401 番外霊場龍光院 [Oct 15, 2017]


この図表はカシミール3Dにより作成しています。

朝になった。真夜中すぎからほとんど眠れなかったのだが、時間になれば起きなくてはならない。靴下を履いて寝たので、足の傷でシーツを汚すようなことはなかったのは何よりであった。前日に、「朝は6時に用意しますから」と言われていて、階下からは食事を用意する音が聞こえてくる。外は雨。5時台の天気予報でも、1日雨と言っている。

計画では、津島から満願寺まで行き、そこから宇和島まで遍路道を歩くことにしていた。これだと宇和島に直行するより3時間近く多くかかることが予想されたが、ホテルに食事が付いていないので到着が遅れても問題はないし、別格札所の龍光院は翌朝一番で行けばいいと考えていたのである。

満願寺は八十八札所ではないが、篠山から下りてくる道と観自在寺から直行する道が合流する場所にあり、真念「道指南」でも、収益は満願寺の復興に充てたいとわざわざ指定しているほど気にかけていた霊場である。なんとかして行きたかったのだが、1日雨、それも大雨が降る予報の上に、足の状態が悪いのでは断念せざるを得ない。

天気予報を見ていたら、「食事の用意ができました」と声がかかった。下の座敷に下りて行くとTVがついていて、いままさに見ていた天気予報であった。朝食はご飯、味噌汁に海苔、目刺し、納豆、梅干し、それと小鉢に切干し大根、きんぴらごぼうとひじきの煮物が付いた純和風の豪勢なもので、ご飯はおかわりしていただいた。

右足親指はバンドエイドの上にテーピング、左足にはマメ用の絆創膏を3つ貼ったら予備がなくなった。満願寺に寄らない代わりに、ドラッグストアでいろいろ買わなければならない。宇和島まで行けばあるだろうが、それまで足がもてばいいけれど。

左右とも靴下は2枚重ねにしてみたら、少しクッションが効いて歩きやすくなった。一日雨の予想なので、上下ともモンベルのレインウェア、リュックカバーは最初から付けて、ストックも畳んでリュックの横ポケットにしまう。朝から傘を差して、7時前にスタートする。

「あいにくの天気ですね」「山には行かずに国道で行くことにします」と宿のおばさんと挨拶して出発。亀屋旅館は峠道への遍路道の入口にあるのだが、国道を歩くので再び役場まで戻らなければならない。役場の前が旭屋で、いまも看板が掲げられているが民宿は営業していない。柏坂という遍路宿もあったらしいが、こちらも数年前に廃業してしまった。

だから柏集落に唯一残っている亀屋旅館にはがんばってほしいものだが、歩き遍路そのものが減っているのと、宿毛・宇和島間には頻繁にバスが走っているため、どうしてもそれらの街に泊まることになってしまう。難しいところである。

そんなことを考えながら役場の先から坂道を登って行く。国道なので㌔ポストがある。松山まで125km、宇和島まで32kmと書いてある。天候がよくないだけに、歩いている場所の見当がつくのはありがたいことである。ともかく、この日のうちに宇和島まで行かなければならないし、今回の区切り打ちの最終到達地は松山である。

坂を登り切ったところがトンネルで、ここには車用と歩行者用の2つのトンネルがあった。歩行者用のトンネルには内海ふれあいトンネルと銘がある。

1992年8月の竣工、全長915m、直線なので出口が見える。歩行者専用のためか高さがそれほどなく、換気もよくない。歩いているうちに汗が噴き出してくるほど暑いけれど、贅沢は言えない。外は大雨なのにトンネルの中は傘を差さずに歩くことができるのだ。

内海ふれあいトンネルを出ると、しばらくは左手に海という海岸沿いの道が続く。雨が激しいので景色を楽しむゆとりがないのが残念だが、足の方はとりあえず小康状態を保っている。左足のマメは靴下2枚重ねが効いたのかほとんど当たらないし、右足もテーピングで固定しているのでここまでのところ痛みはない。だが、まだ先は長い。宇和島までは30km近くある。

1時間ちょっと歩いて、鳥越トンネルの前で小休止。ここにはバス待合所があって、トタンで上下左右を囲ってありベンチも置いてある。バスの時刻表をみると15分くらい先だったので、わずかの間雨宿りさせていただく。

