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なんとなく思うこと

152 永遠に売上が伸びるなんてありえない [Nov 21, 2022]

「お名前.com」のサーバを使っているので、この会社のHPを開く機会が多いが、最近そのたびにポップアップで「永久にサーバ使用料月額1,072円」という広告が出てくる。うるさくて仕方がない。

いま他社のサーバを使っている人達の関心を引くためなのだろうけれど、既存の顧客はあまりいい気がしない。値下げしろとは言わないけれど、もっとさくさく動くように努力するのが先だろう。(WordPressのバックアッププラグインは、いつもタイムアウトだ)

詳しく見ていないが、おそらく他社からの乗り換え顧客だけの特典で、いずれドメインの使用料で元はとれると考えているのだろう。ドメインの使用料を上げないとはどこにも書いていない。

それ以上に気になるのは、この会社は自社の従業員に対し「お前たちの給料を上げるつもりはないし、永久に偉くする気もない」とアナウンスして、果たして士気が保たれるのだろうかという点である。

製品を永久に値上げしないとは、つきつめるとそういうことである。でなければマーケットが永久に成長するしかないが、そういうのをネズミ講と言い、昔からありえない儲け話ということになっている。

そもそも、日本の人口が減少に転じて何年も経つ。購買力のある若い層がこれから加速度的に減って、学校もどんどんなくなるし店だってそんなに要らない。インターネット商売だって同じである。

こうした広告を打つということは、まだまだ他社の売上を食えばなんとかなると思っているのだろうが、マーケット自体が縮小している中で拡大するところがあるとすれば、それはいまのマーケットではなく誰も知らないマーケットである。

若い頃銀行にいて、融資の稟議書を書くときにその会社の売上が毎年20%ずつ増えるみたいな書類を書かされた。「そんなのありえないでしょう」と言うと、最高学府を出た賢い上司が「そう書いてどんどん貸せばいいんだよ」と言っていた。

そんな上司ばっかりだから、合併された上、銀行自体がいまや構造不況業種である。支店もどんどん整理されているので、偉くなるチャンスも少なくなっている。今にしてみれば、体を壊す前に辞めておいてよかったのは間違いない。

普通の考察力、判断力があって、世の中の情勢を冷静に考えれば、うまい話がそうそう転がっている訳がない。転がっていると思う連中が、落とし穴にはまるだけである。

「お名前.com」もそう長いことではなさそうだと思うが、かといって他の会社に移してもたいして変わらないかもしれない。自衛のためにバックアップデータだけはきちんと持っておくしかなさそうだ。

[Nov 21, 2022]

「お名前.com」で永久にサーバ使用料1,072円というキャンペーンをやっている。いろいろ条件があるのだろうけど永久の訳はないし、そもそも永久に売上を伸ばそうと思うのがおかしい。

少し前に、お名前.comのレンタルサーバ利用料を永久に値上げしないという広告について書いた。きっとドメインで元をとるつもりだろうと予想したが、事態はそれよりずっと悪かった。利用料は上げないがサービス料を新設するというのである。

現行取っていない料金を新たに取るならば、それは値上げである。このご時世で値上げがいけないと言うつもりはないが、それならそれで利用者に対する誠意が求められる。こういうやり方には、誠意も何もない。

売上が確保できるなら、嘘だろうと詐欺だろうと構わない。うまいセールストークに騙される奴が悪い。永久に利用料が据え置きになるはずがないだろうというのが彼らの言い分であろう。

値上げしたいならまずコスト削減の努力をして、それでも吸収できなければ申し訳ありませんが値上げさせていただきますと頭を下げるのが筋である。レンタル料という名前だろうが、サービス料という名前であろうが、利用者から取ることに変わりはない。

あるいは、市場環境でいかんともしがたいのが今回お願いする「サービス維持調整費」で、われわれの企業努力とは関係ありませんと言いたいのかもしれない。

そんなバカな話はない。私企業の活動でマーケットが関係せずに価格が決まるものなどない。マーケットがどう動くか判断するのが企業経営者である。

そんなことを言い出したら、金利が上がれば調整費、人件費が上がれば調整費、為替が動けば調整費で、すべて調整費が必要になる。値上げするのは勝手だが、顧客がそれで納得すると思っているのだろうか。

こういうことを平気で言う連中がIT長者だというのだから世も末である。かつては、企業は公器とされ、経営者はそれなりの人格見識が求められた。レンタル料は据え置きますが別途サービス料をいただきますなどと言えば、間違いなく不買運動が起きただろう。

そして、「利用料は永久に上げません」とセールスした舌の根も乾かないうちに、実質的に値上げというのだから、こういう広告を出していいのだろうかという疑問がある。

私自身はこの広告にひっかかってサーバを移転した訳ではないので利害関係者ではないが、もしそういう人がいたら「これは詐欺だろう」と言い出さないのだろうか。

消費者庁という役所は、こうした詐欺的な広告を監視して摘発するのが仕事ではないのだろうか。統一教会をやり玉にあげるのもいいが、世の中にはこういうこすからいことをする奴らがいっぱいいるのである。

おそらく、年寄りには読めないような小さな字で契約書類のどこかに書いてあるのだろうし、電力会社もガス会社もやっているのにわれわれがやって何が悪いと思っているかもしれない。

いずれにしても、お名前.comは機会をみて解約する方向で検討すべき段階に来ているようである。

[Dec 8, 2022]

「お名前.com」で乗り換え時サーバ利用料値上げせずの広告に続き、別途サービス料を徴収するという通知。誇大広告を通り越して、これは詐欺広告であろう。消費者庁は何も言わないのか。