815 東北新幹線・グランクラス [Nov 21, 2011]

先週青森に出張したのだけれど、土・日も含む連日勤務で、最終日は夕方まで仕事して翌日は会社というハードスケジュールだった。さすがに体力的に厳しいと思ったので、青森からの帰りは東北新幹線のグラン・クラスに乗ってみた。

いまのところ、グランクラスが接続されているのは「はやぶさ」だけで、1日に3往復くらいしかない。私が乗った夕方のはやぶさは新青森を6時過ぎに出発して、3時間あまりで東京に着く。途中停車駅は、盛岡、仙台、大宮だけで、福島や宇都宮、上野には止まらない。

まず座席に座ってみる。第一印象としては、グリーン車がプレミアム・エコノミーとすれば、グランクラスはビジネス位の乗り心地である。革張りというのがセールスポイントであるが、私としては革でも布でもすわり心地がよければいい。非常に気になるのは、収納スペースがほとんどないことである。特に、前の座席の背の部分にあるはずの荷物入れがないのが不便である(リクライニングのため。下の写真)。

「通路を行き来する人はいません」というのが一つの売りになっていて、接続されているのは連結の一番後ろ。入口には案内のお嬢さんが立っているし、反対側はグリーン車からの通路となっていて、そこには「グランクラス利用者以外の立入りはご遠慮ください」と書いてある。

出発してしばらくすると、案内のお嬢さんがおしぼりを持ってくる。このあたりは飛行機と同じである。そして次は飲み物と食事。飲み物はビール、ワイン、日本酒、焼酎とソフトドリンクがあって、食事は洋軽食と和軽食がある。その他にお菓子とおつまみがあるとパンフレットには書いてあったが、持ってこなかったところをみると、リクエストベースなのかもしれない。

私がお願いしたのは和軽食とワイン(下の写真)。お弁当は松茸も入ってそれなりに豪華だが、いかんせん紙のお弁当箱というのが高級感に欠ける。またワインはボルドーやブルゴーニュという訳にはいかず甲州ワインである。JR東日本としてはやむを得ないところなのだが、やはり飛行機とは違うのである。

また、客層もファーストやビジネス並みとはいえない。ほとんどが出張帰りのサラリーマンだったが、中にはラフな風体の人がいて(カジュアルというのではない)、見学はご遠慮くださいと書いてあるのに見学していると思っていたら乗客だった。考えてみればグリーン料金より6~7千円、特急料金より1万円くらい上乗せすればいいのだから、国際線のファーストやビジネスとは違って当たり前なのである。

また、サービスが終わると案内のお嬢さんがいなくなってしまうのも、何だかなぁという感じ。いちいちCA呼び出しと同じようにコールするのも面倒だし、後からトイレに行ったら、車内販売の人みたいに通路で待機していた。あれだったら、グリーン車みたいに時々車内販売があったり、ゴミを集めに来てくれた方がいいのにと思った。

こうしていろいろ不満はあるのだが、速いことは速い。新青森から1時間で盛岡、もう1時間で仙台、さらに1時間で大宮である。ご存知のとおり青森空港は市内からちょっと距離があるので、時間的にも下りてからのアクセスの利便性でも、東北新幹線に分がありそうな戦いである。

結論 東北新幹線は速いが、グランクラスにしなくてもグリーン車で十分。浮いたおカネでちゃんとしたワインを買うのが正解。


グランクラスの内観。1列・2列になっていて、最後方が6Cなので(私の席だ)、全部で18人収容。


飛行機のファーストクラスを意識した(らしい)食事。感想は記事をご参照。

[Nov 21, 2011]