5月にAJPCがあって、その後急に風向きが変わったのを感じる。
予定していたWSOPシニアに出るためラスベガスに行くことなどとてもできなかったし、そもそも8月末になろうというのにまともな休みすらとれない。ポーカーも、カジノも、旅行も、ゆっくり休むことすらできそうもないのは悲しいことである。
就職して最初の仕事(銀行である)の時は、外回りはあるけれども出張などほとんどなかった。10年勤めて、泊りがけの出張など数えるくらいしかなかった(研修はあったが、文字通り缶詰にされただけである)。全国に出かけるようになったのは今の職場に移ってからだけれど、それでも人数がいた頃は手分けしていたから月に何回もということはなかった。
それが今では、多い時では2週間に4回、3週間に5回といったペースで出張しなければならない。正直なところ、この歳になってこのペースはきつい。それでも自分なりにがんばっているのは、おそらくこれがサラリーマン生活の最後になると思っているからである。
若い頃から、節目というか、風向きが変わったのを察知する感覚はそこそこあって、それなりに世渡りに生かすことができたと思っている。今回の風向きの変化が自分にどのように影響するのか、またどう対応すればこの風向きを生かすことができるのかはまだ分からないが、何かをしなくてはならないのは確かなようである。
こうした場合に、風向きに逆らってもあまりいいことはない。けれど一方で、船の針路を変えるべき時にためらうべきでないことも、おそらく確かなのである。
[Aug 24, 2009]