192 2019シーズン後半戦展望 [Nov 19, 2019]

毎年同じことを書くのは気が引けるのだが、それでも言いたくなるのはNFLを見ていると時間の経つのが早いということである。ようやくレギュラーシーズンが始まったと思ったら、すでに半分終わっている。きっと、Superbowlもすぐにやってくるだろう。その間に大晦日と正月があるが、無事に年が越せるだろうか。

毎年同じことを書くのは気が引けるのだが、それでも言いたくなるのはNFLを見ていると時間の経つのが早いということである。ようやくレギュラーシーズンが始まったと思ったら、すでに半分終わっている。きっと、Superbowlもすぐにやってくるだろう。その間に大晦日と正月があるが、無事に年が越せるだろうか。

暫定第1シード ニューイングランド・ペイトリオッツ 8-1(Superbowlオッズ 8.0倍、プレイオフ進出確率 90%)

Week9にレイヴンスに敗れたが、ちょうどいいところでバイウィークとなった。前回の展望でオフェンスの攻め手の少なさを指摘したが、案の定WRが手薄となり、ファルコンズからサヌーを補強した。ただ、サヌーも元来二番手・三番手WRなので、どこまで頼れるかは不透明。

レイヴンス戦でディフェンスが大量点を奪われたが、もともと鉄壁ディフェンスというチームではなく、オフェンスが取った点数以内で抑えるというチームなのでこんなものだろう。マホームズやワトソンはともかく、ウェンツやプレスコットに大量失点はしないはず。あと2勝でプレイオフ当確か。

暫定第2シード ボルティモア・レイヴンス 7-2(Superbowlオッズ 34.0倍、プレイオフ進出確率 85%)

ラマー・ジャクソンの大ブレイクで、一躍AFCの台風の目となっている。こうなるとブラウンズになぜ大敗したのか分からないが、そのブラウンズにもう一度落とさなければプレイオフはほぼ確実で、第1シードも狙える位置にある。

課題があるとすれば、オフェンスがラン主体なので大量リードされた時に手段が少ないこと。だが、ディフェンスの堅さがこのチームの売りなので、その心配は少ない。Week11以降テキサンズ、ラムズ、49ナーズ、ビルズとプレイオフ圏内のチームが続くので、ここで五分以上ならSuperbowlも視野に入る。

暫定第3シード ヒューストン・テキサンズ 6-3(Superbowlオッズ 34.0倍、プレイオフ進出確率 70%)

コルツがプリセット欠場で連敗、現状ではテキサンズが第3シードとなる。ただしレイヴンス戦とペイトリオッツ戦を残しており、このまま地区首位を突っ走る訳にはいかないようだ。

ワトソンはリーディングパサー争いにも顔を出しているくらいで、いまやゴフ、ウェンツ以上に安定しているように思える。懸念材料はJ.J.ワットのケガだが、ここ数年ほとんどフルシーズン出たことがないので、あまり影響ないかもしれない。Week12の直接対決でコルツに勝てば地区優勝かなり有力。

暫定第4シード カンザスシティ・チーフス 6-4(Superbowlオッズ 9.0倍、プレイオフ進出確率 70%)

マホームズの負傷で、Superbowl最有力から評価が下がるのはやむを得ないところ。ただ、2週欠場でマホームズが戻ってきたので、地区優勝はなんとかなりそうだ。

マホームズ欠場時は驚異的ながんばりを見せたディフェンスが、復帰後は元の木阿弥となってタイタンズ戦を落とした。マホームズも本調子まで復調していないので、これからの仕上がり具合によって評価も変わってくる。レイヴンスには一度勝っているが、プレイオフでもう一度勝つのは厳しそうだ。

暫定第5シード バッファロー・ビルズ 6-3 (Superbowlオッズ 101.0倍、プレイオフ確率50%)

地区優勝争いチーム並みの勝率で、ビルズがワイルドカード争いの首位に立っている。ドルフィンズ、ジェッツの同地区下位チームとブロンコス戦が残っているのと、ペイトリオッツのもう一戦がおそらく優勝決定後のWeek16になりそうなのも有利。

ディフェンスで止めてランで手堅く攻めるという方式は、一昨年のプレイオフ出場時とよく似ている。ただ、ここまで勝ってきた6勝の相手が、タイタンズを除いてすべて2勝以下の低迷チームという組み合わせに恵まれたことも確か。

