044 ついに今年初勝利!(ポーカーの奥深い世界第44話) [Jun 22, 2007]

ここまで今年公式戦85連敗うちヘッズアップ負け10連敗とどん底の絶不調を続けてきた私にも、ようやく運が巡ってきたように見えた。6月19日火曜日の上野STEPS、ヘッズアップになってから2度のオールインという土俵際をKKvs22からそのまま、K2vsQQからKヒットときわどく残し、チップ量は私の方がやや優勢となっている。対するⅠさんも、「ここで負けたら、いろいろ書かれちゃうからな~」とプレッシャーがかかっている様子。続けてきた連敗をここで止められるのは、やはり嫌なはずである。

すでに11時を回り、ブラインドも15000-30000。総チップ量が20万点余りだから、かなりきつい。ここでⅠさんオールイン。私はと手を見るとAs8sである。Aがかぶっているおそれはあるが、8ヒットとフラッシュ目があれば25%以上の勝ち目はあるはず。また、仮に9以上のペアを持たれていてもAヒットとフラッシュ目があるので25%。それより勝率が低くなることはない。もしここで優勝できるのであれば、その程度の確率で逆転可能とみた。「コール!」

ⅠさんのハンドはQh7d。60%程度でむしろこちらが有利である。「エース!」と呼び込んだフロップはAこそ出なかったが、が出た。ターンもA、Qとも出なかったが、Ⅰさんにフラッシュ目が残った。そしてリバー、ここまでリード、しかしまくり目はハートorQ。「黒の3ピン!」と呼び込んだ。こういう場合2アウツや3アウツあれば確実に引かれてしまっていたのだが、リバーはスペードの6。8ワンペアで見事逃げ切り、ついに今年の初勝利を達成したのである。

前回の優勝が昨年暮れの12月27日だから、本当に久々、半年振りの勝利である(ミニトーを除く)。そしてSTEPSは昨年の6月20日にも優勝していて、ジャスト1年ぶり4度目。WPJ5(第5回世界選手権日本代表決定戦シリーズ)になってからは、初の大量ポイントゲットとなった。

この半年、一言ではいえないくらい悔しい思いをし、来週に迫ったWSOPも一時は止めようかと思うくらいだった。しかしこうして皆様のあたたかい応援もあってなんとか直前で間に合ったようで、よし一丁やってやるかと改めて気合が入ってきた(せりかっちには、1週間早かったんじゃないかと言われてしまったが)。今日まで暖かく見守っていただいた皆様には、何はともあれ、お礼を申し上げます。「ありがとうございました」

さて、今回の渡米前最終調整は実は先週末から始まっていて、実はそこそこ調子が上がってきたのではないかと自分では密かに思っていたのだが、一度に書いてはもったいないので続きは明日に。


今年初勝利のボード。快く撮影を許可していただいた関係者の皆様、ありがとうございました。
話は先週の土曜日にさかのぼる。WSOP出発まであと1週間、調整できる機会は限られてきている。ストラドル杯メインはバケーションで1時間ちょっと遅れて参加。5000点スタートのチップが、すでに3000点と少ししかない。そしてすでにワイン1本空けてきている「酔っ払いポーカー」である。当然のことながら気が大きくなり周囲の状況がつかめていない。いいや、でオールインするとなぜか勝ってしまいダブルアップする。

そしてめったに来ないAA様がこんなところでご降臨である。いつのまにか、3テーブルが2テーブル、そしてファイナルへと勝ち残ってしまう。んー、なんだかおかしいぞ。いつもなら、アンティが始まるととたんに手が縮こまるのだが、不思議と気にならない。もしかするとあと1周くらいで自然死になるような場面でも、平然と構えていられる。最後はQQでのオールインをフラッシュでまくられてしまったが、これを勝てば上位進出というところまで残ったのは久しぶりである。

帰りの電車でなぜ今日は調子がよかったのだろうと考えた。もちろんワインでおそれる気持ちが麻痺したことが一つ、もうひとつは自分有利のじゃんけんで普通に勝てたからである。これまでは、その最初のところで躓いていた。本来、戦えるハンドを待ってダブルアップないしそれに近い挽回を図るべきところで、自分有利のじゃんけんは勝てず、相手有利は当然のように負けるということを続けてきたのである。なにか、風向きが変わってきたような気がした。

そして翌日の日曜日はkopaさん&なっちのご結婚奉祝記念ポーカーである。こちらは新郎新婦と幹事であり親族代表でもあるkopa兄の人気で大盛況、DUKEに7テーブルを置いてのスタートとなった。最初の1時間、ディーラーをしていたのだが全く手が入らない。次の1時間もほとんど入らなかったのだが、ディーラーをfulhandさんに代わってもらってから急に手が良くなる。とはいえ3000点スタートで手許には1000点ちょっとしか残っていない。オールインを連発するが、スチール、サイドのみとさしたる戦果は上がらない。

そうこうしているうちにテーブルブレイクとなる。相変わらず大したチップを持っているわけではないので、ほどなく強制オールインとなる。しかし、72というバナナハンドにもかかわらず両方ともヒットして2ペアで生き残る。その後も上位ハンドが来ないのでおとなしくしていたら、なぜかファイナルテーブルまで生き残ってしまった。といっても残りチップはBBに届かない。8人残った中でもダントツの最下位である。

なんとか初手は生き延びたが、BBでほとんど強制オールインのところで優勝したせりかっちにつかまった。あちらのハンドはQx、こちらはJTである。フロップでいきなりが2枚出たが、ターンが。オープンエンドのA&9とフラッシュの合計15アウツあったのだが、当然のようにリバーはragで、6位でのゲームセットとなった。約3時間のプレイでハイペアはTTくらい、AKはなくてAQが何回か出たくらいでハンドは全くよくなかったのに、参加者の10分の1だからなかなかの好成績であった。

こうしてみると、ハンドは相変わらず悪いし、じゃんけんでも絶好調という訳ではないのだが、少しずつ調子は上向いているようである。序盤で動こうとしても動けず(だから致命傷も受けず)、しかも最初のじゃんけんでやられていないというのが最大の理由のようである。来週はいよいよ本番。せっかくの遠征なので後先のことは考えず(でも、ファーストハンドAKくらいでは行かない)、現時点でのベストを尽くして楽しんできたいと思っています。

[Jun 22, 2007]