095 2011AJPCシニア~ポーカーの奥深い世界第95話 [May 27, 2011]

さて今週はAJPCの本大会、メインイベントは予選落ちしたが、シニアトーナメントがまだ残っている。勝ち負けもさることながら、例によっておなじみのメンバーが集まるはずなので、久しぶりにポーカーテーブルを囲めるのはうれしい。

とはいえ、ハードスケジュールなのである。先週の日曜に東京予選を戦った後、月曜日だけが通常出勤で、火曜から金曜までが出張。しかも、金曜日の業務終了後に空港のある街まで特急列車で移動、朝便で羽田に飛んでそのまま大鳥居のセガに直行しなければならない。

もしメインに出場できたとしたら朝ごはん抜きで羽田直行で、なおかつバケーションということになるはずであった。幸か不幸か予選落ちしてしまったので、少しは朝ゆっくりすることができる。それでも9時にはホテルを出なければならないが、連日の疲れを少しでも回復することができる。

思うに、去年今年と同じようなシチュエーションで負けてしまったのは、まだ攻撃に入らなくてもいい時期に戦闘体制に入ってしまったからである。その背景には、ゲーム前にすでに疲れていて体力が続かなかったことがある。午後2時からの戦いに向けて、少しでもリラックスして体力の温存を図りたい。

羽田に帰ってきたのは12時。お昼を食べてセガに着いたのは1時。さすがにシニアだけあって、顔なじみの方が多いのはうれしい。後で主催者のリゾカジマスター、TDのHatterさんとお話ししたところ、シニアの申込者は年々増えていて、これまでいろいろなところに出没している人が多いので、まるで同窓会のようだとおっしゃっていた。

時間があるので、べいさん、まっこーさんと一緒にメインイベントの見学。奥のテーブルに、夏子さん、イレブンさん、大阪のnishiさん、にこ様がプレイしている。10000点スタートの300-600。そろそろ差が開いてきて、チップが半分になった人はオールインを狙う時間帯である。夏子さん、にこ様がオールイン・スチールを決める。

私の位置からはnishiさんは後ろ向きなので、こちらには気がついていないようだ。チップがあるのでほとんど無理をしないものの、ポジションを見ながらポイントを逃さないプレイで参考になった。あっという間に2時5分前になる。いよいよ出番である。

指定されたのはS2テーブル。今回のシニアは5テーブルスタートで、ディスプレイの表示をみると46人参加のようだ。同じS2には2つ前に侍さん、2つ後ろに麻雀の金子名人。そして対面にけせらさん(あんさん)がいる。はたらくさんとか中尾さんとか、序盤から暴れる人がいないのはありがたい。暴れるといえば看板にゃさんだが、今回は不出場のようで姿がみえない。


決戦の朝、ホテルの窓から。どこの街か当ててください(笑)、とブログに書いたら、HATTERさんにホテルまで当てられてしまった。(ミレニアホテル松山  [現・アパホテル松山]。Hatterさんは、バスの柄とお堀の形状で分かったそうです。ちなみにHatterさんは、AJPCトーナメント・ディレクター)

なぜ序盤から暴れる人がいると困るかというと、私自身が序盤でもオールインしてしまうということもあるが、ポットが小さいときにあまり冒険したくないという気持ちが強くなってきたせいもある。

ファーストハンドAAが来たらどうするかという話題がたまに取り上げられるが、以前は、AAを下りるなどということは考えづらかったけれど、よく考えれば25-50をスチールしてもあまり面白くはない。しかしメイク150くらいのレイズでは当然付いて来られるので、そこで同スーツ3枚とか同じ数字2枚とか出ると、ほとんど降参である。

だから、とりあえずコールで入ってみて、ポットが大きくなったり形勢が向いてきたら勝負する。そうでなければ仕方がないから下りるというのが最近の傾向である。ところが、序盤で暴れる人の多くは、ビッグベットしても下りてくれない。こちらとしては、現時点の勝ち負けはある程度計算できるものの、ドローで付いて来られるのはつらい。

もちろん、15%とか20%のオッズ以上には打つのだが、引きの強い人にオッズは関係ない。そして、何十人ものトーナメントを勝つためには、時にはそういうケースを引いてしまう運の強さも必要なのである。

さて、シニアトーナメントは5000点持ち。序盤25-50でKKが来た。リンプして後ろからレイズが入ったので、500点のリレイズ。2人がコーって、ポットはすでに1500点超。これなら勝負である。フロップがすべてスモールカード。500点のベットが入ったのでオールイン。下りてもらってファーストポッド獲得。

