182 2018シーズン終盤展望 [Dec 13, 2018]

レギュラーシーズンもWeek14まで進み、あと3週を残すのみとなった。AFCはKCがトップを走っているものの、RBカリーム・ハントがプライベートの暴力行為により解雇され、プレイオフに向けにわかに暗雲が漂ってきた。今日・明日と終盤戦の展望をお送りするが、まずはAFCから。

AFC暫定順位(WEEK14まで)
< >内シーズン前Superbowlオッズ、 【 】内はプレイオフ進出条件

暫定第1シード カンザスシティ・チーフス(11-2)  <34.0> 【プレイオフ以上確定】
暫定第2シード ニューイングランド・ペイトリオッツ(9-4) <6.0> 【あと2勝で地区優勝】
暫定第3シード ヒューストン・テキサンズ(9-4) <29.0> 【あと2勝で地区優勝】
暫定第4シード ピッツバーグ・スティーラーズ(7-5-1) <11.0> 【残り全勝で地区優勝】
暫定第5シード ロサンゼルス・チャージャース(10-3) <29.0> 【あと1勝でプレイオフ】
暫定第6シード ボルティモア・レイヴンス(7-6) <41.0> 【残り全勝でプレイオフ】
IN THE HANT 1ゲーム差以内 マイアミ・ドルフィンズ(7-6)、インディアナポリス・コルツ(7-6)、テネシー・タイタンズ(7-6)
2ゲーム差以内 デンバー・ブロンコス(6-7)、クリーブランド・ブラウンズ(5-7-1)

暫定1位は引き続きKCながら、他地区よりも同地区LACが最大のライバルとなっている。今週もし負けても地区内の勝率で優位に立つものの、ここまでトップで走ってきてワイルドカードに終わればショックが大きい。カリーム・ハントの離脱が終盤戦でどう響くか。

暫定2位のペイトリオッツは先週「マイアミの奇跡」に遭って地区優勝を決められなかった。対BUF、NYJのホームゲームがあるので地区優勝は堅そうだが、今週PIT戦に負けると第3シード以下に転落する可能性が出てきてプレイオフの日程が厳しくなる。それよりも、年齢的なものかブレイディのプレイに切れがなくなってきたのが気になる。

暫定3位のテキサンズは10連勝ならず地区優勝は持越しとなった。2ゲーム差あるので有利な状況は変わらないものの、今週のNYJはアウェイながらmust winのゲームになってしまった。もしTENと並ぶことになると、タイブレイクで不利になる。

暫定4位はスティーラーズ。ベルが戻って来ればとみんな踏ん張っていたが結局戻ってこず、代役でがんばっていたコナーもケガをしてしまった。アウェイとはいえOAK戦の負けは想定外で、レイヴンスと0.5ゲーム差しかないのに今週NE、来週NOと相手が厳しい。自力優勝には全勝が必要で、第4シードだと対KCかLAC。ともにレギュラーシーズンで敗れている相手だ。

暫定5位チャージャース。PIT戦の逆転勝利が大きかった。リヴァースにとって最後のチャンスで、今週は大一番のKC戦、もし地区優勝を逃してもワイルドカードはほぼ確実。何とか逆転地区優勝と第1シードを手に入れたい。

暫定6位レイヴンス。大事なところでフラッコが離脱したけれども、ラマー・ジャクソンで何とかしのいで地区優勝争いを残している。Week16のLAチャージャース戦が大一番で、ここを勝てればプレイオフ以上に前進する。

IN THE HANTの中で逆転ワイルドカードの可能性が最も高いのはタイタンズ。BAL@LACでワイルドカードのライバルが潰し合うし、HOUが2敗すれば逆転地区優勝の目も残されている。とはいえ、不調のNYG、WASにもし星を落とすことになるといっぺんにシーズンが終わる。

ドルフィンズは「マイアミの奇跡」で残り7秒からNEを逆転、地区優勝とプレイオフの可能性を残した。残り3ゲーム最大の難関は今週のMINアウェイ戦で、ここをしのげば残り試合の相手は楽だ。中盤戦展望で期待したコルツはジャガーズ戦の完封負けが痛かったものの、テキサンズを破って可能性を残した。上位チームの取りこぼし待ちで、Week17まで残せばTENとの直接対決。

ブロンコスは先週までプレイオフの有力候補であったが、なんとSFに取りこぼして一気に圏外近くまで後退した。残り全勝は可能だが、ワイルドカード争いのチームすべてが取りこぼす必要がある。ほとんど可能性は残されていないものの、Week14までブラウンズが圏内に残っているというのは驚くべきこと。地区内で2勝1敗1引分けとがんばっているのが躍進ぶりを示している。

