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311 奈良・三条通りの現在 [Sep 9, 2011]

今週末は奈良に出張である。一昨年に全裸の会会長と当麻寺や叡福寺をご一緒したときに書いたように、奈良は大好きで昔から何度となく来ている場所である。昨年はくそ忙しいのと、遷都1300年祭で奈良中のホテルがずっと一杯だったため来られなかったけれど、まだまだ行きたい場所はいっぱいある。

さて、今回は出張の合間に1時間くらいは街中を歩けるだろうと楽しみにしてきたのだけれど、ちょっとびっくりというか、がっかりというか、ショッキングなことがあった。奈良の裏メインストリートともいえる三条通りが、ほとんど昔の面影なく変わっていたからである。

三条通りはJR奈良駅と近鉄奈良駅を結んでいる裏道で、真ん中辺に開化天皇陵がある。宮内庁の立て札を見るのが大好きな古墳フェチの私としてはこたえられないのであるが、それはさておき、しばらく前から通りを整備しているのは気付いていたのだけれど、今回来てみたら、通りの南側の商店街があとかたもなく、なくなっていたのである。

歩道拡幅工事というば聞こえはいいのかもしれないが、有体にいえば昔ながらの古い商店がなくなって、ビルやマンション、駐車場に姿を変えてしまったのであった。もちろん、立ち退いた方々もそれなりに補償があったはずなので市内のどこかに新店舗を構えているのだろうとは思うけれど、私のような他所者にはどこに移転したのかも分からず、なくなったのと変わりがない。

最初に奈良市内を歩いたのはもう三十年以上前になる。それ以来、正倉院展で面白そうな出し物があったり、興福寺の阿修羅像、東大寺の不空羂索観音を見たくなったり、そういう機会を見つけては歩いてきた。この通りにはよく行く奈良漬のお店があって、奈良漬と守口漬を買うと5000円くらいとちょっと高かったのだが、今回来たら見当たらない。そもそも、お店のあったあたりまで道が広くなっているのである。

平屋の古い商店がなくなりみんなビルになって、ファミリーレストランや居酒屋チェーンになるのは、果たして喜ばしいことなのだろうか。確かに、奈良市内に安いビジネスホテルが増えたのはうれしいけれど(以前は、奈良市内にはほとんどこの手のホテルがなかった)、ちょっと考えさせられた。おかげで、最近の出張にしては珍しく、端麗生を2本も飲んでしまったのでありました。


私の大好きだった三条通りは、現在はこうなってしまいました。

[Sep 9, 2011]