問題はWeek13以降のカウボーイズ、レイヴンス、スティーラーズ3連戦で、いずれもプレイオフ圏内チームで3連敗もありうる。そうなるとプレイオフには1つも落とせないということになるので、確率的には半々以上にはならないとみるのが妥当。

暫定第6シード ピッツバーグ・スティーラーズ 5-4 (Superbowlオッズ 29.0倍、プレイオフ確率45%)

ベルとブラウンを放出、開幕直後にロスリスバーガーがシーズンアウトとなったスティーラーズが、さすがの地力を発揮してプレイオフ圏内に上昇してきた。オフェンスは頼りないがディフェンスでゲームを作っていて、ロスリスバーガー以前のチームのようだ。

とはいえ、レイヴンスは当たるべからざる勢いで、現状の2ゲーム差と直接対決1敗からみて地区優勝は非常に厳しい。あとはワイルドカードだが、レイヴンス戦のアウェイとビルズ戦を残している。Week11と13のブラウンズ戦はMust Win だ。

On the hunt 1ゲーム以内 オークランド・レイダース 5-4(67.0倍/45%)、インディアナポリス・コルツ 5-4(15.0倍/45%)、テネシー・タイタンズ 5-5(51.0倍/30%)、ジャクソンビル・ジャガース 4-5(41.0倍/25%)

暫定第6シードのスティーラーズにゲーム差なしで2チーム、1ゲーム差以内で2チームが追っている。この中でコルツ、タイタンズ、ジャガースは南地区なので、つぶし合うのか星が偏るのかによって今後の展開が変わってくる。

残り試合の相手に恵まれたのはレイダースで、Week11にベンガルズ、Week12にジェッツと低迷チームとの対戦である。まずここを取りこぼさないことだ。ルーキーRBジェイコブスが活躍して、QBカーの負担が軽くなってきている。Week13チーフス戦が大一番。

南地区3チームはWeek11から13に総当たりとなる。コルツはプリセットが戻らないと厳しい。タイタンズはチーフスに勝った1勝が大きく、タネヒルに大崩れがないのが魅力。一気の連勝があるとすればジャガースで、ミンシューが予想以上の活躍でフォールズの復帰も近い。

On the hunt 2ゲーム以内 ロサンゼルス・チャージャース 4-6(17.0倍/20%)、デンバー・ブロンコス 3-6(67.0倍/10%)、クリーブランド・ブラウンズ 3-6(15.0倍/15%)

これらのチームはもう1敗もできない状況でたいへん苦しい。まさに今週、チャージャースはチーフス、プロンコスはヴァイキングス、ブラウンズはスティーラーズという厳しいゲームが待っている。それを乗り切ったとしても、プレイオフ圏内チームとの対戦が多く残っているので、首の皮一枚という評価だろうか。

チャージャースは昨年ほどの勢いがなく、ブラウンズは開幕前の評価ほど強くなかった。ブロンコスはフラッコが期待外れだったのが最も大きな要因だが、エルウェイのチーム作りに欠けている点があるように思える。

 

レギュラーシーズンも残すところあと6週。NFCはAFCよりもプレイオフのハードルが高く、ワイルドカードのチームが東地区優勝チームの勝率を上回ることも十分ありうる情勢である。

9年前の2010年シーズン、西地区で優勝したシーホークスが7勝9敗、ワイルドカードに届かなかったジャイアンツとバッカニアーズが10勝6敗というシーズンがあったが、そういうことになるのだろうか。その時は、プレイオフ方式の変更が検討されたものだが。

暫定第1シード サンフランシスコ・49ナース 9-1(Superbowlオッズ 29.0倍)[プレイオフ確率 80%]

引き続き49ナーズがNFCをリードしている。だが、シーホークス戦、カーディナルス戦のミスが多すぎる内容はいただけない。特にガロポロはインターセプトが続出したが、もっとあっておかしくない出来だった。これでは、ロジャースやブリーズに対抗することは難しい。

今週から、パッカーズ、セインツ、レイヴンスという3連戦がある。残りゲームで、カーディナルスより楽に勝てる相手はいない。これからまだまだ、ひと山ふた山ありそうである。

暫定第2シード グリーンベイ・パッカーズ 8-2(Superbowlオッズ 17.0倍)[プレイオフ確率 85%]

バッカーズは引き続き順調。今週49ナースとの大一番、その後ジャイアンツ、レッドスキンズと続くので、10勝まで伸ばすのはほぼ確実。地区優勝は同地区対決の結果如何だが、プレイオフ確率は49ナースより高そうだ。

