098 クロフォードvsアミール・カーン [Apr 20, 2019]

WBO世界ウェルター級タイトルマッチ(2019/4/20、米ニューヨークMSG)
Oテレンス・クロフォード(34戦全勝24KO) 1.1倍
  アミール・カーン(33勝20KO4敗) 8.5倍

この試合の主役がどちらかというのは、やや難しいところがある。3階級制覇チャンピオンでありパウンド・フォー・パウンドを窺うクロフォードが断然主役でおかしくないのだが、ではカーン以外が相手で客が入るかと言われると微妙である。 “098 クロフォードvsアミール・カーン [Apr 20, 2019]” の続きを読む

097 ロマチェンコ、元王者クロラを相手にせず [Apr 12, 2019]

WBA/WBO世界ライト級タイトルマッチ(2019/4/12、米ステイプルズセンター)
Oワシル・ロマチェンコ(12勝9KO1敗) 1.01倍
  アンソニー・クロラ(34勝13KO6敗3分け) 19.0倍

金曜日夜のタイトルマッチというのは珍しい。英国への放映を考慮したのだろうか。 “097 ロマチェンコ、元王者クロラを相手にせず [Apr 12, 2019]” の続きを読む

096 19年続けたWOWOWを解約 [Feb 7, 2019]

しばらく前から、WOWOWの契約についてしっくりこないものを感じていた。

そもそも契約したのはボクシング番組Exite Matchを見るためだし、週1回2時間の番組に月額2,300円+消費税が惜しいとは思わないで長らく過ごしてきた。現在も、ボクシング以外の番組を見ることはほとんどない。

ところが2年くらい前から、一部試合の画質を目で見て分かるくらい落としているのに気づいていた。さすがにたいした試合ではないけれど、もし見たい試合でこれをやられたら頭にくるだろう。中継する試合も、米国の一部に集中している。それほど予算が削られているのかと思った。

毎月送られてくる番組情報誌をみると、ボクシングの占める割合はおそらく2%にも満たない。放送時間からして、3チャンネルで1週間504時間中再放送入れてせいぜい6時間だから、そんなものである。

とはいえ、ボクシングを見るためだけにWOWOWと契約している人は私だけではないはずである。大坂なおみにも東方神起にもWOWOW制作のドラマにも興味はないのに、おそらく視聴料の大部分はそういう番組に使われている。

ライブで流すような試合で画質を落とすようなことはないけれども、パッキャオとか帝拳絡みばかりで、いま現在旬の選手(エロール・スベンスとか)の試合は録画でしか流さない。そして、解説陣もいつのまにか帝拳ばかりになってしまった。

とくに、ジョー小泉が出なくなってしまったのはなぜだろう。ジョーさんの主張に100%同意することはないけれども、金儲けよりボクシングそのものが好きなことは見ていれば分かる。引退した訳ではなく、いまも国際マッチメーカーとして世界を飛び回っているのだ。デラホーヤvsホプキンスのチケットを買った縁もある。

飯田覚士が諸般の事情で出られないのは、仕方がない。でも、代わりが西岡とか亀海だったらまだ分かるが、海外で1度も試合をしていない山中がなぜ大きな顔をして出て来るのだろう。ましてドーピングクロの選手と分かって試合をした時点で、世界水準ではドーピング選手と同じである。

HBOがボクシング中継を終了し、これから先、組まれるビッグマッチは間違いなく減る。ドーピング選手のカネロの試合は見たくないし、いまさらパッキャオ、メイウェザーでもあるまい。

この1月、WOWOWを見たのがパッキャオvsブロナーのライブと、チャーロ兄弟の録画だけという時点で、これに2,300円は掛け過ぎだと痛感した。WOWOWに電話して、1月末で解約した。

自宅を建てて以来19年契約してきたけれど、長く契約したからといって割引してくれる訳でもなく、特別なプレゼントがある訳でもない。ボクシング番組の予算を削っているところからみて、私のようなユーザーを想定してはいないのだろう。こちらからも、あえてお付き合いする理由はない。

今を去ること30年ほど前、WOWOWは深刻な経営危機にあり契約者を増やすことが至上命題だった。その頃まだ1チャンネルしかないにもかかわらず、ボクシングの放送時間はいまと変わらなかった。マイク・タイソンやデラホーヤの独占中継が契約者増に果たした役割は、小さくなかったはずである。

年月は過ぎ、いまWOWOWを動かしている連中はかつての経営危機の時代を知らない。知識として知ってはいても、いま現在の経営判断とは別物と考えているだろう。それはそれで仕方がないことだ。

しかし、私自身のコスト計算の観点からは、NHKを上回る視聴料をWOWOWに払い続けるのはどう考えても間尺に合わないのである。どうしても見たい試合のライブ中継は2,300円+消費税のPPVを見るつもりでスポット契約して、あとはYou tubeのダイジェスト映像を見てがまんしようと思っている。

[Feb 7, 2019]

183 SUPERBOWL LIII 展望&回顧 [Feb 3, 2018]

SUPERBOWL LIII(2019/2/3、アトランタ・メルセデスベンツスタジアム)
ニューイングランド・ペイトリオッツ(AFC) -2.5
Oロサンゼルス・ラムズ(NFC)