リュックを置いて近くの自販機でペットボトルを補充し、遍路地図でこの先のルートを確認する。津島の少し前、鴨田に休憩所マークがあるが、そこまでの間6~7kmは何もマークがない。休める場所がないかもしれない。


国道56号柏交差点付近。左の青い建物が旧・旭屋旅館、右が愛南町役場内海支所。峠越えが本来のへんろ道だが、雨降りなので国道を進むことにした。


ひとしきり坂道を登ると、車道とは別に歩行者用のトンネル「内海ふれあいトンネル」がある。雨の日にはたいへんありがたい。


内海ふれあいトンネルを過ぎると、左に海を望む風景が続く。雨降りでゆっくり景色を楽しめなかったのは残念。

 

再び海岸沿いの道になった。今度は入江になっている静かな海で、何を養殖しているのか海の中にブイが規則正しく浮かんでいる。ここも雨が激しくゆっくり眺めている余裕はなかった。このあたりに遍路休憩所の東屋があったが、先ほど休んだばかりなのでそのまま先に進む。9時15分、大場の鼻トンネル161mを過ぎ、徐々に山の中に向かう。

9時40分、嵐坂・風の通り道と書いてある歩行者専用トンネル371mまで到着。このトンネルをくぐったところが休憩所となっていた。私の持っている遍路地図には載っていないが、嵐坂ポケットパークと書いてある。駐車場の他、トイレ・水飲み場といくつかの東屋がある。こういう空模様の日にはたいへんありがたい休憩所である。リュックを下ろしてひと休みする。

嵐坂ポケットパークから先はなだらかな下り坂で、足が軽くなった。坂を下りきったあたりに十字路があり、右から合わさってくる道は山の中から続いてきた道のようだ。これが亀屋旅館から柳水大師・清水大師と峠を越えてくる道であろう。山の上は霧なのか雨雲なのか、曇ってしまって見ることはできない。

この交差点から、国道から左へ15度ほどの角度で旧道が集落の中に伸びている。ここまでずっと国道を来たので、旧道に入ってみた。車通りもなく、民家と畑の間を続く道で、右手遠くには国道を走る車の姿が見えるので安心である。幸いに雨も小降りになってきたので、それもうれしい。

30分ほど旧道を歩くと再び国道が近づいている。復帰するとすぐ先に、「津島・かも田」の遍路休憩所が見えた。ポケットパークで休んでからそれほど時間はたっていなかったが、すぐ前に自動販売機がある。ファンタピーチの誘惑に勝てず、午前10時半、またもや一休みする。

この遍路休憩所にいろいろ案内があったのだが、その中の説明地図に「宇和島まで15km4時間」と書いてある。もう少しかかるだろう、と思った。遍路地図によると観自在寺からいま休んでいる遍路休憩所まで21km、観自在寺から宇和島龍光院まで40km、引き算すると19kmになり、4kmも違う。

ちょっと首をひねったが、本当にあと4時間で着くならそれはそれでありがたい、と深くは考えなかった。後から考えると、宇和島市街まで4時間で、龍光院までさらに1時間ということなのであった。この日の午後、それを思い知ることになる。

10時40分出発。国道を3kmほど歩くと津島の街である。津島まで来れば遍路休憩所も食堂もコンビニもたくさんあると思っていたが、遍路地図をよく見るとそうした施設があるのは旧道の方で、国道を歩いている分には休める場所は全く見当たらない。しかし、街の入口、津島大橋を渡ると見えてきたのはドラッグストアの看板であった。

この日に限っては休憩所よりコンビニよりありがたい。近くまで行ってみると、大きな駐車場のある本物のドラッグストアだった。ここで薬品や包帯が入手できれば、宇和島まで待つこともない。いまのところ痛みは治まっているけれども、いつどうなるか分からない。ずぶ濡れのリュックを外に置いて、店内に入る。

倉庫のような天井の高い建物に、薬だけでなく生活用品や食品が置いてある。まず薬品コーナーに行って、滅菌ガーゼとマメ用絆創膏をカゴに入れる。包帯かサポーターを買うつもりだったが、フィルムロールという防水で固定できるテープがあったのでそれにする。消毒用のマキロン、痛み止め・睡眠薬兼用のパプロン風邪薬、幅広バンドエイドも必要だ。

さらに、栄養補給のためのマルチビタミン錠剤、GPSとヘッデン用の予備の電池、お昼にするつもりの菓子パンも入れてレジに行くと、4,000円以上と予想外の出費である。しかし、まだ1週間以上もスケジュールが残っており、必要なものは必要でやむを得ない。外に出てリュックに詰め込むと一杯になり、菓子パンはビニール袋に入れて手に持つことになってしまった。