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NFC暫定順位(WEEK14まで)
< >内シーズン前Superbowlオッズ、 【 】内はプレイオフ進出条件

暫定第1シード ニューオーリンズ・セインツ(11-2) <21.0> 【地区優勝決定】
暫定第2シード ロサンゼルス・ラムズ(11-2)  <11.0> 【地区優勝決定】
暫定第3シード シカゴ・ベアーズ(9-4) <101.0> 【あと1勝で地区優勝】
暫定第4シード ダラス・カウボーイズ(8-5) <21.0> 【あと1勝で地区優勝】
暫定第5シード シアトル・シーホークス(8-5) <34.0> 【あと2勝でプレイオフ】
暫定第6シード ミネソタ・ヴァイキングス(6-6-1) <13.0> 【残り全勝でプレイオフ】
IN THE HANT 1ゲーム差以内 キャロライナ・パンサーズ(6-7)、フィラデルフィア・イーグルス(6-7)、ワシントン・レッドスキンズ(6-7)
IN THE HANT 2ゲーム差以内 グリーンベイ・パッカーズ(5-7-1)

セインツが直接対決に勝っているのでタイブレイクで暫定1位。、先週TBに勝って地区優勝を決めた。パンサーズが調子を落としているので、1st Round Byeは今週にも決めそうだ。31TD4INTとブリーズの成績も素晴らしく、バックアップQBのヒルや2人のランニングバックをうまく使っている。久々のスーパーボウル進出を期待したい。

ラムズが暫定2位。開幕当初の圧倒的な攻守からすると、ゴフがシカゴ戦で0TD4INT、ディフェンスでも次々ランを決められて綻びを見せている。とはいえ、ここからのスケジュールは同地区の楽な相手なので、第1シード奪回は十分可能。プレイオフまでに何とか立て直したい。

暫定第3シードはスーパーボウルオッズ101倍のベアーズ。なんといっても、開幕直前に入ってきたカリル・マックでディフェンスが一変した。かつてアーラッカーでスーパーボウルに進出した時と同様、ディフェンスでチームをけん引している。今週のGB戦は注目で、ここを突破するようだとプレイオフでも台風の目になる。

暫定第4シードはカウボーイスで、先週イーグルスに勝って首位固めした。地区内勝率がよくあと1勝で地区優勝。昨年の雪辱を果たすことができそうだ。ただしプレスコットの信頼度はルーキー時より落ちているので、ワイルドカードの突破は厳しいかもしれない。

ワイルドカード圏内の両チームは先週のマンデーナイトで対決、勝ったシーホークスは第5シードでのプレイオフを確実にした。おそらくWeek16までに決まり、最終週は主力を休ませることができるだろう。生きのいい若手RBと、ベテランの穴を埋めるディフェンス陣ががんばっている。プレイオフ緒戦はかなりいい勝負になるだろう。

ヴァイキングスは五分の星でも自力でワイルドカードが可能である。残り試合の相手は必ずしも楽ではないが、ライバルとなるはずの6勝7敗組いずれもチーム状況がよくないので、有利な状況に変わりはない。CHIの残り試合も気になるが、Week16までに地区優勝を決めてもらった方がいいかもしれない。

パンサーズがIN THE HANTのトップ。5連敗してまだこの位置にいるということは、序盤のリードがそれだけ大きかったということだが、CLEにまで負けたのはいただけない。セインツと2試合残しているので厳しそうだ。イーグルスは先週DAL戦の負けで地区優勝は絶望的だが、残り全勝でワイルドカードの可能性は残されている。

レッドスキンズは中盤までプレイオフ圏内だったのに、アレックス・スミスに続いてクリス・マッコイまで骨折しては如何ともしがたい。首の皮一枚残っているのがGBで、AFCのブラウンズと同じ星というのが悲しい。HCを更迭して心機一転なるかどうか。もしこれから全勝で他チームも取りこぼし、逆転ワイルドカードということにでもなれば、スーパーボウルに進む可能性もある。

今シーズンは星の偏り方が極端で、地区優勝はWeek16までに決まる可能性が大きく、Week17までもつれそうなのはワイルドカードだけとなっている。それも直接対決で決まるゲームはほとんどないので、最終週サンデーナイトがまたもやなくなってしまうかもしれない。

[Dec 13, 2018]

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