、下家がコール、ショートスタックはオールインで、サイドポットが発生。もちろんリバーまでチェックで回したのだが、フロップでKが出て、おまけにボードにペアが出来てフルハウスになってしまった。ショートスタックはストレートになっていたので、セットでは間に合わないところだった。(ちなみに、この日AAは来なかったので、KKがベストハンドであった)

8000点以上のポットを手にして、持ちチップは15000点。さっきまで2000点くらいしかなかったのに、すごい勢いで増やしてしまった。しばらくして6Rが終了、1回目の休憩になったが、これは何とか予選通過できるのではないかと思ったくらいである。もちろん、そんなに話は甘くはなかった。

休憩終了後、微妙に手が来なくなり出した。め社長がショートになって、オールインに誰もコーらず、私がBBで上に500点しかないのでT8でやむなくコールすると、出てきたのはTTで、もちろん何も起こらない。AJとかKQsが来た時にはポジションが悪いか、ラージスタックからレイズが入っている。オールインが入ったBBでは、A4sとか55とか微妙なハンドで結局下りてしまった。

アンティが始まる8Rからは、参加しないとどんどんチップが減っていく。め社長は私がオールインにコーった時には2000点なかったのに、かなり盛り返して10000点近く持っている。「予選は100点でも残せば来週のスタートチップは同じだから」とおっしゃる。私も同じことを考えていた。問題は、どこまで粘ればいいかということである。

め社長がフロアーのspikeさんに聞くのだが、予選通過は40人+α、残りテーブル数ははっきりしない。正確な残り人数が分からないのは辛いところだ。どうやら残り10テーブルくらいのようだ。50人S&Gだと10Rくらいに結着がつくことが多いので、そろそろ佳境には入ってきているのだろう。2、3周回持てばいいのなら、レイズするより黙って回した方が得策なのだが。

10ラウンドはアンティ200の1000-2000、黙って回すとあと2周でチップがなくなる。ミドルポジションで、前はすべて下りで回ってきた。ハンドを見るとATハートのスーテッド。これはレイズできる。問題は、ポットに5000点あるのに中途半端なレイズで下りてもらえるのかということである。残り10000点くらいを8000と2000に分けても意味がないので、オールインはやむを得ない。

本音はスチールがありがたかったのだが、ほぼ同じチップの下家(わずかに先方の方が多い)がコール。残りは下りてヘッズアップ。出てきたのが 66である。若干不利ながら、ほぼ互角のじゃんけんである。勝てば、ほぼほぼ安全圏、負ければゲームセットとなる。

フロップはすべて黒でスーテッドのアドバンテージはなくなった。ただしTが出たので現状かなり有利。ターンはラグ。リバーでは6以外すべて勝ちの95対5、にもかかわらず6が出てTペア対6セットで見事に逆転を食らってしまった。まあ、出た瞬間、さっきはKで逆転したからしょうがないと思ったのだけれど。

め社長と挨拶をして会場を後にしたのは2時すぎ。おそらく50人通過で残り10人か20人くらいだったと思うが、あと何人というのが見えない分、悔しさもそれほどではない。残り1人だったらフォールドしたかもしれないが、残り5人だったらレイズせざるを得なかったと思う。むしろ66でコーった下家が、ナイスコールだったということだろう。

そういう訳で惜しくも予選落ちした2015年のAJPC。来週のシニアは、残念ながら用事があって出られない。でも、大人数のトーナメントでそこそこがんばれたので、まあ今年も収穫があったと思うことにしよう。


2015AJPC東京予選、開始前の様子。手前の空いているテーブルもすべて埋まって、スーパーサテライトがスタートしました。

[Apr 18, 2015]