ロジャースは久々に絶好調だが、WR、RB陣にそこまで強調材料はなく、ディフェンスに至ってはファルコンズと喪失ヤード数がたいして変わらない。とはいえ、一発勝負になるとロジャースのスーパープレイが出るので、Superbowlの有力候補であることは確か。

暫定第3シード ニューオーリンズ・セインツ 8-2(Superbowlオッズ 11.0倍)[プレイオフ確率 85%]

1勝7敗だったファルコンズにホームで完敗したが、マット・ライアンとフリオ・ジョーンズが戻ってきたファルコンズが強かった。ファルコンズはパンサーズも相手にせず連勝。7敗もしていなければプレイオフに絡んでおかしくなかった。パンサーズの負けで、地区優勝はほぼ確実となった。

ブリーズが年齢的なものか、数年前のような破壊力がなくなってきたけれども、ディフェンスがリーグ上位でがんばっている。あとは、2シーズン続いたプレイオフの不運な負け方が後を引かないかどうか。2度あることは3度あるともいう。

暫定第4シード ダラス・カウボーイズ 6-4(Superbowlオッズ 21.0倍)[プレイオフ確率 60%]

カウボーイズが引き続き東地区首位。とはいえイーグルスとは1ゲーム差で、直接対決がもう1ゲーム残っているので情勢はまだ楽観できない。

プレスコットは安定してきたものの、エリオットのランがそれほど圧倒的ではなくなってきた。ディフェンスのケガ人がいまのところ少ないので昨シーズンより安心して見ていられるが、さてどうなるか。

暫定第5シード シアトル・シーホークス 8-2(Superbowlオッズ 29.0倍)[プレイオフ確率 85%]

シーホークスが西地区首位に1ゲーム差の8勝2敗。今後、49ナースのスケジュールがたいへん厳しいので、途中経過で逆転する可能性はかなり高い。49ナース、ラムズに1勝しているので、タイブレイクでも有利だ。

とはいえシーホークスの相手も、イーグルス、ヴァイキングス、ラムズと難敵が続く。特に今週の@フィラデルフィアは、苦手としている東海岸冬場のゲームだ。絶好調ラッセル・ウィルソンの活躍に期待。

暫定第6シード ミネソタ・ヴァイキングス 8-3(Superbowlオッズ 21.0倍)[プレイオフ確率 80%]

ヴァイキングスが8勝まで星を伸ばして、プレイオフ目前。残す同地区対決がすべてホームゲームで、ベアーズ、ライオンズの調子が下向きという有利な要因もあるが、スケジュール的にはパッカーズの方がもっと有利なので、逆転地区優勝まではどうか。

ブロンコス戦の大逆転を見ているとカズンズのパスも調子が出てきたし、ディフェンスは相変わらず強力。ただ、WRシーレンが戻ってこないと、プレイオフで上位チームと戦うにはちょっと足りないかもしれない。

On the hunt 2ゲーム以内 ロサンゼルス・ラムズ 6-4(9.0倍、50%)、

ヴァイキングスから1.5ゲーム差でラムズが追っている。同地区ライバルが強力だが、逆に言うと直接対決が残っているので、まだチャンスは残されている。

ゴフもガーリーも昨シーズンの出来になく、ドナルド、マシューズなどディフェンスが頼り。ウェイド・フィリップスは49ナース、シーホークス対策をとってくるはずだが、オフェンスで点が取れないと苦しい戦いになる。

On the hunt 3ゲーム以内 キャロライナ・パンサーズ 5-5(41.0倍、30%)、フィラデルフィア・イーグルス 5-5(17.0倍、40%)

ベアーズ、カーディナルス、ライオンズが脱落して残るは2チーム。

パンサーズはファルコンズ戦が痛かったが、前の週にセインツも負けているので条件は一緒。シーホークス戦も残しているが、今週のセインツ戦を落とすとたいへん苦しい。QBアレンではやはり難しかったようで、ニュートンが戻れないようだと今シーズンはギブアップか。

イーグルスは1勝でもタイブレイクでもカウボーイズを上回ればよく、まだまだ可能性がある。今週のシーホークスとWeek16の直接対決を除けば、レッドスキンズ2戦とジャイアンツ、ドルフィンズと相手が楽。少なくとも直接対決まで望みをつなぎたい。

カテゴリーNFL