151 2015プレイオフ予想 [Jan 8-22, 2016]

WILDCARD WEEKEND

Week17は予想にも書いたように読めないゲーム、読めない結果が多かった。最後のミネソタ@グリーンベイなど、どちらも勝ちたくないし早くゲームを終わらせたいと思っているようだった。結果、より地区優勝したかったヴァイキングスが逃げ切ったが、次週は一番強いかもしれないシーホークスが相手である。

レギュラーシーズンの予想結果は45勝40敗、的中率は52.9%。最後にKCとベンガルズのハンデ負けが痛かった。あと2勝上乗せできれば55%で、CBS予想陣のトップと並べるところだったのに。

さて、ワイルドカード・ウィークエンドは、昨年までと異なり土曜日がAFC、日曜日がNFCのゲームが組まれている。あるいはテレビ局の意向なのかもしれない。4試合中3試合でアウェイのワイルドカードがFavoriteである。ワイルドカード4チームの中からスーパーボウルというのは十分ありうる展開だし、史上初のワイルドカード同士という話もありえない訳ではない。

10連勝チーフス対南地区王者
カンザスシティ・チーフス(ワイルドカード) -3
Oヒューストン・テキサンズ(南地区優勝)

ジャマール・チャールズ抜きで10連勝、プレイオフまで進んできたチーフス。鉄壁のディフェンス、ミスの少ないアレックス・スミス、知将アンディ・リードと推すべき材料がそろってはいるものの、それではプレイオフを勝ち進めるチームかというと、チャールズ抜きでは厳しいと思う。ましてやFavoriteのアウェイだ。

テキサンズはQBが固まらず、RBフォスターが長期離脱という状況下、久しぶりに南地区を制した。こちらもセールスポイントはディフェンスで、お互いロースコアを望む展開なのでいい勝負になる。ベンガルズが勝ってくれれば次週はブロンコス、前HCキュービアックとの決戦になるのだが。

当たりたくなかった相手
Oピッツバーグ・スティーラーズ(ワイルドカード)-2.5
シンシナティ・ベンガルズ(北地区優勝)

悲願のプレイオフ勝利に向けて、ドールトンが間に合わなさそうなのが非常につらいベンガルズ。ここでスティーラーズは最も当たりたくなかった相手だろう。ホームの利、堅いディフェンスを考慮に入れても、ドールトン欠場以降の得点力低下は明らか。ブロンコス戦前半のFGを失敗しなければ今週はバイウィークだったのに。

スティーラーズはレイヴンスに敗れて自力がなくなったものの、Week17でジェッツが負けてくれたためワイルドカードに滑り込んだ。レックス・ライアンとフィッツパトリックには足を向けて寝られないというところだが、この強運は軽視できない。もともとプレイオフに向けて調子を上げてくるチームだ。

いま一番強いかもしれない
Oシアトル・シーホークス(ワイルドカード)-5
ミネソタ・ヴァイキングス(北地区優勝)

序盤戦は伸び悩んだものの、やっぱりプレイオフに向けて調子を上げてきたシーホークス。ここ5ゲームでは4勝1敗、ラムズに不覚をとったのは気になるがほとんどのゲームが大差で圧勝。バイウィークのチームも含めていま最も強いかもしれない。RBリンチの出場可否にかかわらず買い。

ヴァイキングスは勝利への執着心でパッカーズを上回ったが、微妙な判定にも助けられた。ピーターソンのランが止められた場合に、ブリッジウォーターでは局面を打開できそうもないのが厳しいところ。

今週はロジャースが本気
Oグリーンベイ・パッカーズ(ワイルドカード)
ワシントン・レッドスキンズ(東地区優勝)-1

終盤4連勝で、とうとう最低人気(シーズン前の地区優勝オッズは15倍!)から東地区を制覇したレッドスキンズ。その立役者はもちろん、4試合で12TD1INTと人が替わったかのように素晴らしいプレイを続けるカーク・カズンズである。もちろんその勢いはあなどれないが、さすがにロジャースと比べると技量も経験もちょっと足りないのでは。

アーロン・ロジャースの今シーズンは、レシーバー不足に悩まされた。ブレイディにもどう似た要素はあったが、パッカーズにはグロンコウスキーに当たる中心選手がいなかったのが大きかった。先週のゲームは無理して勝ちに行こうとしていなかったように思うので、今週は本気。

[Jan 8,2016]