嵐坂ポケットパーク。ポケットパークは愛媛県で整備されている休憩所で、峠道ルートだとここは通らない。


峠道との合流点から旧道に入る。国道から旧道に入ると、交通量がほとんどなくなった。


津島・かも田の遍路休憩所。自販機のファンタピーチで一息つきました。ここの案内表示に、宇和島まで15kmと書いてあったので意外と近いと思ったのですが。

 

身支度を整え、国道56号に戻る。再び雨が強くなってきた。左手に傘を差しながら、右手でアンドーナツを食べる。あまりおいしくない。とはいえ、ちゃんとした食べ物屋さんに入って食べて行く時間はないし、ずぶ濡れの状態でいい顔はされないだろう。車通りの多い国道をひたすら歩く。

大きなバス停があり、信号待ちがあり、駐車場から出てくる車に行く手を阻まれる。15分ほど歩くと大きな交差点になった。ここを右に曲がると3kmほど先に真念「道指南」で特筆されている満願寺がある。だが今回は行ける状況にない。またの機会を待つしかない。

遍路地図を見ると、津島市街から松尾トンネルまですぐ近くのような印象を受けるのだが、実際には信号待ちがあったり登り坂だったりしてそう簡単には着かない。今回の場合、雨が降っていることもあってドラッグストアから休みなしで歩いても約1時間かかった。

このトンネルは、遍路地図に「全長1,710m、通過所要時間約27分。車両交通量が多く、トンネル内は排気ガス充満の状態になる」と、暗に避けた方がいいみたいな書き方をされているのだが、雨が降っていればこちらを通る方が絶対に楽である。並行して高速道路の新松尾トンネルが通っているため、それほど交通量は多くない。

苦しかったのはむしろ、津島市街から続いている登り坂がトンネルの中もずっと続くことであった。普通、トンネルというのは峠道にあるので、トンネルまで登ればあとは平坦であるか、トンネルの半ばまで登りであとは下りという構造が多い。ところがこの松尾トンネルは、津島の方から入ると入口から出口までずっと登り坂なのだ。

帰ってから電子国土で調べると、津島市街が標高10m未満、松尾トンネル入口が標高50m、出口が90mである。1.7kmで40mだからたいしたことはないのだが、だらだらと続く登り坂で確実に体力が削られていく。朝はいったん治まっていた右足親指が強烈に痛み始めた。

爪が剥がれて血が出ているような痛みである。ただ、座って靴を脱ぐ場所もないし、確かめたところでどうしようもないのでそのまま歩き続ける。松尾トンネルを脱けたのは13時10分。12時46分に入ったから、所要時間24分。遍路地図の記載より短く通過することができた。
 
おそらく、ずっと差し続けてきた傘を差さなくて済み、楽に歩けるようになったからだと思う。トンネルの出口が峠で、そこからようやく下りが始まる。トンネルを出ても雨は強かったけれど、下り坂なので少しは楽に歩くことができ、右足の痛みも歩けないほどではない。

坂を下っていくと彼方にお城が見えた。宇和島城である。やがて市街地に入り、工場・倉庫や事務所、中高層の集合住宅に隠れてお城は見えなくなる。車はどんどん多くなり、しかも片側にしか歩道がないので歩くのが大変ということも多くなった。

宇和島市街で困ったのは、休憩所もトイレも見当たらないことであった。津島のドラッグストアでトイレを借りた後、津島市街にも松尾トンネルの付近にも休憩施設は見当たらず、2時間以上休みなしで歩いている。市街地は遍路歩きにやさしくない。仕方なく歩き続けていると、ファミリーマートの看板が見えてきた。

ファミマなら大抵イートインコーナーがあるので、ここで休めるだろうとリュックを店の外に置いて、店内に入る。この日の昼はアンドーナツしか食べていなかったのだが、なぜかそれほどお腹はすいていなくて、コーヒーとジェラート(冷凍ヨーグルトの中に熱いミルクを注いだ飲み物)をお願いした。

帰ってから調べると、この店は宇和島保田店という店のようで、まだ宇和島南ICに達していない。そして、宇和島市街ではあるもののお城のある中心部からはかなり離れている。そういえば、この後龍光院まで1時間以上歩くことになり、なかなか着かないなあと思ったものだった。

