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150 2015シーズン展望 [Aug 1, 2015]

いよいよ今年もNFLの季節がやってきた。これから2月のスーパーボウルまで、エキサイティングかつ寝不足の日が続くことになる。

今年最大のニュースは、何と言ってもブレイディの開幕4試合出場停止。昨年のスーパーボウル制覇チームが出遅れ必至となると、AFCチャンピオン争いに影響が出るのは確実である。かたやNFCは昨年チャンピオンシップで戦ったシーホークス、パッカーズの2強を崩すのは他チームにとって容易ではない。現時点でのスーパーボウルオッズは以下のようになっている。

SUPERBOWL50 シーズン前オッズ
◎シアトル・シーホークス 5.0
Oクリーンベイ・パッカーズ 7.0
ニューイングランド・ペイトリオッツ 9.0
▲インディアナポリス・コルツ 9.0
デンバー・ブロンコス 11.0
ダラス・カウボーイズ 17.0
フィラデルフィア・イーグルス 17.0
△ボルティモア・レイヴンス 24.0
ピッツバーグ・スティーラーズ 24.0

本命シーホークスは動かしがたい。なにしろ、スーパーボウルの負け方が負け方だったので、チームとしてのモチベーションは維持されるとみている。幸い、攻守の主力ほとんどが残留しており、ウィルソン、シャーマンの契約更改でサラリーキャップが問題となるまでのあと数年は、黄金時代が続きそうだ。49ナースがやや弱体化しているので、地区内はすんなり通過するだろう。

対抗パッカーズ。昨年のチャンピオンシップで、シーホークスにオンサイドキックを決められて、ほぼ手中にしていた勝利を逃したことによるモチベーションは、シーホークスのスーパーボウルに勝るとも劣らない。順調に行けば両チームがチャンピオンシップで再戦し、勝った方がそのままスーパーボウルをつかみそうだ。

AFCで上げるとすればコルツ。マニングからラックへの代替わり以来、階段を一歩ずつ上がって昨年はチャンピオンシップまで進出した。RBフランク・ゴアとWRアンドレ・ジョンソンが加わった陣容は魅力で、ラックになって初のスーパーボウルに進むためには、第一シードを確保してホームゲームで戦いたい。

オッズ上位には常連2チームが顔を見せているが、ペイトリオッツはブレイディ不在に加えて、今年は地区内ライバルが着実に補強を図っているので苦労しそうだ。ブロンコスはマニング自身冬場が得意でなく、いまにして思えばデンバー移籍がどうだったのか。新HCキュービアックで、いままでのように我慢がきくかどうかも不安要因。

オッズ30倍以内の9チームの中で、あえて挙げればレイヴンス。すでにスーパーボウルを勝っているチームなので実績は問題なく、今シーズンはペイトリオッツ、コルツと当たらない組み合わせ。その点ではスティーラーズも、開幕週でブレイディ抜きのペイトリオッツなのでラッキーではある。ともにアウェイを苦にしないので、シード順位が低くても躍進はありうるだろう。

先週はスーパーボウルオッズ上位9チームを中心にお届けしたが、今週は人気下位のチームから伏兵をさぐってみたい。

スーパーボウル50・シーズン前オッズ
34.0倍
バッファロー・ビルズ、マイアミ・ドルフィンズ、シンシナティ・ベンガルズ、カンザスシティ・チーフス、注サンディエゴ・チャージャース、デトロイト・ライオンズ、キャロライナ・パンサーズ、▲ニューオーリンズ・セインツ、注アリゾナ・カーディナルス

41.0倍
ヒューストン・テキサンズ、▲ニューヨーク・ジャイアンツ、アトランタ・ファルコンズ、サンフランシスコ・49ナース

51.0倍
ミネソタ・ヴァイキングス、セントルイス・ラムズ

60倍以上
シカゴ・ベアーズ(61)、ニューヨーク・ジェッツ(81)、クリーブランド・ブラウンズ(101)、ワシントン・レッドスキンズ(101)、タンパベイ・バッカニアーズ(101)、テネシー・タイタンズ(201)、ジャクソンビル・ジャガース(251)、オークランド・レイダース(251)

30倍から40倍のレンジには、プレイオフ常連チームがいくつか含まれている。特に、セインツ、ジャイアンツはそれほど遠くない時期にスーパーボウルを勝ち、当時とエースQBが変わらないにもかかわらずこの人気薄である。人気を落としているだけの要因はもちろんあるのだが、オッズ以上には妙味のあるチームといえそうである。

ここ数年でカンファレンス・チャンピオンとなっているのはカーディナルス。昨年もプレイオフまでは残ったものの、QBカーソン・パーマーが故障欠場では致し方がなかった。ディフェンスが強力なのと、地区内で49ナースが弱体化しているので、シーホークスを脅かすとすればこのチーム。もちろんアリアンズHCのインサイドワークにも注目。

プレイオフ常連チームながら、チャンスを逃し続けるチャージャース。いまにして思えば、ブリーズとトムリンソンがいる時にもうひと頑張りしておくべきであった。ただ、どこと戦っても勝てる可能性を持つ チームなので、ワイルドカードでもプレイオフに残れば一気の躍進があっておかしくない。

残りのチームではプレイオフ2回戦以降まで残るのは難しそうだ。意外と人気なのは過去10年プレイオフのないビルズだが、ディフェンスはともかくオフェンスに決定力がない。ペイトリオッツを脅かすのはむしろドルフィンズで、DTスーが加入したのは大きいし、タネヒルは毎シーズンよくなっている。

[Aug 1, 2015]