020 我中&OPPCwithリゾポカ岡山大会(ポーカーの奥深い世界第20話) [Apr 26, 2006]

4月22日土曜日、岡山県は湯原温泉において、我中&OPPCwithリゾポカ岡山大会が開催された。皆さんご存知のとおり、我中(われちゅう)はサイト「ぎゃんぶらぁ我中心派!!」、OPPCは「岡山ポーカープレイヤーズクラブ」、リゾポカは、「リゾカジ.com」のポーカーオフである。会場の湯原温泉は、全国露天風呂番付でも横綱にランクされる、西日本屈指の温泉である。

大会は大盛況のうちにビッグさんの優勝、sharkさんの準優勝で終了。そして二次会の宴会、その後朝まで行われた各部屋でのゲームまで、終始なごやかな雰囲気の中で楽しませていただきました。OPPCのtagamanさん、あけみんさん、我中のまさ☆さん、kopa兄さん、kopaさん、特別講義をされたポーカー侍さんはじめ、主催者、関係者の皆さん、ありがとうございました。また、全国各地から集まられた参加者のみなさん、お疲れ様でした。

大会会場は真庭市湯原支局の湯原ふれあいセンター。大会に先立ち、ポーカー侍さんの特別講義「世界のポーカー事情とWSOPへの道」がある。ポーカー侍さんの日頃のトレーニング方法と、ポーカークルーズ出場、さらにはWSOPメインイベント出場までのお話や、これから本場のポーカートーナメントに参加する人が考えるべき点など、非常に興味深く、また参考となるお話をいただいた。

定刻の午後2時半、3テーブルに別れての競技開始。しかし、私にとってのこの大会のツキは、どうやら出てくるところを間違えたらしい。というのは、競技前のライブで、2連勝、1回休み、3連勝というのをやってしまっていたのである。それも、ライブだから最後まで開いての勝利である。そこはかとない不安を抱えてのゲームスタートとなった。

案の定、ブラインドが小さいときの打ち合いで2度続けて負ける。3000点スタートだから、すでに飛び込みどころを探る展開、ピンチである。しばらくして、待ちに待ったAK。ブラインドが100-200、すでにリンプインしている人がいる。ブラインドに削られて1500点しかないが、誰か受けてくれれば原点を上回ることができる。ここで、オールイン。

みんな下りたのに、Hさんがコール。ハンドはQJで、ややこちらが有利である。フロップを開くと(ディーラーは私である)、AとKが見える。よしっっ、と思う間もなくもう1枚を見るとTである。いきなり相手はストレート。ターン、リバーともA、Kは出ず、無念のゲームセット。結局、大会では一度もチップを増やすことができないままの完封負けであった。

大会の後は二次会である。近くの旅館に会場を移して(先頭で道を間違えたのは私です。すみません)、宿泊組・岡山組で総勢40名の大宴会となった。リゾポカでは恒例の「鳥元」(とりげん・焼き鳥+そば料理店)二次会というのがあるのだが、温泉旅館での宴会というのはまた格別の風情がある。付き出し、お刺身からはじまって、茶碗蒸し、焼き物、煮物、天ぷらからごはん、フルーツまで日本料理のフルコース。昔は日本中で社員旅行があったのだが、そういう機会がほとんどなくなった現在、とてもなつかしく、また楽しい宴会でした。

さて、中締めの後は温泉である。名物の露天風呂は歩いて10分かかると聞いて、旅館内の風呂へ。アルカリ単純泉なのだが、加水していないらしく格別のぬるぬる感である。それほど長時間入った訳ではなかったのだが、湯上りはかなり効いてしまった(ビール飲みすぎか?)。温泉を堪能した後は部屋でミニトーナメント。ビッグ師匠、私、APさんにあけみんさんはじめ岡山組も参加。さらに後から、ポーカー侍さんや大阪オフのAちゃんも加わって、結構盛大なミニトーナメントとなった。