2002年以来ペイトリオッツが5連勝中のカードであるが、2016年が最後の顔合わせ、ということはマクベイになってから初めてのカードということになる。HCもQBも、百戦錬磨の大ベテランと新進気鋭の天才の対決となるが、勝負のカギとなるのはディフェンス。特にブレイディvsラムズDLの対決が結果を左右することになるだろう。 “183 SUPERBOWL LIII 展望&回顧 [Feb 3, 2018]” の続きを読む

095 パッキャオ、40歳初防衛 [Jan 20, 2019]

WBA世界ウェルター級タイトルマッチ(2019/1/19、ラスベガスMGMグランド)
マニー・バッキャオ O 判定(3-0) X エイドリアン・ブロナー

私の採点はジャッジ2人と同じ116-112。いくらブロナーが「俺の勝ちだ」と言ったところで、手数も少なく決定的な場面も作れなければ、判定に文句を言うことはできない。

正直なところ、試合前の予想を書く気にはならなかった。パッキャオの現在の立ち位置は、チャンピオンとはいってもクラス最強を争うところから遠く離れていて、かつて自らが破ったデラホーヤとかコットの位置にいる。そして、ブロナーはかつてのマヨルガとかフェルナンド・バルガスに比せられる。40歳の中量級チャンピオンが、Favoriteになるようなカードで、まじめに予想する気にはなれない。

たまたまマティセの力が落ちていたのと打たれ弱かっただけで、前回のKOは8年振りだったほどこの階級でのパッキャオは限界であった。ブロナーがマイダナ戦前の出来であれば、本来ブロナーが圧勝しなければならない試合である。あえて試合前予想をするならば、そう書いただろう。

ところがブロナーは精進を怠ってしまい、20代にしてボクシングの伸びしろをなくしてしまった選手である。今回に限っては、パッキャオ相手ということでキャリア初めてといっていいほどまじめにファイトしたのだが、残念ながら怠けた期間が長すぎた。

ブロナーもメイウェザーと同様スーパーフェザー(ジュニアライト)からスタートしたが、生活の乱れがウェイトを増やしたのではないかと疑うくらい、クラスを上げてからスタミナがなくなった。瞬間的なスピードは最後まで衰えないものの、スタミナに自信がないためか1Rから12Rまでずっと待機策である。これでは勝てないし、面白くない。

私は、ブロナーのボクシング能力はマイキーとかスウィフトより上だと思っていたし、油断負けしたマイダナ戦の前までは、メイウェザーを追って5階級制覇するだろうと多くの人が考えていた。実際、スーパーフェザー、ライト位まではすべて圧勝、KOの山を築いてきた。

ところが、スーパーライト以降の試合は、勝つ気がないのではないかというほど手が出ない。カウンターを決めても追い打ちがかけられない。今日の試合でも、かつてのブロナーであれば、パッキャオの突進を目の先三寸で見切ってカウンターを打てたはずだし、実際、数は少ないが決めていた。ところが、そこから倒しにいけないのである。

声を出しながら前に出て行く試合も以前は多かったのだが、今日の試合では終始パッキャオに前に出られて、テクニックをみせるのが精一杯。10歳以上年が離れているとは思えない試合だった。今後も、ネームバリューがあるのでどこかの王者決定戦に出る機会はあるだろうが、階級最強を争うクラスまで浮上するのは難しいだろう。

かたやパッキャオ、40歳を迎えての初防衛戦を快勝した。KOを逃したのはこのクラスなので折込済で、あるいはリングサイドにいたメイウェザーと再戦ということになるのかもしれない。

仮にそういう試合が決まったとしても、階級最強をめぐる戦いという訳ではないので、あまり興味が沸かない。ホプキンスは50歳近くまで世界戦線に生き残ったけれども、スティーヴンソンのような例もある。フライ級からスタートしたパッキャオは、まだできるというところでグローブを置くのが正解だと思う。

[Jan 20, 2019]

094 カネロ、スーパーミドル級挑戦 [Dec 15, 2018]

WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ(2018/12/15、ニューヨークMSG)
ロッキー・フィールディング(27勝15KO1敗) 10.0倍
カネロ・アルバレス(50勝34KO1敗2引分け) 1.06倍

ドーピング疑惑のあるカネロの試合はあまり予想したくないのだが、いきなりスーパーミドルに上げるという選択の背景には興味がある。 “094 カネロ、スーパーミドル級挑戦 [Dec 15, 2018]” の続きを読む

093 ロマチェンコ、ライト級統一 [Dec 8, 2018]

WBA/WBO世界ライト級タイトルマッチ(2018/12/8、ニューヨークMSGシアター)
Oワシル・ロマチェンコ(11勝9KO1敗) 1.06倍
ホセ・ぺドラサ(25勝12KO1敗) 12.5倍

いまや、実力的にも興行的にも、ボクシング界の中心にいると言っていいほどの勢いにあるロマチェンコ、リナレス戦の次はいきなり統一戦である。相手は、ベルトランを完封したペドラサであるが、正直なところ役者が違うだろう。 “093 ロマチェンコ、ライト級統一 [Dec 8, 2018]” の続きを読む

182 2018シーズン終盤展望 [Dec 13, 2018]

レギュラーシーズンもWeek14まで進み、あと3週を残すのみとなった。AFCはKCがトップを走っているものの、RBカリーム・ハントがプライベートの暴力行為により解雇され、プレイオフに向けにわかに暗雲が漂ってきた。今日・明日と終盤戦の展望をお送りするが、まずはAFCから。 “182 2018シーズン終盤展望 [Dec 13, 2018]” の続きを読む