915 釧路フィッシャーマンズワーフ [Sep 18, 2018]

釧路に行くのは、ギリヤーク尼ヶ崎師の釧路公演を見て以来だから、6年振りのことになる。

その後、旭川で上野ファームを見たり留萌で明日萌駅を見たり、山の中へヒグマ事件跡を見に行ったりして北海道には来ていたのだけれど、道東では網走より南には入っていなかった。

久しぶりに釧路に来てみると、フィッシャーマンズワーフはさらに人通りが少なくなっていた。ここはもちろん、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフから名付けたもので、本家本元には新婚旅行で行ったことがあるものだから、たいへん愛着のある施設である。

隣のドーム型植物園EGGは幣舞橋方面からは入れないようになっていたし、鮮魚コーナーもお魚が少なくなっていたのが寂しかった。10日前の地震の影響か中国人観光客の姿が見えなかった上に、日本人観光客もまばらで、平日とはいえ買物客がほとんどおらず、店の人が手持ち無沙汰にしていた。

もともと、釧路フィッシャーマンズワーフはバブル末期に立ち上がったもので、当初は西武流通グループが中心となって出店していた。その後、西武流通グループが左前となって撤退し、現在は釧路市が中心となって運営している。そのため、2階より上には行政施設が目立つ。

この日行ってみたのは、2階にある「港の屋台」。中心位置にテーブルがあり、壁際に7つか8つの店舗があってそこから注文した食べ物が届くというフードコート方式なのだが、まず開店時間が5時半からで少々待つ。

待つと言っても、お客よりも店の人の方が多い状態なので、仕方なく情報コーナーで写真やパンフレットを見て時間をつぶす。ようやく5時半になったので会場に入ると、なんと半分近くは閉店したり休業したりでやっていないのである。

「ザンギの王様」に座り、ザンギやお刺身盛り合わせ、モツ煮込みを注文する。さすが漁港だけのことはあってお刺身は新鮮で、今回遠征で初めてお刺身らしいお刺身を食べたのだが、いかんせん客は私と奥さんの2人だけでたいへん寂しい。

30分ほど経って、観光客らしい一行が大騒ぎしながら入ってきたが、そのまま出口から帰ってしまったようだった。あまりに騒がしいのは困りものだが、誰もいないというのも寂しいものである。

このフィッシャーマンズワーフにしても、道の駅とか霧多布温泉のようにそこそこの規模に納めておけばよかったと思うのだが、バブル当時の雰囲気を思い出すとそれも難しい話である。道東第一の都市といってもJRの駅があの規模だし、和商市場があれば本当は地元客・観光客とも捌ききれるはずなのである。

無理にマーケットを拡大しようとするから、観光客を呼ばなくてはということになり、中国からでも客を集めようとするから、新たなホテルを建設することになり、それがまだ過大投資でお互いの足を引っ張ることになる。

昔のように1日遅れの新聞を見るような状況に戻るべきとは言わないけれども、開発だの投資だのということはいい加減にした方がいい。

[Oct 31, 2018]


釧路フィッシャーマンズワーフ。館内にある「港の屋台」で食べましたが、ひと気がないのは悲しかった。