なんといっても、世界水準のポーカープレーヤー(侍さんはWSOPメインイベント入賞者)を相手に、ショートハンド(少人数)のゲームができる、願ってもないチャンスである。午後10時から始まったミニトーナメントは途中何回かの感想戦をはさみながら、午前4時45分まで続いた(APさんの”私、○○から来てるんです。まだ寝られません”という発言は受けました)。ここでも優勝は0、準優勝もわずか1回という低調な成績だったのだが、朝食おかず1品権、ジュースぱしり権などを行使されてしまう下位グループには1度もならなかった点は胸を張っていいと思う。

さて、真夜中というよりも朝方に近い時点で、面白い展開があった。SBで私のハンドがT9のときに、ボードが899となった。そしてターン9、リバー8である(ボード9フル8)。ここまでチェック&コールで回していた私がリバーでオールイン。ビッグ師匠が見事にひっかかって(絵札のペアだった模様)チップ倍増に成功。その次の手、ボタンでJJが来た。いきなりレイズで金持ちプレイである。

あけみんが「天罰を下してやって!!」というと、BBの侍さんがうむ、とうなずいてオールイン。こちらはチップリーダーなので何の迷いもなくコールして、侍さんのハンドを見たらAAである。結局何も起こらずそのままで、私の岡山でのただ一度のチップリーダーは3分と持たずに終ってしまったのでした。


二次会&宿泊会場の「湯の宿つるや」

岡山ポーカー大会とは直接関連しないけれど、もうちょっとだけポーカーについて。夜中の戦いで侍さん、ビッグさん、あけみんさん達と「ここはどうすべきだったか」の感想戦があった。私はひねくれ者なので、ひとの意見をそのまま聞くなんてことはほとんどなく、意見は意見としてお聞きして、それを自分の戦法としてできるのかできないのか改めて考える(例えば1時間かかる通勤電車の中で)ことにしている。

だから、先輩方が意図したようにとらえていないことや(これを”話半分に聞く”といいます)、自分の中で全く違った形に消化していることが結構あるが、今回もそういう聞き方をしていた。その時の話題は、「ヘッズアップをどう戦うか?」というものだった。せっかくこうした機会に恵まれたのだから、その内容を公開して他の人を強くする必要はない(笑)と思うのでそれについては言わないことにするが、そのこととは別に、考えたことは以下のことである。

ポーカーゲームの本質は何か?囲碁・将棋に近いゲームだという人もいるし、いやあくまで運任せのカシノゲームだと思う人もいるはずである。ただ、どちらかというと前者に軸足を置いた考え方をする人の方が多いと思うし、だからこそ国内の名誉のみを賭けた戦いで鍛えて海外に挑戦しようするのだろう。

私自身も基本的にはそう考えているのだが、ではその「ゲーム性」というのはどの程度のものなのだろうか。非常に端的な言い方をすれば、「他人のハンドを正しく推理することは可能か?」ということである。私はできない、あるいは非常に難しい、と考える。だから、「自分のハンドと相手のハンドが現時点でどちらが強いか」ということについて、私にはせいぜい60%くらいの正答率しかないと思う。

だから、「自分の手が強い」ことに賭けていると、結局はナッツ以外ほとんどの手をフォールドしなければならなくなってしまう。ではどうするか?「自分の手が(相手より)強い」ことではなく、「相手の手が(自分より)弱い」ことに賭ければいい。いわば、カリビアンスタッドの親、言い換えればハウスの立場である。相手が多人数の場合はハウスといえどもそのうちの誰かには負けてしまうだろうが、1対1、ヘッズアップの場合には勝敗だけ考えればフィフティ・フィフティのはずである。

例えば、平均よりいい手でだけゲームに参加すると仮定する。平均より悪い手(50%)ではすべてフォールドするのだから勝率は0%である。では、平均よりいい手(50%)で参加した場合、そのすべてに勝つことができるかというと、そんなことはありえない。つまりその戦法では負ける可能性が大きいのではなかろうか。ならば、あるランダムな時点で、自分の手の良し悪しにかかわらずオールインしてしまう、あるいは、相手が打ってきた場合とことんコールする、といった選択肢もありうるのではないか(相手が複数の場合は、勝率が低くても収穫の大きさでカバーすることが可能だが)。

ポーカーとは、その時々のシチュエーションに応じて、賭人の立場とハウスの立場を使い分けながら、プラスを積み重ねていくゲームなのではなかろうか、とちょっと思っているところである。

[Apr 26, 2006]