DIVISIONAL PLAYOFF

Wildcard Weekendは、オッズからみて半ば予想されたこととはいえ、すべてのカードでアウェイのワイルドカードチームが勝ち上がった。ワイルドカードチームがすべて勝ち上がるのは初めてのことだそうだ。

とはいえ、スティーラーズはベンガルズが終了直前のファンブルと2度の15ヤード罰退でFGチャンスが生まれ、逆にシーホークスはヴァイキングスがまさかのFG失敗で、勝負は最後まで分からないとはいうものの、九分九厘負けていたところを勝ち上がっている。

一転して今週はすべてのゲームでホームチーム有利のオッズとなっている。オッズどおり順当な勝ち上がりとなるのかどうか、今週末も目が離せない。

NFC Saturday
グリーンベイ・パッカーズ(ワイルドカード)
Oアリゾナ・カーディナルス(西地区優勝) -7

わずか3週間前のWeek16で対戦し、アリゾナが38-8で楽勝している。その時点でのパッカーズは1st Round Byeのチャンスがあり、手を抜いたわけでもないのにあの結果だったとすると、そう簡単に状況は変わらないとみるのが妥当かもしれない。レッドスキンズ戦の後半はさすがロジャースというところをみせたが、第1Qでは全くオフェンスが進んでいなかった。

カーディナルスとしては、再びロジャースのパスを封じ込めたい。Week17ではちょっと不甲斐なかったが、1st Round Byeも決まってメンバーも落としていた。1週間調整して地元、ここはレギュラーシーズン同様に堅いディフェンスで圧倒したい。ただ、カーソン・パーマーにプレイオフ運があるかどうかはちょっと心配だ。

AFC Saturday
カンザスシティ・チーフス(ワイルドカード)
Oニューイングランド・ペイトリオッツ(東地区優勝) -5

レギュラーシーズンから11連勝中のチーフス。この勢いはとどまるところを知らないというところだが、テキサンズ戦では楽勝しすぎたのがかえって懸念材料で、プレイオフ独特の空気を味方につけることができるかどうか。ベリチックはプレイオフの戦い方を熟知しているし、ブレイディは3つも4つもインターセプトを献上してはくれない。

ペイトリオッツは終盤2連敗が気になるところだが、優勝が決まるとなぜか同地区対決に負けるのはいつものこと。プレイオフではきっちり仕上げてくるはずだ。注目したいのはディフェンスで、失点を20点前後にとどめることができれば、今後の戦いに目処が立ってくる。

AFC Sunday
ピッツバーグ・スティーラーズ(ワイルドカード)
Oデンバー・ブロンコス(西地区優勝) -7

ブロンコスとしては、いきなりKCと当たるのが一番いやだったのではないだろうか。同地区でマイルハイでも戦い慣れているし、何しろいま一番勢いに乗っている。このゲームからマニングが復帰するが、もともと寒いのは苦手なタイプ。ただプレイオフを戦い慣れているという点で、オスウィーラーとは比較にはならない。例によってディフェンス勝負。

スティーラーズはベンガルズがほとんど自滅の形で勝利が転がり込んだ。とはいえ、ロスリスバーガーはゲーム途中で負傷して最後のシリーズまでサイドラインだったし、アントニオ・ブラウンの負傷も気がかり。対マニングということでは2005年シーズン、ディヴィジョナルでの逃げ切り勝ちが印象に残るが、あの試合のように先制して差をつけるようでないと苦しいだろう。

NFC Sunday
シアトル・シーホークス(ワイルドカード)
Oキャロライナ・パンサーズ(南地区優勝) -2.5

15勝1敗と最高勝率を上げ、QBキャム・ニュートンをはじめ6人がオールプロという最強布陣であるにもかかわらず、今週のゲームでは最もオッズが接近しているパンサーズ。Week6にはアウェイでシーホークスに勝っているし、いつものゲームができれば辛くも逃げ切りそうなのだが、キャム・ニュートンの調子次第というところがある。

シーホークスは極寒零下20度とはいえ、ヴァイキングスがまさかのFG失敗で勝ち上がってきた。ラッセル・ウィルソン加入以来続いているプレイオフの強運が、まだ続いているようだ。とはいえ、ヴァイキングス相手に10点しか取れていないことも確か。今週は暖かいので先週のようなことはないとは思うが、リンチが戻ってもどうかというところ。

[Jan 15, 2016]