つまり、津島・かも田の遍路休憩所に書いてあった宇和島まで4時間というのはこのあたりまでのことで、宇和島市街は端から端まで歩くと2時間以上かかるくらい広いのであった。


たいへん助かった津島のドラッグストア。マメと爪の治療のため消毒薬、滅菌ガーゼ、フィルムロール、バンドエイド等を購入。


松尾トンネル入口。遍路地図で脅かすほどには交通量は多くない。それよりも、ずっと登り坂なのがきつかった。


宇和島市街はたいへん広く、街に入ってからが遠い。ファミマを出たところからお城のあたりまで1時間かかった。車もたいへん多い。

 

ファミマ発14時40分。ゆっくり休めたので、体力もいくぶん回復した。こういう雨の日は、傘を差さずに休める場所はたいへんありがたい。

ここから先いよいよ宇和島の中心部に入って行くのだが、八十八札所に入っていないせいか龍光院への行先表示はすぐ近くまで全く見当たらない。そして国道56号線は、お城の近くではジグザグにあっちへ行きこっちへ行きするので、信号待ちの時間ロスと遠回りによる距離ロスがかなりあったような気がする。

宇和島市内を歩いていると、やたら見かけるのが闘牛の広告である。次回の宇和島闘牛大会は、私が歩いていた1週間後の10月22日日曜日、宇和島市営闘牛場とある。市営というのがすごい。メインイベントは西予市の「牙狼」vs鬼北町の「鞍馬ジュゴン」(14分14秒の熱戦で、鞍馬ジュゴンが勝った。Youtubeに動画がある)、入場料は大人3,000円である。

そういえば、宇和島市内には競馬も競輪もボートもない。これは、闘牛があるからだと聞いたことがある。闘牛や闘鶏は、公認か非公認か知らないが賭けの対象になっているそうで、結構盛んに行われているらしい。

どちらが勝つかいわゆる単勝だけでは面白みが少ないような気がするが、海外のブックメーカーがボクシングやサッカーでやっているように、点数とか時間のハンデを付ければそれなりに面白いのかもしれない。重勝と組み合わせれば、結構な倍率にはなりそうだし。(実際にあるのかどうか確かめた訳ではありません)

今書いていて思い出したのだが、もう二十年以上前に高知で闘犬を見たことがある。桂浜の近くで、常設なのかその時たまたまやっていたのかはよく覚えていない。覚えているのは、やたらと臭かったことである。土佐犬も親しみを感じる犬ではないし、それが噛みつき合うのもスマートではなかった。

それに比べると、牛は動きがスローモーで愛嬌がある。闘牛自体も本質は力比べだから、人間でいうとボクシングやレスリングでなく相撲に近い。WEBを見ると会場もドームでかなり広いので、匂いもそれほど気にならないかもしれない。機会があれば行ってみたいものである。

さて、そういう訳で国道56号を忠実にたどったつもりなのだが、なかなか先に進めないしお城も見えない。住居表示は「丸の内」となっているので宇和島城のすぐ近くに来ていることは間違いないのだが、お堀も石垣も見えない。雨も降り続くし歩くのも疲れたので、立ち止まり遍路地図を取り出して進路を確認する。

どうやら、龍光院へ行くにはまずJR宇和島駅を目指せばよさそうである。いったん国道を通るのはやめて、あちらに見える大通りを目指す。行ってみると、その通りがJR宇和島駅に向かうバス通りで、あきらかにこちらの方がメインストリートである。大きなビルや土産物店が駅の方向にずっと続いている。はじめからこの通りを歩けば心配せずに歩いて来れたのである。

JR宇和島駅と隣接する8階建てくらいのホテルの近くに、大通りの脇に入る細い通りがある。龍光院はそこを100mほど入ったところにあって、JR宇和島駅を目標にして歩けば問題のない場所であった。通りから石段が本堂レベルまで上がっているが、気になるほどの高さではない。16時05分龍光院到着。市内のファミマから約1時間半歩いたことになる。

宇和島市内でやたらと目立つ市営闘牛大会のお知らせ。メインイベントは鞍馬ジュゴンが勝ったようだ。


JR宇和島駅。龍光院へ向かうには、まずここを目指すのが得策です。信号の右に道案内があります。


JR宇和島駅からまっすぐ歩くと、龍光院の石段に到着する。

 

