024 年金生活雑感 平和な日々 [Aug 8, 2019]

毎日5時と6時の間には目が覚めて、朝食をはさんで午前中はパソコンに向かう。通勤がなくなったしおカネにならないだけで、やっていることはサラリーマン時代とそれほど変わらない。

体重や血圧を計ってエクセルに入力し、気象庁のHPで天気予報をみる。自分のサイトをみて、きちんと表示されているかどうか確認し、前日のアクセス状況を調べる。何に使う訳ではないが、ブログ開設以来続けているルーティンである。

メールチェックをして、よくみるサイトを巡回してから、自分のサイトの更新作業である。誰が見ているからという訳ではないが、逆に言えば誰に見られているか分からないので、念入りに原稿を書いたり推敲したりしている。

子供の頃から、一人でいろいろ作業するのが苦にならなかった。暇さえあれば参考書や問題集を解いたり、本を読んでいた。読む本がなければ百科事典を読んで、日記や小説を書いたりしていた。やっていることは何十年経ってもたいして変わらない。

家の奥さんに言わせると、そうやって一人で机に向かっているのが苦にならない亭主は珍しいそうである。私に言わせれば、集団に入ってずっと他人と一緒にいられる人の気持ちが分からないのだが、その方が多数派のようである。

他人と共同作業をするのが向かない(嫌いな)人間が四十年近くサラリーマンをしてきたのだから、大したものである。

社会人になって以来、上司や先輩にかわいがられたことはほとんどなく、嫌われたことは数限りなく多い。よく六十近くまでがんばってきたものである。こうして平和にリタイア生活を送れるのは、考えてみれば奇跡的なことである。

今の生活は他人との関わり合いが最小限であり、ストレスはたいへん少ない。血圧が高くなるのも寒い時くらいで、胃腸の調子がよくないのも飲み過ぎた時くらいである。おカネがないことぐらい、たいしたことではない。

四六時中顔を合わせていると奥さんのストレスになるので、普段はパソコンのある八畳洋間にいる。2階にあるので窓から外の景色が見え、気候がよければベランダに出て星を見ることもできる。ローンの終わった自分の持家で、このくらいの居住スペースがあるのはありがたいことである。

結果的にみると、四十年のサラリーマン生活は不本意だったものの、こうして住む場所ができたし、質素だけれど年金で暮らせるし、若干の余裕資金でたまに遠出もすることができる。

出世もしないしお金持ちにもなれなかったけれど、誰にも顔を知られずオレオレ詐欺の標的にもならないのは、かえって安心でもある。質素だけれど平和な毎日は、望んでもそう簡単に手に入るものではないかもしれない。

[Aug 8, 2019]