060 六番安楽寺 [Sep 5, 2015]


この図表はカシミール3Dにより作成しています。「神宅」のあたりで南に迂回しているのが道間違い(汗

さて、五番地蔵寺から六番安楽寺までのおよそ5.2kmは、一番霊山寺の前を通っていた県道12号線に並行して遍路道が通っている。だから、距離は多少長いけれど、道に迷うことはあるまいと思っていた。ここが大きな落とし穴であった。

この日の行程は、JR板野を下りてほぼ真西へ向かう。四国北部を西から東に流れている吉野川の左岸を遡上することになる。

一方、JR高徳線は板野を過ぎると90度右に折れ、瀬戸内海に向かって大坂峠を越えていく。この曲がり方がやけに機械的だと思っていたのだが、実はもともとの線路は板野を過ぎても吉野川に沿って直進し、六番安楽寺のちょっと前、鍛冶屋原というところまで走っていたのであった。国鉄鍛冶屋原線という。 “060 六番安楽寺 [Sep 5, 2015]” の続きを読む

050 五番地蔵寺 [Sep 5, 2015]


この図表はカシミール3Dにより作成しています。

今回の第二次お遍路にあたり、新調した遍路用品が2つある。

1つは上下の白衣。これは納経所でお遍路だと分かってもらうために必要のように思ったので、WEBをいろいろ探して「いっぽ一歩堂」というお店の軽装白衣上下を購入した。自分の体質を考慮した場合、寒くて薄着で難儀する可能性よりも、暑くて大汗をかいて苦しむ可能性の方がずっと大きいと思ったからである。

ひとつ懸念されたのは、パンツのサイズにLLまでしかないことで、正直なところもう1サイズ上があればよかったのだけれど、寸法をみると大丈夫そうだし、ウェストラインはゴムで伸縮が利くのでとりあえず買ってみることにした。実際はいてみると、ところどころメッシュが入ったり風通し穴が開いているのがいい。 “050 五番地蔵寺 [Sep 5, 2015]” の続きを読む

040 四番大日寺 [Sep 5, 2015]


この図表はカシミール3Dにより作成しています。

7月の出張にあわせて試験的にやってみた半日の四国お遍路では、それほどの問題なく三番札所まで歩くことができた。若干の抵抗感があったのは観光団体お遍路との遭遇であったが、まあなんとか我慢できる範囲ではあった。

次の段階として、1泊2日でもう少し本格的に歩いてみることにした。1泊2日にしたのは、それ以上進むと「遍路ころがし」焼山寺道に入るため、2泊を通り越して一気に3泊4日になってしまい、休みの都合がつきにくいからである。机上の計算では1泊2日で羽田行の夜便に乗れるが、まだ遍路初心者でもあるので、後泊を入れて2泊3日の計画を立ててみた。 “040 四番大日寺 [Sep 5, 2015]” の続きを読む

030 三番金泉寺 [ Jul 26, 2015 ]


この図表はカシミール3Dにより作成しています。

極楽寺から三番金泉寺まで、遍路地図によると2.6km。本日1番の長丁場である。しかも炎天下、油断することはできない。幹線道路から離れて裏道を行くようだが、極楽寺を出たところから「四国のみち」の道しるべがあるのでそれほど迷うことはない。

しばらくは坂道を登って行く。両側が造成中の墓地になっており、立てられている幟(のぼ)りには「極楽霊園」と書いてある。何で極楽寺霊園じゃなくて極楽霊園なんだろうと思う。よく考えれば、古くから続いているお寺さんが、檀家以外のために墓地を提供するというのも妙な話である。あるいは極楽寺とは関係がないのかもしれない。まだほとんどが空き地で、整備されるのは先のようだ。

極楽霊園を過ぎると下り坂で、その坂をしばらく下ると住宅街を抜ける道と合流する。ここまでは多少木陰があったけれど、ここからはさえぎるものは何もない、炎天下の一本道である。午後2時過ぎのじりじりと音を立てるような日差しが、正面から容赦なく照り付ける。一番から十番くらいまで、吉野川を遡上するので進路はずっと西、この時間が最もきついのであった。 “030 三番金泉寺 [ Jul 26, 2015 ]” の続きを読む

020 二番極楽寺 [ Jul 26, 2015 ]


この図表はカシミール3Dにより作成しています。

一番霊山寺から二番極楽寺までは広い通りに沿って西に進む。前の大通りは幹線道路のようで、ひっきりなしにトラックが飛ばして行く。

車通りが多いせいなのか、店も多い。遍路必携の地図「四国遍路ひとり歩き同行二人 地図編」(このブログで遍路地図といえば、この本のことである)には掲載されていなかったけれども、一番札所の近くにはセルフうどん屋や喫茶店が見えたし、しばらく歩くとセブンイレブンもあった。

極楽寺まで歩く途中に、初めてお遍路の団体とすれ違った。20人くらいで、私よりもかなり年上に見える。菅笠と白装束、金剛杖という完璧なお遍路装束の人もいれば、上は白衣・下はCW-Xとか、登山用のダブルストックで歩いている人もいた。二番から一番に向かっているということは逆打ちということになるが、長距離を歩いてきたようにも見えない。 “020 二番極楽寺 [ Jul 26, 2015 ]” の続きを読む

010 一番霊山寺 [ Jul 26, 2015 ]


この図表はカシミール3Dにより作成しています。

 

定年が近くなって、なぜか四国八十八札所に行ってみたくなった。

札所の存在を知ったのは、思えばずっと昔の昭和40年頃、確か当時のNET(現在のテレビ朝日)でやっていたテレビ番組である。まだ白黒の時代で、画像も映画の画面のようにざらざらで、白装束・菅笠のお遍路さんも時代がかっていた。その頃NHKでやっていた「新日本紀行」と同様、映像に対する志の高い番組であった。

ただ、札所に行くべきだと思うようになったのは、おそらく四十年近くに及ぶサラリーマン生活の「澱(おり)」のようなもののせいだ。最初に奥さんに説明するときに「長年、いろいろな人に迷惑を掛けてきたから」と言ったところ、「あんたが一番迷惑をかけているのは私だ」と言われてしまったのだが、そういう迷惑とは少しニュアンスが違う。 “010 一番霊山寺 [ Jul 26, 2015 ]” の続きを読む