024 台風15号直撃、千葉県に被害 [Sep 12, 2019]

9月9日月曜日の朝、真夜中を過ぎて急に風雨が強くなった。木々の揺れる音も外壁に打ち付ける雨音も尋常でなかったので、5時前には起きてコンピュータの部屋に行った。

机に置いてある気圧計を見ると、見たこともない角度に針が振れていた。その時点の気圧は970hpa、千葉ニュータウンでは聞いたことのない数字である。TVをつけてみると、午前5時に台風15号は千葉市に上陸したという。千葉市?貨物船でもあるまいに、今回の台風は東京湾を北上して来たのである。

すでにその時点で、千葉市で観測史上最強の最大瞬間風速57mを記録したというニュースは入っていた。沖縄ならともかく、本州の、しかも千葉市である。通常のコースなら、房総丘陵や北総台地、東京湾を隔てた丹沢あたりが風除けになって、そこまでの強風は吹かないはずなのである。

5時を過ぎてしばらくすると、風雨が急に収まった。盛大に揺れていた電線も、ぴくりともしない。ただ空模様はというと、白い雲と黒い雲が妙にまだらになっていて、たいへん気味悪い空であった。午前6時の推定位置は竜ヶ崎ということだから、この時間に台風の目が上空を通過したのである。

台風が関東に上陸することは年間4~5回あるものの、これほど近くを通過したのは越してきて20年で初めてのことである。6時頃になると、再び風雨が強まったものの真夜中のような強烈なものではなくなり、気圧計も980から990hpaと見慣れた角度に戻ってきた。台風自体も急にスライスして東向きに進路を変え、ほどなく鹿島灘に抜けた。

わが家についてはそういう状況であったものの、停電になったり水道が止まったりということはなかったが、その日の午後あたりから役場の防災放送がたびたび入るようになった。千葉ニュータウンの中でも何ヵ所か停電しているらしい。避難所や給水所の案内放送が繰り返されている。

房総で数十mの送電鉄塔が倒れたというから、その影響もあるのだろう。だが、一系統の送電線がダメになったくらいなら、復旧までそれほどの時間はかからないだろうと思った。別系統の送電線を経由することにより、電気を送ることは可能だからである。

しかしながら、台風通過から2日経った11日になっても、千葉県内で40万戸以上の停電が復旧していない。ということは、おおどころの送電線だけでなく、中小系統の電線もいたるところで寸断されている可能性が大きい。

これほど大きな被害になっていると知らずに千葉ニューあたりを車で走った際に、付近の樹木がひどい状況になっていて、根こそぎ倒れている木もあった。当然、倒れた木が電柱や電線に当たって断線したりショートしたり、機器が故障している箇所もたいへんな数になるだろう。そうなると復旧は人海戦術ということになり、短時間で終わらせることはきわめて困難である。

たまたま奥さんが免許書き換えの講習があって、ニュータウン区域外の公共施設に行ったのだが、なんと停電および断水の真っ最中で、外気温35℃のうだるような暑さの中、冷房もなくトイレも使えないのに時間いっぱい講習したそうである。直線距離で家から2kmと離れていない場所である。わが家もすんでのところで被害が及ぶところだった。

ニュースを見ると、ゴルフ練習場の鉄柱が倒れて民家を真っ二つなんて事故も起こっている。幸いなことにわが家周辺ではなかったものの、つい先日ブログで上げたように、いざという時のために最低限の保険は必要ということを如実に示した事故であった。

などと書いていたら、お向かいの奥さんが蜂に刺されて救急病院に行って手当てを受けてきたんだそうだ。なんでも、台風でハチの巣が吹っ飛んでしまい、帰るところをなくしたハチが飛び回っているとのことで、救急病院には刺された人達が結構行っているらしい。住宅街からすぐ里山になる千葉ニューらしいといえばそれまでだが、思いも寄らない台風の被害である。

[Sep 12, 2019]


台風から2日経った9月11日朝になっても、千葉県内では40万戸以上の停電が復旧していない。