015 19年続けたWOWOWを解約 [Feb 7, 2019]

しばらく前から、WOWOWの契約についてしっくりこないものを感じていた。

そもそも契約したのはボクシング番組Exite Matchを見るためで、週1回2時間の番組に月額2,300円+消費税が惜しいとは思わないで長らく過ごしてきた。現在も、ボクシング以外の番組を見ることはほとんどない。

ところが2年くらい前から、一部試合の画質を目で見て分かるくらい落としているのに気づいていた。さすがにたいした試合ではないけれど、もし見たい試合でこれをやられたら頭にくるだろう。中継する試合も、米国の一部に集中している。それほど予算が削られているのかと思った。

毎月送られてくる番組情報誌をみると、ボクシングの占める割合はおそらく2%にも満たない。放送時間からして、3チャンネルで1週間504時間中再放送入れてせいぜい6時間だから、そんなものである。

とはいえ、ボクシングを見るためだけにWOWOWと契約している人は私だけではないはずである。大坂なおみにも東方神起にもWOWOW制作のドラマにも興味はないのに、おそらく視聴料の大部分はそういう番組に使われている。

ライブで流すような大試合で画質を落とすようなことはないけれども、パッキャオとか帝拳絡みばかりで、いま現在旬の選手(エロール・スベンスとか)の試合は録画でしか流さない。そして、解説陣もいつのまにか帝拳ばかりになってしまった。

とくに、ジョー小泉が出なくなってしまったのはなぜだろう。ジョーさんの主張に100%同意することはないけれども、金儲けよりボクシングそのものが好きなことは見ていれば分かる。引退した訳ではなく、いまも国際マッチメーカーとして世界を飛び回っているのだ。デラホーヤvsホプキンスのチケットを買った縁もある。

飯田覚士が諸般の事情で出られないのは、仕方がない。でも、代わりが西岡では心許ない。それでも海外実績のある西岡とか亀海だったらまだ分かるが、海外で1度も試合をしていない山中がなぜ大きな顔をして出て来るのだろう。ドーピングクロの選手と分かって試合をした時点で、世界水準ではドーピング選手と同じである。

HBOがボクシング中継を終了し、これから先、組まれるビッグマッチは間違いなく減る。やはりドーピング選手であるカネロの試合は見たくないし、いまさらパッキャオ、メイウェザーでもあるまい。

この1月、WOWOWを見たのがパッキャオvsブロナーのライブと、チャーロ兄弟の録画だけという時点で、これに2,300円は掛け過ぎだと痛感した(試合もつまらなかったし、解説もひどかった)。WOWOWに電話して、1月末で解約した。

自宅を建てて以来19年間続けてきたけれど、長く契約したからといって割引してくれる訳でもなく、特別なプレゼントがある訳でもない。ボクシング番組の予算を削っているところからみて、私のようなユーザーを想定してはいないのだろう。こちらからも、あえてお付き合いする理由はない。

今を去ること30年ほど前、WOWOWは深刻な経営危機にあり契約者を増やすことが至上命題だった。その頃まだ1チャンネルしかないにもかかわらず、ボクシングの放送時間はいまと変わらなかった。マイク・タイソンやデラホーヤの独占中継が契約者増に果たした役割は、小さくなかったはずである。

年月は過ぎ、いまWOWOWを動かしている連中はかつての経営危機の時代を知らない。知識として知ってはいても、いま現在の経営判断とは別物と考えているだろう。それはそれで仕方がないことだ。

しかし、私自身のコスト計算の観点からは、NHKを上回る視聴料をWOWOWに払い続けるのはどう考えても間尺に合わないのである。どうしても見たい試合のライブ中継は2,300円+消費税のPPVを見るつもりでスポット契約して、あとはYou tubeのダイジェスト映像を見てがまんしようと思っている。

[Feb 7, 2019]