CONFERENCE CHAMPIONSHIP

ディヴィジョナル・プレイオフは熱戦が多かった。初日の2試合は点差の開かない緊迫した試合だったし、2日目は両試合とも最後にオンサイドキックという展開で、いずれもエキサイティングなゲームとなった。結果的には両カンファレンスともシード上位のチームが勝ち上がっている。

KC@NEはGAORAの実況で村田さん有馬さんも言っていたけれど、2ミニッツ前にKCがのんびり時間を使ってくれてペイトリオッツは助かった。アレックス・スミスは速攻ができるQBではないので結果的には同じだったかもしれないが、1分くらい余して最後の攻撃ということになれば、GBの例にみられるように何が起こったか分からない。

GB@ARZのゲームでは、終了直前にグリーンベイの4thダウン失敗でアリゾナが必勝態勢だったにもかかわらず、まさかのパスで時間を2分近く余してしまい、残り1分では無理だったかもしれなかったヘイルメリーパスを決められる。ところがオーバータイムでは、この試合初めてアリゾナらしいキレのある攻撃で、フィッツジェラルドがあっさりタッチダウンを奪って試合を決めてしまった。

SEA@CARは、最初のシリーズでファンブルしたボールがキャロライナに転がったラッキーバウンドが勝負を決めた。あれがなければ、前半の点差は2TDくらいだったはずだし、そうなると後半に同点か逆転というケースであった。もっとも、シアトルも前半1FG返せるチャンスを棒に振っているので、結果的にみるとこれも大きかった。

PIT@DENはスティーラーズの大健闘。オフェンスの中心選手を欠く中で、堅守デンバーをあれだけ苦しめたのはさすがマイク・トムリン。ディフェンスも気合が入っていて、久しぶりにジェイムス・ハリソンが活躍した。最後はファンブルから逆転ドライブを許してしまったが、スティーラーズばかり目立った試合だった。

さて、今年のNFLも残すのは3試合だけである。

AFC Championship
Oニューイングランド・ペイトリオッツ(東地区優勝)-3
デンバー・ブロンコス(西地区優勝)

再び、マニング対ブレイディのカンファレンス決勝。この二人の決勝は2003年シーズンの印象が強く、ペイトリオッツ優勢のような気がするのだけれど、2006年と2013年にはマニングが勝っている。マニングのデンバー移籍以降では、2013シーズンに@デンバーでブロンコスが26-16で勝っている。そうすると順番としてはブレイディか。それともマニング現役最後のスーパーボウルか。

Week13の@デンバーでは、対オスウィーラーにもかかわらずオーバータイムで敗れているペイトリオッツ。あのゲームではランが39ヤードしか進まず、ファーストダウンでも16対23とデンバーのディフェンスを破れなかった。KC戦ではクイックパスを多用したベリチック、何か策を考えているはずだ。

デンバーは勝っても負けてもマニング。先週のゲームではスティーラーズががんばったとはいえ、オフェンスが全く進まず、ロングパスは一本もなかった。点差を開かれてしまったら万事休す。もちろんディフェンスのがんばりが必須だが、ロスリスバーガーにパスを楽に通されていたのはかなり気がかりである。

NFC Championship
アリゾナ・カーディナルス(西地区優勝)
Oキャロライナ・パンサーズ(南地区優勝)-3

この両チームのプレイオフには因縁がある。キャム・ニュートンがドラフト全体1位で指名されたのはパンサーズが2010年シーズンに全体最下位になったからだが、この低迷は、わずか2年前のプレイオフで、第1シードで登場したにもかかわらず当時の主戦QBデロームが4INTを献上して、アリゾナに完敗したことに端を発している。その年アリゾナはスーパーボウルに進出した。

ディヴィジョナルのパンサーズ、大量31点リードで守りに入ってしまったのは、サドンデスのプレイオフだからやむを得ない。最後に点差を詰められてオンサイドキックまで行ったのは、緊張感を保つ上でむしろよかったように思う。前回の対戦同様に勝負を決めるのはどちらかのミスのような気がするが、パーマーよりニュートンの方がミスが少ないように思う。

カーディナルスはロジャースに今季2度目となるヘイルメリーを決めるなど隙だらけだったが、オーバータイム最初のプレイで2008年の生き残りフィッツジェラルドのビッグプレイが出た。ベンガルズよりも早くプレイオフ勝利をあげたパーマーだが、カート・ワーナーと違うのはレギュラーシーズンの方がよかったように思えるところ。ディフェンスが相手のミスを誘う展開にならないとちょっと苦しいのでは。

[Jan 22, 2016]

カテゴリーNFL