ところが、いいことは続かない。ちょっと後にAKが来てこれもリンプイン。フロップでKが2枚出たので、ベットにレイズしたがコーられる。ターンでもベット、レイズ、コール。これは持ち持ちである。リバーは500打たれてしょうがないのでコール。なんと、相手方はリバーの2がヒットしてフル。先ほどのプラス分を吐き出してしまった。

次のチャンスは75-150、ここでAA。500点レイズにコールされる。フロップで同じカード2枚。1000点打たれたのでオールイン。3本はなさそうだと思ったのと、こちらの方が少しチップが多かった。ここも下りてもらって再び上昇したところで1回目の休憩となる。

 

 

次の休憩までも取ったり取られたりで、原点を下回ることはないが10000点を超えることもほとんどない。残りテーブルは4つから3つとだんだん絞られてきた。テーブル移動でS1テーブルへ。1番テーブルということはもうファイナルまでテーブルブレイクはない。左隣のあんがーさんがチップを持っているので要注意だ。その左はぬーぼーさん。さらに左がしださん。後からテーブル合体でおぎりんさんが合流。

2度目の休憩を過ぎるとアンティが始まる。100アンティの300-600だと、それだけでポットは2000点近い。次の200アンティ、500-1000になると、3000点である。序盤戦で苦労して取ったり取られたりしたチップが、このあたりにくるとスチール一発のやりとりとなる。だから、ハンドが入るならこのあたりで入ってほしいのだけれど、AA、KKが入るのは決まって序盤戦なのであった。

この日はこのタイミングでAハイカードやミドルペアが入ったため、2度3度スチールができて何とかピンチを乗り切る。ところがAQのレイズをA5でコーられて、しかもリバーで5が出て逆転を食らう。75%どころか90%を逆転されるようでは、よろしくない。その後もビッグブラインドを取られ続けて、ファイナルまで残ったもののチップは9000点ほど。

席順シャッフルで下家は中尾さん。困ったポジションである。旧知の面子では、ほかに侍さん、あんがーさん、しださん、おぎりんさんが残っている。すでにラウンド9で、アンティ300の800-1600。この1周で勝負しなければならない。SBスタートで1100点払って、ボタンで残りは8000点。黙って1周回ると、3000点になってしまう。

カットオフまで全員下りて私の番。ここは行くしかない。ハンドを見るとTcJcと勝負をかけるには十分のハンド。持ちチップの半分のメイク3500点でレイズ。ここまで来て下りる選択肢はあまりないけれど、コールされてフロップで選べる手段を少しでも残したい。ところがSB中尾さんオールイン。BB下りてこちらはもちろんオールイン、ヘッズアップとなる。

A持ちは仕方ないところで、それでもそれほど分の悪いじゃんけんではないはずだったが、出てきたのはAc5c。クローバーのフラッシュで勝ちがないのはきついが、それ以上にさっき負けたハンドだというのが気になるところ。それでも45%くらいの勝率はあるので、AKでペアに対するのと大して変わらないと考えれば、運次第で勝てるだろう。

フロップでAJともに出る。勝率が20%ほどに減ってしまうが、まだ5アウツある。ターンで。残りKのストレート目が出て9アウツ、勝率は引き続き20%。さきほど5の3アウツを出された時より3倍ほど率はいいはずだったが、リバーはラグ。今年のAJPCシニアは10位でゲームオーバーとなった。

AJPCでは3位が2回あったけれど、10位も第2回のメインに続いて2度目である。時計をみると午後6時40分。5時間近くプレイしたにしては、先週の東京予選ほどに疲れてはいない。最後も負けてしまったけれど、プレイ選択としては仕方がないところだったし、まくり目も残した。徐々に体調がポーカー向きに戻ってきているのだろう。

後で確かめたら優勝は、余語さんという女性。上の展開で、私と中尾さんのオールイン合戦をBBで下りた方です。今回はほとんど一緒にプレイしていないので、打ち方とかは説明できませんが、ずっと中尾さんと同じテーブルだったはずなので、おそらく紛れた展開に巻き込まれずに冷静にプレイされた方なのでしょう。おめでとうございました。第一回から、あきさん、はたらくさん、中尾さん、べいさんと旧知の方々がチャンピオンになったのですが、またライバルが増えてしまったようです。

ところで、私も6月中旬のラスベガスはエアとホテルを確保していて、仕事さえ片付けばWSOPシニアに参加予定である。去年も一昨年も行けなかったけれど、今年こそ3年ぶりにリオ・ホテル&カシノのポーカーテーブルを囲みたいものである。乞うご期待。ではでは。

[May 27, 2011]