龍光院は別格二十霊場の第六番で、五番が須崎の大善寺だから、足摺岬や予土国境をはさんで久しぶりの別格霊場となる。真念の時代、宇和島城下には願成寺という由緒ある寺があったと「道指南」にあるが、龍光院はその古刹を宇和島藩伊達公が宇和島城の鬼門封じとして移転したものという。

通りから見上げると本堂レベルは山の上になるので、それほど大きくないのかと思っていたら、石段を上がると境内はとても広く、本堂、大師堂、鐘楼の他に池もあるし鉄筋のりっぱな庫裏・納経所もある。さすが宇和島藩主肝煎りのお寺さんである。

本堂も大師堂も立派だ。本体は木造でそれほど新しいものではないのだが、土台はきちんとした石造りでそれほど月日が経っていないように見える。おそらく、もともとあった本堂・大師堂の躯体はそのままで、土台だけを新調したのだろう。おカネがかかっている。

着いたのが午後4時過ぎだったので、早々に読経を済ませご朱印をいただく。納経所は立派なビルになっていて、鯖大師とも大善寺とも様子が違っている。さすが宇和島は愛媛県屈指の大都市だけのことはある。

ふり返ると、放送局かNTTの無線アンテナの向こうに、宇和島城の天守閣が見えた。この高さまで上がると、ビルに遮られずにお城が見える。ということは、お城からも龍光院がよく見えるということで、おそらく藩主は折りに触れてこちらの方向を拝んだに違いない。

天守閣を見たのは、市街地に入ったあたりで見えて以来で、中心部になってからはビルなどに阻まれて全く見えなかった。住居表示が「丸の内」であったのでお城の近くだと見当はついたものの、お堀がある訳でもなく丘の上に天守閣があるので、どこにあるか全く分からなかったのであった。
 
この日の宿は宇和島オリエンタルホテル。龍光院からいったん宇和島駅前に戻り、反対側に進む。大きなホテルなので遠くからでも分かる。16時40分着。結局この日は、朝から晩までずっと雨だった。建物の中に入ってようやく傘をささずに済む。部屋はビジネスホテルなので狭いが、空調、バストイレ、冷蔵庫、wifiすべて揃っているので、用事が済めばあとは部屋でゆっくりできる。

部屋に入ってまず着替える。靴下を脱いで足の状態を確認すると、右足は痛みがひどかった割にひどい状態にはなっていなかった。爪は白く変色しており、滅菌ガーゼに水が出た痕跡が残っていたものの、血は出ていないし化膿もしていない。前日のように、爪の下の皮膚が膨れて水を含んでいるようなこともない。左足のマメは、足の裏を除いて小さくなっていた。

ひとまず安心して、最初に洗濯物をコインランドリーに持ち込み、そのままホテルに併設されているローソンに買い物に行く。この日は到着が遅れる可能性があったので夕食なしの素泊まり5,800円(税込)。だからローソンで夕食と朝食を買ってなければならない。ここしばらく食事付の宿が続いたのでかえって気分転換になる。

夕食のメニューは、タンタンメンに生春巻、コロッケ、イカフライ、ポテトサラダ、デザートにフルーツゼリーを付けた。当初予定どおりこの日はアルコールなしで、湯上りにウィルキンソンの炭酸水を飲む。前泊した高知ホテル以来、5日ぶりのユニットバス。足の具合を確かめながらなので、大きなお風呂のように気を遣わなくてかえっていい。

この日の歩数は54,289歩、移動距離は32.2kmであった。

[ 行 程 ]
柏・亀屋旅館 6:50 →
[5.2km]8:15 鳥越トンネル前バス停 8:25 →
[5.3km]9:45 嵐坂ポケットパーク 10:00 →
[2.6km]10:30 津島かも田休憩所 10:40 →
[3.3km]11:30 津島ドラッグストア 11:50 →
[10.2km]14:20 ファミリーマート 14:40 →
[5.0km]16:00 龍光院 16:30 →
[0.6km]16:40 宇和島オリエンタルホテル(泊)→

[Apr 25, 2018]


龍光院は山の上にもかかわらず、境内は広くて池もある。


本堂の高さからは、宇和島市街のビルの向こうにお城が見える。きっとお城からもお寺が見えるのだろう。


龍光院から駅の反対側に歩くと、宇和島オリエンタルホテルがある。新しくて、1階にローソンが併設されている。翌日進む方向にあるのもありがたかった。