048 ポットを作るということ(ポーカーの奥深い世界第48話) [Aug 27, 2007]

LVから帰ってからも、調子は悪かったり良くなかったりする。先週の土曜日は上野でJUMPSがあった。WPJ(世界選手権日本代表決定戦シリーズ)のポイント争いには重要なトーナメントである。しかも、今週はマニラでAPPTが開催されていて、そちらへの遠征組が留守である。ネットで速報される”小動物スタイル”Satoさんの活躍(ファイナル進出おめでとうございました)に声援を送りつつ、「鬼(尼僧)のいぬ間のポイント稼ぎ」である。

調子の悪い時こそ、いろいろ試すことが重要である。しばらく前に「ポットを作って取れるようになればゲームメイクができる」というアドバイスを受けた。確かに、いいハンドが来たらベット、ボードとマッチしたらベットというパターンだと、せっかくのナイスハンドがスチールで終わったり大した実入りにならなかったりする。みんな下りてブラインドしか手に入らなければAAでも25でも一緒であろう。

例えばフロップでトップペアヒットのハイキッカーがあるがまくり目が残っているケース、ポットベットしてみんな下ろしてしまえばその時点のポットは手に入るが、プリフロのポットなどそんなに大きくはならないのが普通である。だからそういうゲームばかりしていると、いつの間にかブラインドが厳しくなってしまう。もちろん、ブラインドをスチールしたりプリフロのポットを命がけで取りに行かなければならない場面もあるが、それだけだとおそらくその時点で持っている「運のよさ」以上にはチップは増えない。

ではどうしたらポットが大きくなるのか。いい手ができたらスロープレイしたらいいのかというと、チェック回りで終わってしまえばポットはそのままである。理屈で考えれば、こちらのベットにコール(レイズ)させるか、ベットされたのに対してコール(レイズ)するか、どちらかである。AAを持っている時にAKが他にいて、ボードにAが落ちればそういう展開になるかもしれないが、そんなハンド、ボードになる確率はおそらく何千回に一回、年に何回かしかないと思われる。

それでも、そういう展開になりやすいようなポジション、ハンドを選ぶことはできそうな気がする。そう考えていろいろやっているのだが、なかなかうまくいかない。そう考えてプレイしていたらJUMPSの時に2度、おもしろいゲームがあった。営業秘密(笑)に関わるのでハンドやボードは書けないことをご勘弁ください。

一回目はポイント獲得が決定してしばらくしたあたり、チップリーダーがベット私がコールで、最後はオールイン要求にコールして勝ちチップリ逆転したゲーム。こちらの手はツーペアから最後フルになったけれど、ナッツではなかった。もちろん運が良かったには違いないのだが、「ポットを大きくする」というテーマがなかったらコールしていないか、あるいは最初から参加しなかったかもしれない。

二回目はiguさんとのヘッズアップ、今度は逆に私がベットしてコールされて・・・というゲーム。いつもの私ならフロップヒットでオールイン(少なくともビッグベット)なのだが、フロップ・ターンともポット半分くらいをベットしていたらコールされた。そしてリバーまで行って開いたのが3枚目のスペード、ここでiguさんオールイン。ここまでチップ量はほぼ互角ながら少しリードされていたので、もしかしたらブラフ?と思ってはみたもののこれはコールできませんでした。

最後は、1:3のチップ差からAJoオールインをK9sでコールされて、フロップが落ちて残念ながらまたもやヘッズアップ負けに終わったけれど、その後のHOPSオマハハイローも含めてポイント入賞点でのサバイバルゲームに勝ち残ることができたし、結構有意義な週末を送ることができたのでありました。

[Aug 27, 2007]