120 久しぶりにウイスキーと甲類焼酎を買う  [Apr 12, 2019] ~せいうち日記120

春が近づいたと思ったら急に寒くなって、冬物をしまったり出したり忙しい季節である。そして、4月といえば私の誕生日である。もはや誕生日だからどうということはないが、年金が満額出るまであと3年となるのでその意味ではうれしい。

この間、いつもの純米酒「亀吉」を飲んだら、なんだか風味が違う。妙に甘くていつものキレがない。最近開けたばかりの瓶だし、この前まで寒かったのだから保存に問題があった訳ではない。

奥さんも、「なんだか甘い。もう飲まない」と言うから、私だけの感覚でもない。日本酒はデリケートなお酒で、麹の気分次第でこういうことがあるのかもしれない。あるいは酒屋の問題だろうか。

いずれにせよ、高いおカネを出してうまくない酒を飲むことはない。かといって田酒に戻すのは、年金節約生活を送っている身には厳しいものがある。ましてこれから暑くなる。日本酒を保存しておくには向かない季節である。

そういえば、しばらく前から奥さんが、「たまには日本酒じゃなくて、甲類焼酎が飲みたい。ウイスキーでもいい。炭酸水やコーラで割るの」と言っていたので、気分を変えてそうすることにした。

結婚以来35年。新婚当時は聖子ちゃんの「Sweet Memories」がはやってタコハイ(缶入りチューハイ)をケースで買った。それからプレミアムビールの時代があって、その後ワインになり、ドイツワインからボルドーに移って現在に至る。

その間、レモンハートの影響を受けてアクアヴィットやシャルトルーズを飲んでみたり、シングルモルトを飲んだ時期もあったけれど、最近はワイン、日本酒、焼酎/泡盛、それにビールをメインに10年以上過ごしてきた。

思えば、さすがに1万円を超えるワインや日本酒には二の足を踏んだけれども、それほど値段を気にすることなく長年飲んでこれたのはありがたいことである。淡麗生は旨いから飲むのであって、安いから飲んでいる訳ではない。スーパードライよりおいしいと思うし、淡麗生でなければエビスである。

という訳で、さっそくスーパーに行ってみた。正直なところ、炭酸やコーラで割るのなら味にこだわる必要はなく、普通に売っているもので十分であろう。かといって、大五郎4リットルはダメというのが奥様の注文である。冷蔵庫に入るくらいの瓶でよさげなものを探す。

結構な品揃えがある。いまCMで盛んと宣伝しているバーボンの品数は多いし、以前飲んでいたグレンフィディックもある。若い頃はオールドとかリザーブとかが主流だったが、同じサントリーでも角とかトリスが売れ筋のようである。

特価販売中のホワイトホースと、甲類からはトライアングル25度を買ってみた。2本合わせてお値段は1,450円。エビスビール6本セットとたいして変わらないし、そもそも「亀吉」の半分くらいである。

昨年の支出を確認したところ、日本酒の購入にかかった費用は約32,000円であった。もしこれから日本酒を買わないようにすれば、この費用が浮く。毎月ウイスキーと甲類焼酎を買ってもかなり余る(毎月買わないし)。

年金の範囲内で暮らそうとすると、お酒に回すおカネの余裕がないというのが本音である。そうした中で、節約しようとした訳ではなく、口に合わないので飲む酒を替えて、結果的に安く済むのであればありがたい。

外で酒を飲む機会はほとんどないので、家で飲むだけである。できれば懐をあまり気にしないで、体調だけ心配して飲みたいものである。でも、やりくりしながら味わうのも、それなりに趣があるのではないかと思う62歳の春である。

[Apr 12, 2019]


久しぶりに買ったスコッチウイスキーと甲類焼酎。合わせてエビスビール6本組と大して変わらない値段。