170 2017シーズン展望 &bsp;[Jul 31, 2017]

スーパーボウルLIIオッズ(上位10チーム)
Oニューイングランド・ペイトリオッツ 5.0
△ダラス・カウボーイズ 11.0
グリーンベイ・パッカーズ 11.0
△シアトル・シーホークス 11.0
ピッツバーグ・スティーラーズ 13.0
アトランタ・ファルコンズ   15.0
△オークランド・レイダース   17.0
デンバー・ブロンコス   26.0
カンザスシティ・チーフス   26.0
ニューヨーク・ジャイアンツ   26.0

今年のオッズは、ペイトリオッツの圧倒的Favoriteである。かつてのライバルであったコルツやブロンコス、NFCのシーホークスやパッカーズを引き離して、ただ1チーム一桁オッズである。対抗できる新勢力といえばカウボーイズくらいだが、さてどうなるか。上位チームの中に◎(本命)と▲(単穴)がいないが、これは下位チームの中にいるということである。

まずペイトリオッツの評価だが、昨シーズン終盤、TEグロンコウスキーを欠いたままスーパーボウルを勝ってしまった底力は認めない訳にはいかない。20年近く正QBを張っているブレイディの衰えは気になるところだが、マニングのように急速に肩が弱くなるのか、それともファーヴのようにいつまでたっても強肩が健在なのか。

こればっかりはシーズン始まってみないと分からないのだが、どうもブレイディはファーヴに近いような気がしている。どちらかというと、より若いロスリスバーガーやロジャースの方に疲れが出て来るような「感じ」がする。だから、ペイトリオッツは今年も強いだろう。それでも気に入らないのはこのオッズ。本命にはあげたくないチームである。

スーパーボウルでまさかの逆転負けを喫したファルコンズ。スーパーボウルでああいう逆転負けをしたチームなので今シーズン反動がきておかしくないし、スケジュール的にもダラス、シアトルと当たるので南地区の中ではたいへん不利である。ダン・クインHCなのでディフェンスは強化してくると思うが、マット・ライアンの勝ち運のなさがどうなのだろう。

AFCではスティーラーズの評価が高いが、昨シーズンプレイオフにみられたようにオフェンスの主力が揃ってケガなくシーズンを送れるのかどうか。特にビッグ・ベンは若い時のようにオートバイに乗ってどこかに激突しても大丈夫な鉄人ではなくなっている。評価ほどには推せないチームだと思っている。

上位チームの中からは、AFCでレイダース、NFCでシーホークスとカウボーイズを推してみたい。レイダースは頼みの綱であるQBカーの負傷でポストシーズンいいところがなかったが、さすがに今年は期すところがあるだろう。西地区ではブロンコスの力が落ちてきているので、今年こそ地区優勝を狙いたい。デルリオHCなので、ディフェンスの強化も期待したい。

シーホークスは昨シーズン終盤、一時期ほどのディフェンスの力がなく、またラッセル・ウィルソンのプレイにも精彩がなかった。それと、同地区ラムズをあんなに苦にするとは意外である。カーディナルスとは力の差があるし、以前ほど東海岸を苦にしないようなのは強みだ。

カウボーイズはプレスコットとエリオットが2年目を迎えてどうなのかが最大のポイント。開幕戦でいきなりジャイアンツ、続いてアウェイでブロンコスとカーディナルスと厳しいスケジュールだが、ここを乗り切れば昨年同様快進撃ということになるだろう。同地区の相手が強力なので、波に乗れないと意外に苦戦が続くケースもありうる。

[Jul 24, 2017]

スーパーボウルLIIオッズ(下位22チーム)
29.0 △アリゾナ・カーディナルス、◎キャロライナ・パンサーズ、ミネソタ・ヴァイキングス
34.0 △ヒューストン・テキサンズ、インディアナポリス・コルツ、テネシー・タイタンズ
41.0 ボルティモア・レイヴンス、タンパベイ・バッカニアーズ
51.0 ▲シンシナティ・ベンガルズ、△ニューオーリンズ・セインツ、△フィラデルフィア・イーグルス
67.0 デトロイト・ライオンズ、ジャクソンビル・ジャガース、ロサンゼルス・チャージャース、マイアミ・ドルフィンズ、ワシントン・レッドスキンズ
81.0 バッファロー・ビルズ
126.0 シカゴ・ベアーズ
151.0 ロサンゼルス・ラムズ
201.0 ニューヨーク・ジェッツ、サンフランシスコ・49ナース
251.0 クリーブランド・ブラウンズ

実は私は、今シーズンはオッズ下位のチームがスーパーボウルに駒を進めるような気がするのである。昨シーズンだって、カウボーイズのシーズン前オッズはロモがいるからそこそこ人気になっていたのであり、ルーキーQBとルーキーRBが中心のチームと最初から分かっていればオッズは50倍見当だったはずだ。

本命にあげたいのはパンサーズ。一昨年快進撃でスーパーボウルまで進んだものの、昨年は地区最下位に沈んだ。とはいっても、HCリベラもQBニュートンも一昨年と同じで、戦力的にはほとんど変わらない。チーム内不協和音の要因となっていたGMをシーズン直前に解雇し、再浮上を図る。注目すべきはスケジュールで、昨年と違ってたいへん楽だ。3連勝スタートで波に乗りたい。

AFCからはベンガルズ。長期政権のマービン・ルイスも、今年結果を出せないとそろそろ交替という雰囲気が高まりそうだ。こちらも注目すべきはスケジュールで、同地区スティーラーズを除けば、昨年プレイオフに残った対戦相手はテキサンズとパッカーズ、ライオンズくらいしかいない。いずれも歯が立たない訳ではなさそうで、ドールトン、A.J.グリーンに大量補強したドラフト組が噛み合えばかなり面白いチームだ。

カーディナルスはそれなりに人気となっているが、だんだん耐久力がなくなるパーマーがどこまでがんばれるか。フィッツジェラルドもそろそろラストイヤーだけにがんばってほしいのだが、同地区シーホークスには一歩譲るのではなかろうか。

AFC南ではテキサンズ。前評判ではマリオタのタイタンズと変わらない評価であるが、実力ではこちらが安定しているだろう。昨年ほとんど全休だったJ.J.ワットが回復してくれば、ディフェンスはリーグ上位。問題は帯に短し襷に長しのQB陣とスケジュール的にかなり厳しいことで、ライバルチームが対戦しないペイトリオッツ、チーフスと当たるのは厳しい。

人気薄の中からはイーグルス。同地区チームが強力なだけにどこまでできるか未知数だが、2年目のQBウェンツがきっちり準備してくるので、それほどひどいことにはならない。チップ・ケリー後遺症からそろそろ回復して、手堅い攻守をみせてほしいところだ。

イーグルスと同じオッズはセインツ。手を入れるべきはディフェンスのような気もするが、ヴァイキングスからAPを補強してまたもやオフェンスを強化した。ただ、いくら点を取ってもその分取られてしまっては仕方ないし、同地区にファルコンズとパンサーズがいるのでどうかといったところ。

昨年のプレイオフチームではライオンズとドルフィンズの人気が低いが、昨年より強調できる材料があまりないのも確か。両チームとも、ジャガースほど弱いのかと言われるとそこまで弱くはないと思うけれど、じゃあペイトリオッツやパッカーズを押さえられるかと言われると、それもまた厳しいようである。

[Jul 31, 2017]

カテゴリーNFL